CV:中國卓郎
概要
貴族派閥の下級貴族。大虐殺の際には、バルブロの副官として同行した。
人物像
アインズと同盟を結んだ帝国との戦争に関する対策会議で発した意見に関して、そこそこ機転の利く者らが苦い顔をしている事に気付かなかったり、王命が下ったとはいえ、事態が急変した時はチエネイコ自身の責任として切り捨てられるという事に気付けない、フィリップにも匹敵する愚者。
こうした無能ぶりと下衆な人格のせいで、同じ貴族派閥の貴族達からも軽蔑されきっているが、本人はそれに全く気付いていない。
それどころか慈悲深いランポッサⅢ世にさえ、「何かあったら切り捨てる用の捨て駒」として見做されていた。
作中の動向
大虐殺前の戦略会議において、唯一アインズに対抗出来る可能性のある戦力として、アダマンタイト級冒険者であるモモンの助力を得るべきと国王らに進言。
モモンの拠点である黄金の輝き邸を訪れた際、留守にしていた彼の代わりに応対したナーベに見惚れ、彼女を手篭めにしようとするも、逆に自分の腕に大きな青痣を付けられ追い払われた。
この一件を逆恨みして、バルブロに腰巾着として取り入ってナーベへの報復を考え、バルブロに前述の出来事を訴えるがその際の不自然な言い方が原因で、当の本人からはチエネイコの方からナーベに無礼を働いた結果である事を容易く見抜かれ閉口された挙げ句、「馬鹿」「国王になったら真っ先に切り捨てる」と判断され疎まれていた(そして当人は、やはりそれに気付けずにいた)。
バルブロと共にカルネ村を襲撃するも、エンリが召喚した5000を超えるゴブリンの兵団により逆転され、敗走。
ちなみに、ゴブリンの軍勢が出現して王国軍が劣勢になった際、先に逃げたという悪評を受けたくないバルブロが、汚名を着せるために男爵を先に逃がす命令を部下にしている。
原作では部下に物見櫓に火矢を打たせた後は出番は無かったが、アニメではアインズの命令により皆殺しに現れた、ルプスレギナとアインズの召喚したレッドキャップスのゴブリンの軍勢に恐怖する姿が見られ、他の兵士共々皆殺しにされた模様。