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キロテリウム

きろてりうむ

生物の学名。スペルの違う二つがあり、生痕化石とサイの一種に同様のカタカナ表記が用いられる。

Chirotherium

概要

生痕化石の属のひとつ。

三畳紀から発見される五本指の足跡で、類人猿の手に似ているため古くは哺乳類とされていた。

現在ではクルロタルシ類が残したものであると考えられている。

関連タグ

生痕化石

Chilotherium

概要

別名カニサイ、イチノヘサイ。

学名の意味は「唇を持つ獣」。

全長2~3m。

食べ物植物等。

生息年代は中新世中期~鮮新世前期。

アジア日本ヨーロッパ北アメリカ森林草原に生息。

特徴

第三紀の中頃(2000万年前)には、草原が広がっていき、草原でを食べるサイの仲間が登場した。その中の1つにこのキロテリウムという種類がいた。今のサイのような武器らしいは、申し訳ない程度の小さい物しかを持っていないが、下顎の切歯(前歯)が前方に突き出ていることが特徴で、これも武器の役割をしていたと言われている。またこの前方に突き出た切歯を使って地中の植物の根や茎を現在のイボイノシシのように掘り起こして食べていたとも考えられている。キロテリウムの分布域はアジア、ヨーロッパ、北アメリカと広く、日本でも化石が発見されており、岐阜県可児郡で発見された化石には「カニサイ」。岩手県一戸町の化石には「イチノヘサイ」と呼ばれている。

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