薬舗「不卜盧」の薬採り兼弟子、紙のように白い顔色で不死身。口数が少なく、あまり表情がない。
キョンシーの娘に見えるが、方士のぼくにはわかる…彼女は普通じゃない。うん…名前も宝誥にないし、一体どういうことだ…
~七七について…重雲
概要
オープンワールドゲーム『原神』の登場キャラクター。
人物
璃月港にある薬局「不卜廬」の薬採り兼弟子のキョンシー。普通のキョンシーとは異なり自らに勅令を下すことで主がいなくても行動することができる。
また詳しくは説明されてないが月光や日光の影響を受けていない様子で日中でも行動している。
しかしながら、天気がいい日(天気がいい場所に移動した際)は「今日は出かけるべきじゃない」とつぶやいているので 単に嫌いなだけか もしかしたら、何か身体に影響があるのかもしれない。
その代わり、普通のキョンシーとは異なり柔軟に体を動かすことができる、キョンシー映画などにみられるいわゆる「キョンシーステップ」も行っていない。
ただしトレーニングを怠ると動かせなくなるため、毎晩欠かさず柔軟体操をしているらしい。
実際、アプデで追加された待機モーションでは柔軟体操を行うのだが、その際に微かにだが人の身体からしてはいけないヤバい音が聞こえる。
一応はゾンビに類する種族ゆえか記憶力が悪く3日も持たないこともしばしばで、表情が乏しくコミュニケーションがそっけないのもこれ故。
また、味覚もほぼ死んでいるようで、何を食べても味がほとんど分からないらしい。
能力と戦術
恒常祈願(ガチャ)「奔走世間」で、あるいはキャラクター限定祈願でピックアップキャラが来なかった場合(いわゆる「すり抜け」)に入手可能な5人の★5キャラのうちのひとり。いつでも入手機会がある代わりに確実に狙うのは至難の業。
敵に攻撃を当てることによって回復が発動する、やや変則的なヒーラータイプ。ヒーラーであるが回復が攻撃力依存なため攻撃力を上げる必要があるという変わった能力の持ち主である。
上記の特徴から、基本的な役割はヒーラーだが、やろうと思えば物理アタッカーにもなれる。
- 通常攻撃・雲来古剣法
最大5段。3段目と4段目は2ヒットする。
ダメージ倍率だけで見ると大した攻撃力はないが、片手剣キャラ最速クラスの攻撃速度でこれを補っており、最終的な火力はアタッカーと比べても遜色ない。
その速度と手数ゆえに自身の元素スキルの他にも完凸フィッシュルの元素スキルや北斗や行秋の元素爆発など、「攻撃の命中によって発動する」スキルと非常に相性が良く、スキルの火力を爆発的に増大させる。
- 元素スキル『仙法・寒病鬼差』
「生々流転……」
発動後、氷の人魂がキャラを追従するようになる。
人魂は一定間隔で攻撃を繰り返し、触れた敵に氷元素ダメージを与える。
また持続中、一定時間ごとにHPが自動回復するようになる。操作キャラが七七の場合は通常攻撃および重撃命中時に、パーティ全員のHPを少量回復する効果も加わる。
自動回復量は攻撃力に比例して増加する。地味な文面だがそこは★5、倍率が非常に高めに設定されており、特化させれば一度の自動回復量は3000近くにもなる。威力は低めだが氷元素ダメージのオマケも付くので、元素反応の起点にすることもできる。
操作キャラが七七の場合は、攻撃命中時にパーティ全員のHPを回復させる効果も付き、少し手間はかかるが全体回復のように使うこともできる。攻防一体の優秀な支援スキル。おすすめは水属性を使って敵を凍結させ、一方的に攻撃する戦法。
戦闘開幕に発動する癖を付けておけば、息切れせずに冒険を続けられるようになる。快適さの面では頭一つ抜けており、一度嵌ると手放せなくなるだろう。また深境螺旋などの料理が使えないシチュエーションでは数少ない回復手段として重宝する。
デメリットはクールタイムがかなり長いこと(30秒。ただし継続時間を含めると実質15秒)。クールタイムを減らせる武器や聖遺物があるのでできるだけ装備させたい所。
- 元素爆発『仙法・救苦渡厄』
「我が名は渡厄真君なり……」
氷の爆発を起こし周囲の敵に一定時間お札が張り付く。
お札が付いている敵を攻撃するとHPが回復する。
札が付いている敵を攻撃した際の回復量は元素スキル発動時のそれよりさらに多く、一気に満タン近くまで持っていくことも可能。
デメリットは怯まない敵に対して回復のために攻撃したら反撃を貰ってしまったというような事態が発生すること。シールドを張って行動するか、タイミングを見極めて攻撃しよう。
また元素スキルと違い控えキャラは回復できない。必然的にHPが減った状態のキャラで攻撃をする必要があるので注意。
他にも元爆に必要な元素エネルギーの消費量が80と重いクラスであること、元素スキル、元素爆発ともにエネルギーを生成できないため貯まるのが遅いこと。これは聖遺物(アクセサリーの類い)の元素チャージ効率をあげたり、エネルギーを生成しやすい別のキャラクターて補ってあげよう。
- 天賦『往時記憶』
璃月の特産品の位置がミニマップに表示される非戦闘系天賦。
璃月は崖にしか生えない「琉璃袋」や高所にしか生えず群生地らしい群生地もない「清心」など癖のある特産品が多いため、探索に重宝する便利なスキル。
- 天賦『玉籖偶開』
キャラレベル突破段階4(Lv60→70への上限解放)で追加される固有天賦。
通常攻撃及び重撃命中時に50%の確率でお札を付与する。
元素爆発のお札を通常時でも付与できる能力。効果時間が元素爆発の時より短くなっているが強力なことに変わりはないため必ず解放しておきたい。
- 命ノ星座
- 1凸……お札のついた敵に元素スキルの人魂が当たると元素エネルギー2回復。
- 2凸……氷元素のついた敵への通常攻撃&重撃ダメージ+15%。
- 4凸……お札のついた敵の攻撃力-20%。
- 6凸……元素爆発発動時、近くの戦闘不能状態のキャラ全てを蘇生してHPを50%回復。
特に強力な効果を持つのは4凸と6凸。
4凸効果はとても優秀なサポート能力で、より生存能力を高めてくれる。
6凸効果はバーバラ以外で唯一の蘇生スキル。バーバラと違い味方全体を蘇生でき、かつマルチプレイでは秘境の中ではごく一部を除き蘇生することはできないため非常に強力。・・・ではあるのだが、そもそも6凸すること自体が至難の業なこともあり、バーバラより活躍させづらいスキルである。
このように強力な効果はあるが、現時点では凸の必要性はそこまで高くなく、無凸から十分運用可能。
小ネタ
- ヒーラーに寄った能力構成に隠れがちではあるが、特に防御力をはじめとした自身の基礎能力値は全キャラ中でもトップクラス。命ノ星座の効果で攻撃力を高められる事もあり、装備構成の工夫次第ではタンク兼物理アタッカーとして前線に立つことも十分に可能である。特に稲妻で獲得できる聖遺物「海染硨磲」の「回復量の90%を物理範囲ダメージとして放つ」効果と併用すると中途半端なアタッカーを軽く追い抜く火力で回復しつつ周囲を殲滅できる。
- キョンシーは一般的にぴょんぴょん跳ねてるイメージが強いが、それは死後硬直のせいで体が固く自由に動けないためであり、通常のキョンシーも死後硬直が解けると普通に動くことが出来る。
- 璃月港の緋雲の丘の掲示板にて、七七を埋葬したがる往生堂の堂主・胡桃の暴走を不ト盧の店主・白朮が抑えている記事が時折確認できる。なお胡桃は七七本人の所にも忘れる隙さえ与えないペースで日参している模様。かつては葬儀屋の本分を果たそうと七七を火葬しようとさえしており、当初は七七もそんな胡桃の事を嫌っていた。その後七七の事情や本人の意志を知って以降、胡桃も強引に事を運ぼうとはせず、七七の事をもっと知ろうと交流を図っているようだが、一度は自分を火葬しようとした相手であるため七七にとっては未だ警戒すべき人物であり、なかなか上手くはいっていないようだ。
- 好きなものはココナッツミルクだが、前述の通りの記憶力と味覚が死んでいるため両方の意味で「味はわからない」。さらには、ココナッツミルクがココナッツからできることすら知らず、ココナッツヒツジという幻の仙獣(?)の乳と思い込み、いるはずもないココナッツヒツジの捕獲を主人公に依頼している。この迷台詞、詳細は個別記事に譲るがネットミーム化した。
- これはクレーやディオナと共通だがジャンプして着地する際にぽよんと跳ねたり、スプリントはアラレちゃん走りだったりする。かわいい
- 待機中に七二三四、七二三四……五六七七、五六七七……と謎の数字を呟く。「七二三四」の部分は中国語で一(イー)と七(チー)は発音が似ているから、と推測できるが、末尾の七七の意図は不明。名前と一致しているが、何か特別な意図が有るのだろうか?
余談
- 上記でも書いてあるとおり、もし何かの機会で英語のチャットに書くとき、「Nana」とコメントしても伝わらない点には注意。(特に璃月のキャラに多いことだが)
- ver2.0で4人目の小さなキャラクターが登場したため、彼女のような小さなキャラだけでパーティーを組めるようになった。クレー以外は全員ヒーラーという低火力・回復力過多のチーム編成になるが、回復以外に出来ることが3人で被っていないため、意外とただの趣味編成には収まらず、それなりに戦えたりする(無論、強いかと言えば「運用には愛が必要」と言わざるを得ないが)。