曖昧回避
- 「妖怪ハンター」に登場する→ヒルコ(妖怪ハンター)
- 「永い後日談のネクロニカ」に登場する敵→ヒルコ(ネクロニカ)
- 「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」に登場する悪魔→禍津属ヒルコ/蛹体ヒルコ
- 「NARUTO」に登場する→ヒルコ(NARUTO)
- 「一血卍傑」に登場する→ヒルコ(一血卍傑)
- 「神代夢華譚」に登場する→水蛭子(神代夢華譚)
- 「シャングリ・ラ」に登場するキャラクター。
概要
伊耶那岐神と伊耶那美神から最初に生まれた子だが、まず男神から声をかけなければいけなかったが、それを知らず女神から声をかけてしまったため不完全な体で生まれた。
3歳になっても足が立たなかったので、天磐櫲樟船(あめのいわくすふね/クスノキでできた丈夫な船)に乗せて流したと言われている。
記紀神話では、葦舟に乗せて海に流されたと伝えられる。
その正体は謎に包まれており、出自に関しても文献によって食い違う記述があまりに多いため、今なお多くの研究家を悩ませている。
史実を元にした寓話的な側面の強い日本神話においておそらく最も異質な存在であり、なぜ不具の子として記されたのか、なぜ歴史の表舞台から消されざるを得なかったのかなど、難解な部分が多いだけに、スサノオやアマテラスに劣らず不思議な魅力を放つ神様である。
昨今のメディアでは神話の記述を額面通りに写し取ったような醜い姿で描かれたりもするが、学術的な側面では、四霊一魂説や五行、「日・月・星・辰」の四象との関連性を見出だし、元は三貴神と合わせた四貴神の一員で、北極星の神であったとする説や、名前の由来を「ヒルコ=日の子(太陽の男子)」と解釈し、アマテラスの別名「オオヒルメ(大いなる日の女子)」と対比させ、アマテラスと何かしら関係があったとする説も浮上している。
今後の研究結果次第で、これまでのヒルコ像が一変する可能性は充分に存在するのである。
関連項目
蛭子:表記ゆれ。恵比寿信仰の由来に何かしら関わりがあるとされる。
恵比寿様:七福神の一員。名の由来ともされているが、実際のところは不明な点が多い。