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「その巨人は いついかなる時代においても 自由を求めて進み続けた 自由のために戦った」

「名は ―――進撃の巨人

概要

エレン・イェーガーがその身に宿している「九つの巨人」の一つ。

グリシャ・イェーガー壁内に来るまでマーレの元にあったが超大型巨人などとは違い、マーレの手中にはなかった。

エルディア崩壊後、大陸に残ったレジスタンスの間で密かに継承されてきたがグリシャがエレン・クルーガーにこの力を託され壁内に来た。

グリシャはクルーガーに始祖の巨人奪還という使命を課せられ、845年のウォール・マリア陥落後に礼拝堂に集まっていたレイス家一家を襲いフリーダ・レイスを食らったことで始祖の巨人を奪還しロッド・レイス以外のレイス家一家を皆殺しにした。

後に、進撃の巨人と始祖の巨人は彼の息子であるエレン・イェーガーに託された。

他の巨人と違い目立った能力は無いがエレンがロッドに攫われ襲われた際に彼の鞄の中にあった「ヨロイブラウン」と書かれていた瓶の中の液体を飲んだことで硬質化能力を手に入れた。

クルーガー曰く「いつの時代も自由を求めて戦った巨人」であり、継承者はエレンの様に「次代に自由を求める気質が強い者」を選ぶ傾向がある。

アニメ第一期最終回では体が1部発火し筋繊維が所々赤く発光、これまで緑色だった眼が青く輝くなど謎の変化を遂げた。原作には未登場。後述する進撃の巨人固有の「特性」の内容とは関連性は低く、本体のエレンの巨人への殺意が高ぶった結果としてのアニメ版オリジナルの火事場の馬鹿力に近い覚醒の演出だと考えられる。

歴代継承者

819年〜832年エレン・クルーガー
832年〜845年グリシャ・イェーガー
845年〜エレン・イェーガー

  予てより「進撃の巨人」の継承者は何者にも従うことが無かった、私にはその理由がわかる

                          

               すべては王の独善に抗うため…

               

           そう...この時のために、皆がこの記憶に導かれた...

        「進撃の巨人」は未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる

            

          

              つまり未来を知ることが可能なのだ

特性

  • 固有能力「記憶共有」

全ての時代の進撃の巨人の継承者は未来の継承者のものであっても『道』を通じてその記憶を共有し見ることが出来るという能力。

他の巨人化能力者たちは捕食した巨人能力者の記憶を取り込むが未来の記憶すら取り込むことが可能な進撃の巨人はこれらとは一線を画する能力と言えフリッツ王家ですらも今までその能力について把握しておらず代々秘密裏に受け継がれてきた能力であると察せられる。

直接的な戦闘力には繋がらないが、その特性から無限の可能性を内包した能力であるといえる。

エレンがその能力を認識したのは5年前の勲章授与式でヒストリアの手にふれた時であり、エレンは「グリシャが覗き見た【未来のエレンの記憶】を覗いた記憶」を共有し後の凶行に及んだ。未来に存在する継承者の記憶が過去の継承者に共有されることからこれをグリシャは劇中で単純に「未来を知る能力」と表現している。

しかし継承者によって共有される記憶には個人差があり、どこまで記憶を見せるかは未来の継承者に委ねられ、実際に当代継承者が覗き見ることが出来る記憶は非常に限定的、かつ偏向的である。また未来の自分から過去の自分へ記憶を一方的に送信され、ある種行動を縛られる。あくまで進撃の巨人の継承者が見聞きした記憶を共有しているため全ての記憶を共有させたとしても正確かつ俯瞰的な未来予知というわけではない。

結果論でいえば未来の継承者が過去に意図的な干渉を行うことによる限定的な過去改変が可能な能力とも言える。

ただし過去に記憶共有が複雑に行われた上での現在でありタイムリープ能力のような未来が書き換わる描写は現状存在せず、ただ結果である現実時間が存在するのみとなっている。

10年前グリシャがレイス家を根絶やしにする時、実は命を救う医者、そして人の親として王家の抹殺を躊躇っており、未来のエレンが「これは 父さんが始めた物語だろ」と呟き強要していた事が判明した。

王家の巨人は初代レイス王の思想に囚われるが進撃の巨人は最終継承者の思想に囚われ一方的に未来を見せられその通りの行動をする自由を求める最も不自由な巨人といえよう。

エレンは自身が最後の進撃の巨人の継承者なので未来の継承者の記憶を覗き見るという行為はしていない。だが未来の自分から一方的に記憶を見せられている。

そして自身の死後や巨人の力が消滅した先の未来は分からない。

そもそも進撃の巨人も始祖ユミルが生み出した存在である為、生前そして死後においても王家の命令を聞き続ける始祖ユミルの最後の自由への渇望そのものだった可能性がある。

そしてその願いは二千年後の君へ…