「やったか!?」は「生存フラグ」の一種。
「やったか!?」と言われた対象はだいたい生きてる。
そして、同時に言った側にとっては「死亡フラグ」、少なくとも「負けフラグ」。
相手が倒れたと思って油断した事で大きな隙ができるため、大抵は「やったか!?」と言った次のシーン辺りで、強烈な反撃を受けることになるのである。
大抵は強力な敵に苦戦しながらも(その時点で主人公側が出せる最強の)必殺技を決めたにもかかわらず倒す事が出来ない、という絶望的な状況と敵の強さを印象付ける非常にインパクトのある展開が繰り広げられる。
…が、あまりにも同種の展開が用いられる作品が多く製作されたため、一種のテンプレとしてネタ扱いされ、その象徴として扱われるようになったのがこの台詞(或いは語句)である。
そのため、近年の作品において「やったか!?」という台詞(語句)はある種のジンクスのような扱いをされており、言った直後にそばにいる仲間から「その台詞はやめろ!」と釘を刺されたり、思わず言いかけて慌てて口をつぐむ(あるいは仲間に塞がれる)展開も増えている。よりシリアスな演出の場合も、「やった」かどうか判明する前から仲間に「いや…まだだ!」等と警戒を促されたりといったパターンも見られるようになってきた。
また、言わなければ普通に倒れていたかもしれない、言った事で生きている事が確定したようにも見える事から、最早生存フラグを超えて蘇生呪文のように扱われたりもする。
もっともテンプレ化している事を逆手に取って、「やったか!?」を言いながら倒れなかった敵に、さらなる攻撃を加えて今度はしっかり止めを刺すといった形で受け手側の意表を突く演出が為されるケース、あるいは「やったか!?」と言いながら目的(敵の撃破、悪の組織による災害阻止、操られた味方の洗脳解除)は成功しているという戦隊作品もあったりするケースも出てきており、必ずしも戦局確定とは言えなくなっている。
また、似たようなセリフで「やったのか……!?」だと「やったか!?」よりはやれてることがあったりする。
本人ではなく仲間が言っていればその確率も上がる。
関連項目
イデオン:「やったか!?」で明らかにやりすぎなことになってる希少な例。