スーペリア・スパイダーマン
すーぺりあすぱいだーまん
概要
元々はより若い肉体に精神を移し替えることで生き長らえようとしていたが、肉体を乗っ取った事でピーターの過酷な境遇と「大いなる責任」を知った彼は、何とヒーローとしてピーターの意思を継ぐ事を決意。
『より優れた(superior)スパイダーマン』として活動を開始した。
スパイダーマンの能力はそのままに、自身の技術力を活かして
開発した新たなコスチュームや装備を駆使して戦う。
普段はピーター・パーカーを名乗っているが性格はオクトパスのままであり、
本物に比べ尊大で自画自賛的な言動が目立つ上、
元がヴィラン故かヒーローとしては問題のある行動をする事もあった。
本来のピーター・パーカーは年老いたオクトパスの肉体から
何とか元の肉体に精神を移す事はできたものの幽霊の様な形で
肉体の主導権をオクトパスに取られてしまったまま。ついには精神の奥底で黙って
彼の行動を観るしかなかった。(マインド・トラブル参照)
オクトパスなりにヒーロー活動に邁進してはいたが、最終的には自分がヒーローたり得る器ではない事を自覚。ピーターに肉体を返却し、オクトパスの精神は消滅した。(「Goblin Nation 」参照)
ちなみに、かの東映版スパイダーマンが参戦した事で有名なイベント『スパイダーバース』にも肉体を返却する前の時間軸という設定で参戦し、物語の中核を担うスパイダーメンの一人として活躍した。
作品解説
タイトル改題
上述した通りであるが
本作の前日譚となる『アメイジングスパイダーマン:ダイニング・ウィッシュ』事件に
よって肉体を病に犯されたドクター・オクトパスが長い時間をかけて
練った計画を実行!ピーター・パーカーと自分の肉体と精神の取り替えに成功!
しかしながらもピーターは自らの肉体を取り戻すべく猛攻するものの
肝心のトコロで失敗して死滅する?その一方ではオクトパスは
ピーターに代わってヒーローとして活躍する事を決意する?
総数700話となる「アメイジング〜」タイトルは変更!
『スーペリア・スパイダーマン』と一時改題!(全31話をもって終了)
ピーターになり変わったオクトパスは彼が博士号所得のため復学への学業を継続。
驚きの数々、オクトパスのかつての友人である教授との再会。
アナ・マリアとの恋人関係となり卒業後にパーカー・インダストリーズを設立
『スーペリア・スパイダーマン』終了後にはタイトルも元に戻り
パーカー・インダストリーズは元に戻ったピーターによって運営継続されている
登場人物
ピーター・パーカーの肉体と入れ替わったものの彼の反撃により、
肉体を共有することとなる。結果として乗っ取る事には成功し、スパイダーマンとして
ヒーロー活動するものの、ノーマン・オズボーンとの決闘の最中において自ら肉体を
パーカーに返却する。
肉体を取り戻すため猛攻したものの体を共有となり
先ほど述べたようにオットー・オクタビアスによって深層意識に封印されてしまう。
そのかわりオットーが実の父親による暴力や自分と同じような科学オタク少年だった事に
よるイジメ等不遇な人生を知る事となる・・・
自分がヒーローたり得る器ではない事を自覚したオットーに肉体を返却され、
コスチュームを元に戻してスパイダーマンに復帰し、パーカー・インダストリーも引き継いだ。
アナ・マリア・マルコーニ
ピーター(オクトパス)が付き合っていた恋人女性
遺伝子工学に精通した天才科学者、小柄で幼く見える容姿は小人症によるものである。
ピーター(オクトパス)が彼女の小柄な容姿に同情するうちに交際を重ね恋人関係となる。
シリーズ最終回ではスーペリア・スパイダーマンの正体が、自分の恋人だったピーターと入れ替ったオットーであったことを知っていた。
ピーターが元に戻った後もインダストリーズの科学者として彼と暮らしている。
ピーターの伯母。通称“メイ伯母さん”。ドクター・オクトパスとは一時恋仲もあった。
スーペリア・スパイダーマン時期、オクトパスは昔の事はさらりと忘れて
堂々とピーターになり代わって接していた。
新しい恋人との交際を経て結婚したが・・・ジョイムソンの父親ジェイであった!
知っての通りピーターの元恋人!歴史改変後は友人として接していたが
ピーターの変貌ぶりに気がついていた人物の一人。
デイリー・ビューグル新聞社主および編集長。 ご存じスパイダーマン批判主義者。
市長選挙に出馬し彼に同意する者たちからの票を得てみごとに当選を果たした。
ピーターの頃とは違ってスパイダーマンに好意的で色々と協力したり、依頼することもあったが・・・
たださきほど述べたようにメイ・パーカーが実父との結婚により
パーカー家とは家族の関係となってしまった。
初代グリーンゴブリンその人。シージ事件によって悪事が暴露されてしまった現在、オズコープ社は息子のハリー・オズボーンが治める。
その後は裏社会に潜み、ゴブリンキングと名乗って犯罪王キングピンと対立するギャングと化している。
スパイダーマンの古参ヴィランの一人、家出少年らを洗脳し手駒として
スパイダーマン(オクトパス)にけしかけるが・・・
オクトパスがかって結成したヴィラン六人組のチーム名。
オクトパスの死を切っ掛けに悪漢ブーメランによって再結成されたものの
スパイダーマン(オクトパス)によって叩きのめされる。
マサカー
過去に爆発事故で愛妻を失い自らも頭部を負傷して以来精神異常を起こしたサイコパス
スパイダーマン(ピーター・パーカー)によって逮捕され精神病院に投獄されたが
オクトパスの入れ替わり事件後に脱走、スパイダーマン(オクトパス)との闘いで
殺害された。この時の世間は、スパイダーマン(オクトパス)に対して批判はなかった。
ジェスター&ローラーブレード
新人ヴィランコンビ、ピエロの姿をしたジェスターとローラースケートを装備した女性のコンビ。
しかし、運悪くスパイダーマン(オクトパス)によって叩きのめされジェスターは再起不能になったと言っても過言でない。ココで世間の一部がスパイダーマン(オクトパス)を批判する様になる
キングピンの配下となった後に逮捕されたが、グリーンゴブリンに復帰したノーマン・オズボーンに救出された後、新しいコスチュームを身に纏い、ゴブリンナイトと名乗って彼の部下になる。
先ほど述べたようにスパイダーマン(オクトパス)の過激な行動から彼の異変に気がつくが・・・
実際正史世界が、2000年代に入ってきたことにより自分の住む未来世界に
大きな影響があってスパイダーマンの前に現れた。
ロボット
新シニスターシックスたちが六人目のメンバーとして所有していたロボット。
古めかしいスタイルであるがかなりの高性能を発揮する。
実は過去にスパイダーマン作中で登場した古参のキャラクター。
正式名称「リフレイン・ブレイン」
余談
- 「スーペリア・スパイダーマン」であるが2016年に日本語出版されている。
タイトル名『~ワースト・エネミー』&前日譚となる『ダイニング・ウィッシュ』も収録された第一巻と第二巻『~トラブル・マインド』、第三巻『~ノー・エスケープ』出版元:ヴィレッジブックス
- 2017年の大長編、スパイダーマンイベントの一環よりオクトパスが復活する事となる?
さらなる進化を遂げるその名も『スーペリア・オクトパス』?!
- 2018年の大長編、『スパイダー・ギデオン』イベントより、オクトパスとも正史のピーターとは全く違うスーペリア・スパイダーマンが登場する事となる?