テレビアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』にて、平安名すみれがなにかとグソクムシに関わることから定着したあだ名。
1期4話(正確には3話最後の次回予告)から始まり、グソクムシネタはたびたび再登場するので存在感は大きい。
すみれにとってのグソクムシ
彼女は幼い頃から「ショービジネス」の世界に生きてきたが、脇役ばかりで大役を掴めずにいた。そんな彼女の芸歴のひとつが、幼いころ着ぐるみでグソクムシに扮する……というのが1期4話冒頭の流れである。
彼女のスマホには他の出演歴の写真に加えてこの動画も保存されており、このタイミングで体を軽く揺らしながら「グソクムシ~グソクムシ~」と歌う姿がお披露目となる。
過去を振り返りつつそれを見ていたところを後ろから澁谷かのんに見られてしまう。よほど恥ずかしかったのか「見たなぁ~!」と凄まじい形相で怒りを露わにし、かのんを拉致して巫女姿で妙な儀式を執り行ってその記憶を消し去ろうとまでした。
この一連の出来事のインパクトは相当なもので、「グソクムシ」がこの日のトレンド入りを果たした上、すみれが歌っていた「グソクムシの歌」が頭を離れないという人が続出するに至った。
この件はかのんの口から皆にも伝えられ、特に可可からは度々ネタにされるようになった。
しかし、スクールアイドルを始める前の彼女にとって、このような役は代表作であるがゆえ簡単に忘れることもできない。黒歴史だと感じながらも、クレーンゲームでグソクムシのぬいぐるみを取ろうとしていたように、かなり複雑な感情があるようである。
その後
メンバーが遂に5人揃った1期8話において、文化祭の宣伝活動でグソクムシの着ぐるみを着てノリノリでたこ焼きを売っていた。
続く9話の動画配信の際にも(可可に被せられたとはいえ)グソクムシの被り物を着けて踊っており、黒歴史として否定するどころか、むしろ自身のアピールの一つとして受け入れている様子が窺える。
なお動画配信の際、当の被り物を着ける前から「グソクムシの子」なるコメントも寄せられていた。文化祭での姿を見ての反応だと考えるのが無難だが、もしかすると子役時代を知っていた人かもしれない。
可可からのグソクムシ弄りには変わらずツッコむ。夫婦漫才かな?
本作のオリジナルサウンドトラック「Dreams of the Superstar」には、「グソクムシの歌」がしっかり収録されている。もちろんすみれ役のペイトン尚未氏の歌による。しかも通常Ver.に加えて「歌謡Ver.」なるものまである。ここまでやるか。