和歌山県北部の和歌山駅~貴志駅間を結んでいた南海電気鉄道貴志川線を2006年4月1日に継承した鉄道会社。
岡山県の両備グループ岡山電気軌道の100%出資による子会社である。社長も同社社長(のちに会長)小嶋光信が兼務。
車両は旧南海貴志川線を走行していた2270系電車(2両編成6本)を塗装も含めほぼそのまま継承しているが、JR九州の車両デザインで知られる水戸岡鋭治氏のデザインにより一部編成において内外装のリニューアルが行われた。
それ以外の編成でも座席の布地が変更されるなどされている。
- 「いちご電車」:2271編成。2006年改造
- 「おもちゃ電車」:2276編成。2007年改造 2021年引退
- 「たま電車」:2275編成。2009年改造
- 「うめ星電車」:2273編成。2016年改造
- 「たまミュージアム電車」:2276編成再改造
和歌山電鐵に移管後、終着駅の貴志駅ではネコの「たま」が駅長を嘱託、さらに同社の社長代理・執行役員にも任命され、和歌山県観光招き大明神にも就任していた。
2015年にたま駅長が他界したため、現在では伊太祈曽駅長だったネコ「ニタマ」が後任の貴志駅長となっている。