登場話数:第27話「キング颯爽登場」、第28話「見よ奇跡の要塞」
概要
マシン帝国バラノイアが送り込んだマシン獣の一体。
その名の通り、キングレンジャーにそっくり・・・というよりはキングレンジャーの姿を歪めたような容姿が特徴である。武器もキングスティックに似た金色の杖を振るい、その先端から放つ光線で敵を攻撃する。
バラキングを送り込んだマシン獣使いケリス曰く、先の戦いで彼女が捕まえたリキを改造しマシン獣に仕立て上げたものであるといい、実際に両者の動きや戦う際の姿もよく似ていた事から、オーレンジャーの動揺を誘発する格好となった。
デザインは阿部統が担当。元になったキングレンジャーがピラミッドに関連したキャラクターであった事からアヌビスの要素も盛り込まれており、頭部の形状もよく見ると俯いた犬の形となっているのが特徴である。
作中での動向
リキが消息を経ってから程なくして、塾帰りの少女が何者かに誘拐されるという事件(※)が発生。その犯人を追うオーレンジャーたちの前に立ち塞がり、自身がキングレンジャーと同一の存在であると思わせると、彼らの動揺を誘って劣勢に追い込んだ。
既に同様の被害者が複数出ていた事から、三浦参謀長は見つけ次第バラキングを倒すよう吾郎たちに厳命。一方でドリンは確証こそないものの、バラキングがリキではなく、遠いどこかでリキがまだ生きている事を確信していた。
そのドリンがリキを探していたところを、再度バラキングとケリスが強襲。助けに入った巨鳥も一蹴しドリンを捕まえようとするが、そこに突然の地割れが発生し、中からリキが飛び出してくるという事態が発生する。
ドリンの推察通り、バラキングはリキを改造したものではなく、本物のリキは謎の異空間にて幽閉の身にあったが、共に捕らわれていたパクの導きもあって脱出に成功、再びドリンの前に姿を現したのであった。これによって偽者であると露見したバラキングはリキに襲いかかるも、彼の変身した本物のキングレンジャーの相手ではなく、キングビクトリーフラッシュを食らって敢え無く爆散した。
直後にアチャとコチャによって巨大化、ケリスと共にオーレンジャーロボとレッドパンチャーに戦いを挑むが、三浦参謀長の指令によってキングピラミッダー・キャリアフォーメーションが完成すると、「スーパーユニゾンファイヤー」をモロに食らい呆気なく粉砕された。
(※ この誘拐事件は、ブルドントに献上するための、動物と少女を合体させたペット合成獣の素材を確保するという目的が裏にあった。計画は結局のところ一連の戦いの過程で頓挫し、誘拐されていた少女たちもオーレッドの活躍で無事救出された)
関連タグ
超力戦隊オーレンジャー マシン帝国バラノイア キングレンジャー
ネガティブシンジケート アナザーライダー ヒトツ鬼: いずれもバラキングと同様に、「ヒーローの姿を歪めた」怪人という共通項を有する。
超力鬼:オーレンジャーモチーフの後輩怪人。