概要
「ORヴェルトール」と書き、「オリジナルヴェルトール」と読む。
500年前にアニマの器「ナフタリ」と同調したギア・バーラーがゾハルと不完全な接触を果たし、後のゼノギアスと同様に変異進化を遂げた機体。
物語上最初に姿を現すギア・バーラーであるが、ギア・バーラー、あるいはそれに比肩する機体三機を相手にしてもこれを圧倒する強さを誇る。
性能自体はフェイのヴェルトール2も負けていないが、搭乗者の圧倒的な実力と精神力がORヴェルトールの能力を大幅に引き上げている。
終盤で二度戦うが、初戦は負けバトルのためまず勝てない(やり込みプレイで勝つこともできる。勝てば装備品を落とす)。ちなみにここで戦うORヴェルトールはラスボスも凌駕する本作最強の敵である。
フェイの搭乗するヴェルトールはこの機体を参考に開発されたレプリカであるが、フェイのヴェルトールとは違い完結した循環系を持つ為、余剰熱を放出する必要は無く、また出力変化に伴う可変機構も無い(ただし、リミッターをかけて機体を変容させる事は可能)。
戦闘スタイルもフェイのヴェルトール同様に、素手による格闘戦を主体とする。
ゼノギアスと対峙した際は「真ヴェルトール」の名称が用いられた。「ヴェルトールのオリジナル」ではなくなったためであろう(ヴェルトールは既に存在していないため)。
ちなみに、グラーフではなくワイズマン(カーン)の人格が表に出ている際はリミッターが掛けられており、真逆のカラーリングである白色となって登場した。
500年前では
グラーフとなる前のラカンが搭乗していた。
しかし味方の裏切りにより想い人であるソフィアが死に、ラカンは己の弱さが彼女を死なせたと思い込むようになってしまう。結果、ミァンに導かれベツレヘムの地にてゾハルと接触。本来ならゼノギアスとなるはずだったが、ソフィアが死んでいたこととラカンの精神が不安定だったため不完全な接触となってしまう。
これによりラカンは「他者に憑依して肉体を奪う」能力を獲得。更に我を失ったラカンはデウスの機動端末兵器群ディアボロスを率いて世界を滅ぼそうとした。
この際、ラカンもORヴェルトールに搭乗して虐殺を繰り広げたが、ロニによって撃破されたことで機能停止する。
関連ギア
関連タグ
シン(ゼノブレイド):オマージュキャラ。「大切な女性の臓器を取り込むことで強化された(アニマの器と同じようなもの)」「普段の姿とは別に真の姿を持ち、そちらでは悪魔の翼を思わせる装飾を持つ」など外見的な部分で共通点がある。
メツ(ゼノブレイド2):オマージュキャラ。「グラーフと類似点のある人物の相棒」「500年前に世界を滅ぼそうとしたが当時の戦士に敗れる」「主要人物とは対となる立場」など共通点がある。