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リア王の編集履歴

2022-03-10 15:00:05 バージョン

リア王

りあおう

英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の悲劇。四大悲劇の1つ。

概要

ブリテン王・リアが長女と次女の甘言に乗せられ、2人を国の後継者と定めるが裏切られて国を追われ、末娘と共に国を取り戻す為戦ったが敗れ末娘共々非業の死を遂げる。

リアに従う道化の辛辣な物言いがリアの陥った境遇の本質を鋭く抉り出しているのが印象的。


あまりにも救いのない結末が大多数の観衆に受けいれられなかったのか、シェイクスピアの死後ネイハム・テイトによって話の筋を大幅に改変されたものが19世紀前半まで上映された。

こちらはリア王とコーデリアが戦いに勝ち、コーデリアと恋人エドガーが結ばれるハッピーエンドとなっている。オリジナル版で重要な役割を担った道化も登場しない。


ちなみにシェイクスピアの完全な創作ではなく、リア(レイア)という王の伝承が現実に残されている。さらにはこのリア(レイア)の伝承を基にした「リア王年代記」という歴史劇が存在し、シェイクスピアはこの歴史劇に着想を得て「リア王」を創作している。

「リア王年代記」もまたリア王とコーデリアが戦いに勝つハッピーエンドであり、上述のテイト版はある意味先祖返りを起こしていたことになる。



登場人物

リア王

タイトルにもなっているブリテンの王様。

娘たちに権力や財産を譲り自分は隠居生活を送ろうと計画するが、長女と次女に裏切られ流浪の身に。


ゴネリル

リア王の長女。リーガンと結託してリア王を裏切った。


リーガン

リア王の次女。リア王を裏切った。


コーデリア

リア王の三女。父親想い。



ケント伯

リアの忠臣。


オールバニ公、コーンウォール公

それぞれゴネリル、リーガンの夫。仲が悪い。


フランス

勘当されたコーデリアを妻に迎える。


道化

リアに仕える道化師。皮肉屋。



関連作品

ハムレット オセロー マクベス:四大悲劇

関連イラスト

コーディーリア


関連タグ

シェイクスピア 悲劇 バッドエンド イギリス

アーマード・コアV:一部登場人物の名前の由来。ただし立ち位置などは異なる。

乙事主:あるシーンで監督の宮崎駿が、声優を務めた森繁久彌に対し「全体的に『リア王』のアレでやってください」とリクエストしている。


外部リンク

「リア王」の謎その1、ラストの台詞はアルバニーか、エドガーか?

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