ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

おりく(必殺仕事人)の編集履歴

2022-01-30 10:05:03 バージョン

おりく(必殺仕事人)

おりく

時代劇「必殺シリーズ」の登場人物。

演:山田五十鈴


概要

新必殺仕事人』にて初登場。三味線屋の勇次を息子に持ち、主水と出会う前から勇次とともに裏稼業を行っていた凄腕の仕事人である。

勇次からは「おっかさん」と呼ばれる他、表稼業では勇次ともども三味線屋の仕事をしているため、世間では「三味線屋のおりく」と呼ばれることも。


仕事人としてはベテランの域に達しており、長きにわたる裏稼業の中で様々な標的を仕留めてきた模様。同じく裏稼業に身を置いていた勇次の実の父親もその一人で、彼を処断したのちに親を亡くした勇次を自ら引き取り育てている(つまり勇次は彼女の義理の息子ということになる)。

このことは自身でも勇次からどう思われるか気にしていたようだが、勇次が真相を知った後も幸いにして親子関係が揺らぐことはなかった。


どこかに旅に出ていたり、江戸にいても病で寝込んでいたりすることがあるため、主水や、息子の勇次などと比べ自ら裏稼業に出る機会はあまり多くなく、姿を見せない回も珍しくない。これについては演者のスケジュールの都合もあったとのこと。

とはいえそのぶん登場した際にはなかなかの存在感を放っており、また登場しなくとも旅先からの彼女の手紙などが事件にかかわってくることもしばしばあった。

主水たちの知恵袋・ご意見番としての言動もあるだけに『必殺仕置人』等の頃の主水に近い立ち位置と言える。


殺し技

三味線の糸によるトリッキーな方法で姿を悟られずに標的を仕留める勇次とは対照的に、基本的に三味線の撥を用いて標的の首筋を正面から切り裂く手法をとる。

直前まで三味線を弾くなどしつつ殺気を一切見せず相手に接近し、油断したところを三味線の糸巻部分などで拘束、そのままほとんどその場から動かずして左右に斬りつける、というパターンが多い。

場合によっては三味線を盾代わりにして相手の反撃をいなしたり、逆に距離を取ろうとする相手を一瞬で抑え込んだりしてからとどめを刺すこともあった。

すれ違いざまに一閃し仕留める変則技も見られ、こちらはあまりの手際の良さゆえに「かまいたちの仕業」と噂されることすらある。


他の武器を用いることもそれなりにあり、指貫のようなものを使用したり、三味線を持ち込めない牢で代わりに順之助が用意した太い針を用いたりといった特殊な方法も披露している。


余談

演者の山田五十鈴は、のちに女優として初の文化勲章を受賞した演劇界の大御所。

過去作にも度々レギュラー出演しており、『必殺からくり人』シリーズで元締・花乃屋仇吉や主人公の旅芸人・お艶を演じたほか、『必殺仕事人(無印)』の序盤でも主水たちの元締・おとわを演じていた。

いずれも殺し技などがおりくと共通しており、原型になったキャラクターとも言われている。

ちなみに、この山田とシリーズとの長きにわたる縁は、『必殺必中仕事屋稼業』に娘の嵯峨三智子がゲスト出演した回を見てシリーズの映像美に感銘を受けたことがきっかけであるとのこと。

蛇足ながら、シリーズで悪人を仕留めた描写の回数はスペシャル版や映画も含めると108で、何の因果か、仏教における人間の煩悩の数とぴったり一致する。


劇中で三味線を弾く場面が多くあるが、いずれも代役などを用いず演者自身が演奏している。


登場する回のエンドクレジットでは最後尾で登場しており、彼女にのみ特殊な演出が仕込まれている。ちなみに主水役の藤田まことでもシリーズ初期において似た演出が取られていた。


関連タグ

必殺仕事人 必殺シリーズ

三味線屋の勇次

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました