「クワガタ!」
『Deal…!』
『Delete up!』
光「変身!」
『Unknown!(未知なる)Unlest!(混乱が)Unlimited!(越える…)』
『仮面ライダー!オーバーデモンズ!』
概要
クワガタバイスタンプをデモンズドライバーに押印して変身する仮面ライダーオーバーデモンズの基本形態。
怪力と防御力に優れる昆虫「クワガタムシ」をモチーフとしている。
開発者の狩崎曰く「デモンズの新たなフェーズ」であり、仮面ライダーベイルから得られた各種データを基に制作された形態とされる。
その為、変身時はデモンズを思わせる赤と青の光が一定のリズムで瞬くエフェクトを背に、ベイルよろしくクワガタのオーラとアーマーを纏う、という2体のライダーの特徴がそれぞれ現れた演出が成されている。
外見
「デモンズ」の名を冠しているものの、外見上の特徴としては寧ろ仮面ライダーベイルの要素が強く現れており、さながら完成版となりよりヒロイックになったベイルか、或いはベイルとデモンズが合体した形態にも見える。
腕部と下半身は赤いアンダースーツの上に紺色とシルバーの装甲とデモンズのものを踏襲しつつ、胸部には「横からブロンズのクワガタムシが抱き着いている様に見える」というベイルを思わせるアーマーを装着している。翅を模した半透明の外套や、歩脚部分で表現された飾り糸も共通。
頭部は無骨なシルバーのマスクに黄色の複眼がある点まではベイルと同じだが、新たに淡い水色を基調とした2本のクワガタムシの顎のようなアンテナパーツ「スタッグアンテナ」が追加された。また、ベイルではカブトムシの眼球にあたる部分がガスマスク型の呼吸装置として口元に来ていたのに対し、オーバーデモンズではクワガタムシの眼球部分は右肩の鎖骨付近に配置され、呼吸装置はオミットされている。
ベイルの顔左側に搭載されていたカブトムシの角型レーダーユニットは、クワガタムシの大顎を模したより刺々しい形状の特殊武装「スタッグクラッシャー」となり、突進力を上げる役割へと変化している。
スペック
身長 | 200.2cm |
---|---|
体重 | 112.5kg |
パンチ力 | 20.9t |
キック力 | 45.3t |
ジャンプ力 | 49.7m(ひと跳び) |
走力 | 3.1秒(100m) |
全体的なスペックはスパイダーゲノムよりもやや向上しているといったところ。
公式サイトにおいては仮面ライダーベイルの「かつての兵器然とした圧倒的な破壊力をそのままに、汎用性を高めることに成功している」と記載されているが、実際のスペックはベイルに遠く及ばない範囲に留まっている。
汎用性・量産化が重視されている点を考慮すれば、充分な性能と言う事なのだろうか。
クワガタムシの能力を保有している為、単独での飛行能力が備わっている他、背中から緊急時にはアームの付いたワイヤーの様な物を射出する事で対象を掴んでの曳航も可能(その場合、対象は否応無しに飛行せざるを得ない為かなり荒っぽくなるが)。
総じて、デモンズの名を持ちベイルの特徴を備えているものの、変身のリスクや戦闘時の身体への負担を廃し汎用性を高めたモデルと言える。 その名前と見た目に反して、救助や離脱を目的とした機能を持っているのも特徴である。
リバイスVer
「クワガタ!」
「バディアップ!」
「尖った!ダブルカッター!花形!クワガタ!」
スペックも外見も不明。
玩具の音声でのみ確認可能。
必殺技
- デモンズフィニッシュ
『Charge!』
『デモンズフィニッシュ!』
変身後にクワガタバイスタンプを再度押印し、デモンズドライバーを操作して発動する必殺技。
35話では、背中からクワガタの歩脚を模したアームを射出、五十嵐三兄妹とバイスを掴み、右肩部の翅を展開して飛行し撤退した。
クワガタバイスタンプ
「クワガタ!」
怪力と防御力に優れる昆虫「クワガタムシ」と「仮面ライダーオーバーデモンズ」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。
カラーはスパイダーバイスタンプと共通でマスク部分がブルー、クワガタ部分がレッドとなっている。
他のバイスタンプには見られない特徴として、起動時のシステムボイスがデモンズドライバーと同じくCV:津田健次郎となっている。
立体物
DX版はアノマロカリスバイスタンプと共にプレミアムバンダイで「DXバイスタンプセレクション03」として発売。