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高校生家族

こうこうせいかぞく

高校生家族とは、「週刊少年ジャンプ」にて2020年40号から連載開始した仲間りょう原作のギャグマンガ。

🏫ストーリー

これが、新しい家族のカタチ。

季節は春……。晴れて高校1年生となった少年・光太郎。

さわやかな青春の気配に期待を膨らませていた彼の高校生活が、家族によってぶち壊される...!?

『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の仲間りょう新連載!!

家族ギャグ×学園ギャグの、今までありそうでなかった新ジャンルの笑いをご堪能あれ!!

🏫作風

🏫ギャグマンガとして

前作の磯部磯兵衛が時代劇を元ネタにしたシュールギャグだったのに対して、今作は学園ドラマとホームドラマをベースにシュールギャグを展開している。

前作が歴史上の偉人や、江戸時代そのものに対してトンでも設定やぶっ飛んだキャラ付けを行った、主にノリと勢いのあるギャグに重点を置いた作風であったことに対して、今作はシュールコントのような現代にありそうでなさそうな、でもやっぱりちょっとありそうな設定を基に、人間関係や一人一人のキャラクターを掘り下げたストーリーと言った、ストーリーテリングに重点を置いた作風になっている。

🏫青春漫画として

ギャグマンガとしてもシュールなストーリーテリングから高いクオリティを誇る本作だが、話数を追うごとに意外なほど青春漫画としても評価されている。

特に家族全員がそれぞれ別の部活に入部してからというもの、それぞれのキャラクターの部活に対するスタンスの違いからギャグやストーリーにも大きな幅が生まれており、家族それぞれが各々の青春を送っている。その様を指して、ギャグマンガの体で複数の部活もののいいとこどりをしている漫画とも言われる。

また、Twitterではハイキュー!!の後継者だの、アオのハコのライバルだの、20年代ジャンプの貴重なスポーツ枠だの言われてもいる。

ちなみに、各々が所属している部活と、その際のストーリー内容は以下の通り。

  • バレー部所属:父・家谷一郎。「努力で才能を開花させる王道熱血スポコン」
  • 男子テニス部所属:長男・家谷光太郎。「恋と本気の部活に揺れる学園青春もの」
  • 将棋部所属:長女・家谷春香。「才能で弱者を薙ぎ払う修羅の道を行く将棋もの」
  • 水泳部および野球部マネージャー:家谷静香。のぶかつ

🏫評価

実は、連載開始当初はそこまで評価の高い始まりではなかった。

というのも、ジャンプでは往々にしてあることだが、本作が連載開始されたのと同時期に破壊神マグちゃん僕とロボコの二大ギャグマンガが連載を開始しており、いわゆる新連載の潰し合いの中で本作は連載が開始された。

その中で、マグちゃんとロボ子の両作品ともがジャンプのギャグ枠の看板漫画とも言えるほどに人気を博し、次世代のジャンプを担う作品として注目されるようになった。

更に、同時期には、島袋光年篠原健太松井優征と言ったかつて少年ジャンプで連載を経験し、かつ複数のヒット作品を生み出した経験のある伝説とも言える漫画家たちが連載を開始していた。

そんな中でも本作は、あまり良い評価を得られなかった。ジャンプギャグ漫画のトレンドが誰も傷つけないギャグに移行する中、家族に振り回されて苦労する光太郎に焦点が当たったのも、低評価の大きな要因だと思われる。

新連載補正切れ後の2回目のセンターカラー(スタートダッシュに成功したかどうかの大きな指標となる)を獲得出来ず、掲載順もドベ常連とあって、一時期は打ち切りの有力候補に上げられていた程である。

しかしそんな中、父・一郎がバレー部に所属するようになったのを切っ掛けとして、家族全員が、青春を楽しむために全力を尽くす路線に変更。それが功を奏し、光太郎や周囲のリアクションのみに頼らずともストーリーに幅が出るようになった。

その結果、31話でようやくドベ常連から脱出したのを皮切りに、掲載順が安定。38話にしてようやく待望のセンターカラーを獲得し、その後はマグちゃん、ロボコと並ぶ三大ギャグマンガとして人気を博すようになっている。

🏫登場キャラクター

🏫家谷一家

家谷光太郎(いえたに こうたろう)

家谷家の長男にして本作の主人公。15歳。高校生活初日に突然父・母・妹・ペットの猫が一緒の高校に通う事になってしまい、唖然としていた。

家谷一郎(いえたに いちろう)

家谷家の父親。中卒であった為に高校に行けなかった事をずっと後悔していて、会社を辞め息子と同じ高校に通う決意をした(しかも、受験当日は光太郎の後ろの席にて試験を受けていた)。

家谷春香(いえたに はるか)

家谷家の長女で光太郎の妹。本来小学3年生でありながら飛び級で兄と同じ高校に通う事となった(兄の受験当日、父の後ろの席にて試験を受けていた。※本来日本に飛び級システムは存在しない)。入試トップの成績で入学。

夢は学校の文化祭で焼きそばを作る事

家谷静香(いえたに しずか)

家谷家の母親。年齢は40代。夫同様中卒であった為に息子と同じ高校を受験し、高校に通う。

旧姓:山村。あまり勉強はできない方のようで、15歳当時高校に行けなかったのも学力不足から。

ゴメス(高校生家族)

家谷家の飼い猫。猫なのになぜか高校に通う事になった。ナーン。

🏫目出鯛高校

家谷一家が入学することになった高校

作品の主な舞台となる場所。家谷一家の所属クラスは1年3組。

西 進

家谷一家のクラスメイト。特に一郎と光太郎と仲が良く、学校だけでなく私生活でもよく遊んでいる。

ゲームが得意。趣味でVtuber:バーチャルアマゾネスを配信しており、かなりの人気を博している。

🏫目出高バレー部

父の一郎が所属する部活。それなりに強いことで有名。

須崎透流(すざき とおる)

バレー部の一年にしてエース。一郎のライバル。

バレーの才能だけでなくイケメンとしても有名で、バレー部のマネージャーから密かに好意を寄せられている。

🏫目出高男子テニス部

息子の光太郎が所属する部活。

基本的に勝利よりも楽しさを重視する気風だが、それ故に試合に対してもあまりやる気がなく、一時は廃部寸前まで追い詰められた。

そんな中、一郎と光太郎の予期せぬ活躍により廃部を免れ、光太郎はテニス部に入部し、その後一郎はバレー部に入部する。

北山 拓海(きたやま たくみ)

テニス部部長。3年。

佐野 隼人(さの はやと)

2年。オールバック。

黒川 歩夢(くろかわ あゆむ)

2年。8:2。

🏫目出高将棋部

春香が所属する部活。

部員数は春香が所属するまでは男子生徒三人だけだったが、全員粒揃いの精鋭であり下手したら目出高の全部活の中でも最強の実力集団

筧清司(かけい せいじ)

春香を将棋部へと誘った将棋部主将。背が高く浅黒い肌をしている。2年3組。

将棋歴7年アマチュア五段の実力で春香に将棋を教えるが、すぐに実力を超えられてしまう。以降春香の才能を見込みその実力を伸ばそうと手を尽くしている。

上野 真(うえの まこと)

将棋部所属の2年生男子。ぽっちゃりな見た目。アマチュア三段。

倉本 新(くらもと あらた)

将棋部所属の2年生男子。長髪で痩せ型。アマチュア初段。

🏫部活や学級以外での目出鯛高校の関係者

花沢 誠(はなざわ まこと)

上級生。怖い顔をしているが根はいい人。という名の妹がいる(しかも兄同様に顔が怖い)。

春香からは「運び屋さん」と呼ばれている(過去に肩車したことがある為)。

弓木亜梨沙(ゆみき ありさ)

一家の同級生。光太郎が廊下ですれ違った際に一目惚れした。

母・静香の中学時代の同級生・花江さんの娘。その縁あってか光太郎とはちょっと近い関係。

学外の人物

三ツ矢 舞(みつや まい)

他校の将棋打ち。春香に挑まれて負けてしまい、一時は心が折れかけたが復帰。以降は春香とは良い女友達。春香が闘いのらせんから抜け出せないであろうことをいち早く予感している。

桐生 知洋(きりゅう ともひろ)

プロ棋士。三冠。パンケーキ屋で春香が偶然見かけた現在最強と言われる男。

武田

春香に奨励会入りを薦めたプロ棋士。タイトルには至れてない。

🏫余談

ちなみに学業において、高校は義務教育に入っていない為、通える年齢に制限は無く成人しても通う者もいる。飛び級は日本には存在しない。

🏫外部リンク

仲間りょう公式Twitter

仲間りょう

🏫関連タグ

🪐類似作品他

アオのハコ:本作と同様に青春をメインテーマとする同期のジャンプ漫画。

ReLIFE成人している主人公が高校生として青春を送るというある意味で本作と酷似した作品。

親バカ青春白書:こちらは大学が舞台になるが、父が娘が同じ大学を受験し入学するという共通したコンセプトのテレビドラマ。

パパはグーフィー:自身の不注意で仕事を解雇された高卒の父親が息子と同じ大学に通うOVA作品が存在する。

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