概要
フジテレビ深夜アニメショックとは、2000年代前半のフジテレビ深夜アニメで起きたトラブルであり、後年のフジテレビ深夜アニメの編成に大きな反省点と教訓を残したトラブルであった。
発端
2002年冬季に放送されたKanon(東映アニメーション版)(所謂AGON)は、1月30日から放送されたが、当時、フジテレビが行っていた深夜のデジタル波対応工事の影響を受けてしまい、2話連続放送や最終回に至っては3話連続放送を行う羽目になり、録画エアチェックをしていた視聴者だけでなく、当時の視聴者を怒らせる顛末となった。
その後の推移、ショック発生へ
2002年春には全日放送だったラーゼフォンも深夜に移動するも、これまたデジタル波工事の影響で最終回は9月迄放送延期する羽目になり、その後放送された藍より青しや超重神グラヴィオン等も、デジタル波対応工事の影響で放送延期や2話連続放送の事態が発生した。
その後、フジテレビの深夜アニメは増枠したが、キチンと放送されない事に製作プロの不満が重なり、遂にはフジテレビの深夜アニメ撤退が相次ぎ、一旦の壊滅を迎える。
中でもR.O.Dの最終回目前の放送打ち切りは、当時の視聴者を怒らせた。
ノイタミナ&+ultra導入へ
2005年に一度お蔵入りしたハチミツとクローバーから深夜アニメが復活。新たにノイタミナのブランド名が立ち上がった。デジタル波対応工事が終了し、十分に放送出来る様になった事もあり、ノイタミナは大人向け深夜アニメとして成功し、定着する。
その13年後の2018年には新たに+ultraが導入され、フジテレビ深夜アニメの二枚看板となった。
総括
このフジテレビ深夜アニメショックは、デジタル波対応工事期間中に関わらず、無理に深夜アニメを導入、増枠した事が不味かったと言え、結果から言えば放送した時期が悪過ぎたのかも知れない。
また一切無関係であるが、2007年冬季にもテレビ朝日の深夜アニメが話数短縮打ち切り、放送回数間引き、最終回目前に打ち切り等のトラブルを起こし、此方もフジテレビと同様深夜アニメを増枠した後に起きたトラブルで一時期壊滅と言う意味では共通点があると言えるが、此方の方は確たる原因が何かは判っていない。