CV:穴井勇輝
データ
得意能力:四角い擬態、頑固な甲羅、攻撃のひと睨み
ニックネーム:決して開けてはいけない禁断の箱のミミック
概要
地底冥府インフェルシアの冥獣。頭部と両腕は棘だらけだが、同時にタクシーのボンネットとバンパーを思わせるパーツがそれぞれ付いており、更に背中にもペーパークラフトのタクシーの左右側面を思わせる甲羅が付いている。また、正面から見た本体は昆虫的な外見だが、腹部を良く見るとハンドルを握った骸骨の運転手の意匠も見受けられる。
その能力は原典のミミックの名の通りの擬態能力で、四角い物に擬態する事が出来る。上記の甲羅はその為の物で任意の物質に変化させられ、人間が興味を持って近寄る四角い物体に擬態する事で待ち構える。
かつては原典通り宝箱に擬態し、不用意に近付いた旅人を襲って捕食していたが、現代はタクシーの姿を選んだ模様。更に擬態するだけが能では無く、両目で睨んだだけで相手に痛みを与えると言う邪眼まで持っている。
妖幻密使バンキュリアにはまるでペットの様に懐いており、彼女の指笛に忠実に従う。
劇中での活躍
登場回のStage5にて、タクシーに擬態して人々に襲い掛かると言う暴行を人間界で働いており、世間的にも連続行方不明事件として取り上げられていた。小津家にも多くの魔法110番が殺到する程だった所から、相当数の人間がミミックに捕食されたと思われる。
そして次のターゲットとしてマジレッドこと魁が所属する高校のサッカー部のマネージャーである山崎由佳を選定。例によってタクシーの姿で彼女の前に登場すると、そのまま正体を現して襲い掛かろうとする。だが其処へレッドとピンクに阻止され、そのまま圧倒されるが駆け付けたバンキュリアに助けられる。そうして他の3人が駆け付けるやタクシーに擬態、そのまま逃走して街中に身を隠す。ミミックの化けたタクシーを探す小津家の5兄弟だったが、車の数が多くて中々見つけられずにいた。
然し、バンキュリアに懐く習性を逆手に取られ、芳香が化けたバンキュリアによってまんまと誘き出されてしまう。
芳香「目には目を。擬態には擬態を、ってね♪」
そのまま待ち構えていたマジレンジャーとの交戦になり、両目の発光と同時に発生する爆発で5人を攻撃し、単独で挑むレッドを圧倒するが、ピンクのピンクストームキックに怯んだ所へ、同時に彼女が変身した大砲から発射されたレッドのレッドファイヤースラッシュを受け倒される。
その直後、ウルザードの魔導陣によって巨大化。
マジフェニックス相手にタクシーの姿で突撃するも、マジンシュートによって擬態を解除されてしまう。負けじと5体が合体したマジキング相手にを攻撃するも通用せず、最期はキングカリバー魔法斬りを受け爆散した。
余談
モチーフはそのままタクシーだが、巨大戦のモチーフに本物の自動車を持ち込んでのカーチェイスは特撮でも珍しい物となった。
本編に登場した冥獣の声優は基本的に塩野勝美氏が担当しているが、彼だけは唯一の例外。
関連タグ
魔法戦隊マジレンジャー 地底冥府インフェルシア 冥獣 ミミック
オボログルマ(カクレンジャー):同じくモチーフがタクシーの先輩。