概要
中華人民共和国のナショナルスポーツチームの総称。チームウェアとして、中華圏で縁起の良い色とされる赤と黄色が多用される。
漢民族中心で構成され、自治区出身者は代表入りできない場合もある。中国共産党による国威発揚の一環で、体操、卓球、飛び込み、射撃などの競技は多額の国費を投じて選手が強化されており、国際舞台でも確かな実績を残している。
一方で男子サッカーでイングランドやブラジルの選手を帰化させながら使いきれずに2022年のFIFAワールドカップ出場を逃したり、反対に卓球で活動の場を海外に求めて選手が流出し、そのまま帰化して代表選手になる例もある。
(日本でも、卓球の小山ちれ、ソフトボールの宇津木麗華のように中国・日本両方の代表選手に選出された例もある。)
また、特別行政区である香港、マカオは独自のナショナルチーム。主権問題を抱える台湾は「チャイニーズ・タイペイ」として、それぞれ国際舞台に出場するのが慣例となっている。