機体概要
RX-78の7号機。セカンドロットシリーズの中で最後に開発された機体であり、RX-78の1号機から6号機までの運用結果をもとに、U.C.0079年段階ですでに開発が行われていたとされる。
ランドセルにバーニアを2列3基ずつ合計6基装備しているのが特徴で、これを個別にコントロールすることによって高い機動性を獲得している。また、G-3ガンダムで得られたマグネットコーティング技術を標準装備しており、FSWS計画による増加ウェポンシステムを採用することで、汎用性を維持しつつ、装備の換装によって、さらなる火力の強化を図れる機体として開発が進められていた。
しかし、設計段階で一年戦争が終結してしまい、完成した本機は実戦投入されることなく解体されるかに思われたが、U.C.0080年後半になり、終戦協定を認めないジオン公国軍残党のゲリラ活動が各地で頻発するようになり、連邦軍はゲリラ掃討における切り札として本機の存在を再び見直すことになった。U.C.0081年、オーガスタ基地で度重なるテストを経た本機は、ペガサス級強襲揚陸艦『サラブレッド』に配備され、『ファントムスイープ隊』の隊長「ユーグ・クーロ」中尉の操縦によって実戦投入された。
元々は、M-MSVでデザインされた機体で、4・5号機が外伝「宇宙、閃光の果てに…」に、6号機が外伝「ジオニックフロント」にリファインされて登場する中、本機だけが「設定のみ」の状態で取り残されていたが、ついにPS3版のガンダム戦記にてカトキハジメのリファインによって日の目を見ることとなった。
武装
ビームサーベル×2
標準的なビームサーベル。
ビームライフル
こちらも他のRX-78シリーズと遜色ない標準的な装備。ただし、ガンダム7号機のものにおいては、トリガーを引き絞ることでビームを収束し、連射性能を落とす代わりに威力を高めて撃つことができる機能がある。
60mmバルカン砲×2
連邦軍のモビルスーツに標準搭載されているバルカン。
シールド
他のガンダムとは異なり、打突用に先端が鋭利になっている。
バリエーション
フルアーマーガンダム7号機(FA-78-3)
当時連邦軍が計画していたRX-78の火力増強策の一つであるフルアーマー装備を施したタイプ。
(→フルアーマーガンダム7号機を参照)
重装フルアーマーガンダム7号機(HFA-78-3)
FA計画における一種の完成形として、火力・制圧力を極限まで高めた形態。
(→重装フルアーマーガンダム7号機を参照)