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HSV-010の編集履歴

2022-04-23 22:18:46 バージョン

HSV-010

えいちえすゔいぜろいちぜろ

ホンダが開発していたスポーツカー・レーシングカー。

HSV-010は本田技研工業が開発したスポーツカー

NSX(NA型)の後継として北米向けに開発が進められていたが開発が中止され、量産されることは無かった。


その後これを雛形としたレーシングカーSUPER GTのGT500クラスにワークスマシンとして参戦していたため、そちらのほうがよく知られている。


概要

2007年のデトロイトモーターショーでAcura Advanced Sports Car Conceptとして初披露。

2005年までのF1と同じ排気量・気筒レイアウトである3.5LのV10自然吸気エンジンをフロントに積み、駆動系はレジェンドで実績のあったSH-AWD(四輪駆動力自在制御システム)を搭載する予定であった。


ニュルブルクリンクで開発が行われていたようで、同地では(明らかにサイズが合わない)S2000の外装が移植された怪しげな車と、HSV-010と見られるカモフラージュされたクーペが目撃されている。


2010年から北米のアキュラブランドで発売される予定であったが、2008年の世界的な景気悪化で開発が中止された。


HSV-010 GT

市販モデルは開発中止になったが、2010年から2013年にかけてJAFの特別認可を得てSUPER GTのGT500クラスに参戦していた。


エンジンは規定により3.8L・V8自然吸気エンジンのHR10EGを搭載した。

当時同じ規定を用いていたはずのトヨタ日産よりもさらに一際甲高いエンジン音のせいで、すぐにHSVと分かるファンも多かった。そこに「ホンダ=エンジン屋」のイメージも相まって、今でも人気のあるホンダのレーシングカーの一つである。


駆動形式も規定に定められていた通りのFR(前方エンジン・後輪駆動)だが、ホンダが市販車の骨格を用いない純粋なレーシングカーでFR車を手掛けるのは初めてであった。


2010年に童夢によってチャンピオンを獲得した。

規定がDTMと統一された2014年からは、後継に新型NSX(のコンセプトモデル)であるNSX-Conceptが投入され、HSVはお役御免となった。


関連項目

NSX SUPER GT

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