概要
冥界(ヘルヘイム)の王として君臨し、最強の魔物テュポーンですら彼の前では喉を鳴らすと恐れられている。
三弟・ポセイドンと同じく、末弟のゼウスとは対照的な若々しい姿の美丈夫で、顔の左半面と左腕に月桂樹らしき刺青を入れている。また、初登場時は右目の部分をベネチアンマスクに似た仮面で隠していた。
戦闘スタイルはポセイドンと同じく槍術で、神話上の妻に因んだ技を繰り出す。武器はバイデントだが、使うのは久しいらしい。
活躍
ラグナロク第6回戦の最中、ポセイドンの死の報せを聞いて久々に天界へと赴き、ゼウス、ヘルメス、アレスの前に現れた。
その第6回戦で神側の闘士・零福が突如変貌した姿を、かつて自身が着任する前の冥界を半壊させた魔物・波旬であることや、それを裏で手引きした者を見抜いていた。
第6回戦終了後はポセイドンの仇討ちのため、人類側に寝返った釈迦に代わって急遽第7回戦の闘士として出場を表明、始皇帝と激突することになる。
その際、ポセイドンの従者プロテウスより亡き弟の形見である三叉槍(トライデント)の穂先を託され、自らのバイデントと融合させている。
人間関係
- ポセイドン
神に仲間など不要と考えていたポセイドンからどう思われていたかは不明だが、ハデス自身は弟の孤高な生き様を同じ「王」として一目置いていた。故に彼の仇討ちとして出場を決意し、プロテウスの意思も汲んでいる。
- ゼウス
第6回戦までの3勝3敗という結果に、次は是が非でも勝たねばならないと考えていたが、流石にハデスの参戦は予想外だった模様。
しかし彼のことは「あやつほど頼りになる神をわしは知らん」と、高い信頼を寄せていることが伺える。