概要
スノーボードとは、一枚の板上に、両足を斜めまたは横向きに置き、雪のついた斜面を滑るスポーツ。またその板のことを言う。
略してスノボともいう。
サーフィンが起源とも言われる。その後スキーやスケートボードなどの要素を取り入れつつ発展してきた。そのため、ただ滑るよりも、ターンやジャンプ、グラブといったアクロバティックな滑り方を楽しむことが多い。
足を完全に固定しているためバランスがとりづらい事からスキーに比べて怪我のリスクが高く、ウインタースポーツの初心者は熟練者の指導や安全に十分な配慮をされた環境で行うことが推奨される。
オリンピックでは1998年の長野五輪から正式種目として採用された。現在のところ、ハーフパイプ、パラレル回転(ソチ五輪から)、パラレル大回転、スノーボードクロス(トリノ五輪から)、スロープスタイル(ソチ五輪から)の5つの種目が存在する。
日本は2014年のソチ五輪にて、平野歩夢・平岡卓の両選手が男子ハーフパイプにて日本選手として初めてメダルを獲得(平野が銀、平岡が銅)し、その後竹内智香選手がパラレル大回転にて日本人女子選手初のメダル(銀メダル)を獲得するなど躍進した。
2022年の北京五輪では平野歩夢がハーフパイプで金メダルを獲得した。
日本ではあまり注目されていないが、スケートボードと共に様々な高難易度スポーツの祭典である「X Game」の花形種目の一つであり、オリンピックよりも重点を置いている選手もいる(世界的な注目度で言えばサッカーにおけるFIFAワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグ相当する大会と言える)。