刀については→南海太郎朝尊を参照。
プロフィール
刀帳 | 166番 |
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種類 | 打刀 |
レアリティ | 2 |
刀派 | なし |
刀工 | 南海太郎朝尊 |
一人称 | 僕 |
身長 | 179cm |
声 | 野島健児 |
演者(舞台) | 三好大貴 |
絵 | べっこ |
武市半平太が使用していたとされる打刀。
学者然とした刀剣男士であり、知識で審神者を助ける。
その一方で人斬りに相応しい刀でもあり、次々と敵を斬る。実は下戸。
「僕は、南海太郎朝尊。僕を打った刀工がそうであったように、僕もまた刀剣について研究しているんだ。この知識が役立てばいいのだがね?」
概要
2019年4月24日~5月15日開催の期間限定イベント「特命調査 文久土佐藩」で、肥前忠広とともにイベントクリア報酬として実装された。
当初は名前は伏せられていたが、4月25日に公式Twitterで改めてキャラクター紹介が行われた。
イベントにおいて
現地にて政府権限で顕現された刀剣男士。これにより政府は権限で刀剣男士の顕現が可能で、特殊な任務に充てていることが判明した。
以降は任務達成まで同行し、顕現されたばかりで弱いため後方支援をしてくれる。高知城下町ボス・吉田東洋は武市半平太の刀であった彼の気配から逃げるが、倒した時間遡行軍の残骸を使った罠で追い詰めることを発明する。
罠設置ボイスはやたら豊富で、最初は実に楽しげに研究をしているのだが、30個あたりからは飽きて辞めたがってくる。なおこれらは回想に収録され、イベントクリアで全て開放されるため無理に全マス埋める必要はない。
高知城ボスを撃破し任務達成すると、肥前に報告等のため朝尊も共に政府へ行くように言われるのだが、周囲を見て回りたいから上手く言っておいてくれと去ってしまう。
その後、本丸に帰還すると朝尊から連絡が入り、城下町ボスに付いて回っていたが飽きたし戻れなくなったから迎えに来てほしいと出陣を要請される。仕方ないのでまた城下町ボスを倒しに行き、ついに朝尊が仲間に…と思ったら好きに行動した見返りを政府に渡してくると再会を約束してまたお別れ。
本丸に帰還すると「政府から特命調査 文久土佐藩の調査報酬が贈られました」というメッセージが表示され、顕現の演出が入ってやっとこさ仲間になる。とことんフリーダムな学者先生。
その様子から物騒なワクワクさんと一部の審神者の中でネタにされている。
特命調査イベントは進行アイテムが課金式なのは前回同様。変更された仕様を理解する必要もあるが、敵の強さは厚樫山以降を周回できるなら容易で、確定報酬ぶんは無課金でも朝夕の配布賽子を忘れずにやれば数日程度で獲得できる楽なイベントである。
賽子の出目や移動式ボスに苦労しても期間内で充分に可能。課金にしても4800円前後で肥前忠広も南海太郎朝尊もすぐに手に入る。
3周目以降は高知城下町ボスからレアドロップするようになり、入手台詞が異なる。
しかし、やはり乱舞レベル上げとなると話は別。一転して泥沼化する。
肥前がレアドロップする高知城は抜け道の鍵でショートカット可能で彼は10周目20周目報酬で救済があるのに比べ、朝尊がレアドロップする城下町ボスは頭を使って追い詰めないといけない。
上手くやれば15手程度で捕まえられるため誤差含め1周回費用は1440円と仮定。朝尊だけ狙う審神者用に「城下町再戦」ボタンが用意されているが、余った賽子の目は引き継げないので注意。高知城ボス撃破では引き継げるため、ついでに肥前も狙うルート(七賽子プラス1個と仮定)も手である。
気になるドロップ率はまだ仮情報だが意外と良いようである。
容姿
ウェーブのかかった黒髪に丸眼鏡をかけ、ニヒルな笑みを浮かべた灰色の瞳の青年。毛先もよく見ると灰色のグラデになっている。
服装も知的な雰囲気を漂わせており、濃藍色の着物とインバネスコートに白のスタンドカラーシャツを着用し、足元はボタン飾りの付いた黒ブーツを履いた、大正浪漫や明治維新にいそうな風貌。腰には帯替わりに革ベルトを着用しており、ループタイとグラスコードの装飾がお洒落。両手には黒手袋と軽装の篭手を装備。
タイとコートにあしらわれた刀紋は、元主である武市家の「丸に四つ柿の花」のアレンジ。
内番服も白シャツに着物と袴を着た書生さんスタイル。
髪を緩くひとくくりにしており、萌葱色のたすき掛けをしている。手には書物。
キャラクター像
公式Twitterの文言にある通り学者然とした刀剣男士であり、肥前忠広・陸奥守吉行からは(南海/学者)先生と呼ばれている。
この呼称は元の主人である武市半平太の呼称に寄せたものではなく、顕現の際に影響を受けたらしい刀工・南海太郎朝尊が刀剣の研究に熱を注いだ研究者としての面を持ち合わせていたことに由来しており、本人も刀剣博士を自称。
自身の名前については「長いなら朝尊とでも呼びたまえ」と提案しているが、「やれやれ、僕を南海先生と呼びたがる輩が多いね。敬意なのやら、からかいなのやら」というセリフから察するに、本丸内にいる他の刀剣男士(もしくは審神者)からも先生と呼ばれているようだ。尚、本人は心中複雑な様子。
性格としては言ってしまえばマイペース。上記のイベント内の様子でもわかる通り、罠を仕掛ける際も初期は「罠博士をお呼びかね?」「罠一丁」と大変楽しそうに設置しているものの、30個仕掛けた辺りから飽きたようで不満を口にしだし、最終的には「誰だ、罠を仕掛けようなんて言い出した輩は……」と、自分で始めたにも関わらず一人愚痴るようになってしまう。
他にも調査が終わった後で調べたいから残ると言い出し勝手に去る、迎えに来て欲しいと通電する、合流したらしたで勝手に帰る、などとにかく自由行動が目立った。
この自由さは本丸においても健在であるようで、「おや、書を読んでいる間に、主の姿が消えているね」(放置ボイス)「ん? この書の山を動かせと?」(景趣設定/乱舞レベルボイス)と、審神者の部屋で勝手に書を読みふけっては散らかしている様子が見受けられる。
一方で非常に落ち着きのある性格でもあり、ボイスを聞いている限りでは彼が声を荒げる・動揺するといったことは殆ど見られない。肥前忠広による「いざ敵を斬る段になっても、顔色一つ変えない」という評の通り、研究者だからと知識だけに頼るばかりではなく、実戦経験も怠らない様子が窺える。
総じて、研究者としての探究心の強さ、自由さも含め先生と呼ばれるに相応しい刀であると言えるだろう。
公式の紹介文にも書かれてるように、敵は容赦無く切り捨てる。
酒は意外な事に下戸。元主の武市半平太が下戸だからではないかと考察されている。
メディアミックス
舞台「刀剣乱舞」
演:三好大貴
「維伝 朧の志士たち」にて初陣。
演じた三好氏は自分の声を録音し、音楽制作ソフトでの波形を使い、ゲームを参考に声質を近づけるという役作りをしている。
登場するのは前半の中盤。放棄された文久三年の土佐にて先行調査を行っており、土佐城下町のあばら家に身を潜めていた。
時間遡行軍の残骸に玄翁を振るって「罠」に作り替え、これで足止めできるよう画策する。このシークエンスはまさかのミュージカル仕立てとなっており、ゲーム内で聞ける台詞を一通り網羅。興が乗るにつれて時間遡行軍を直接玄翁でぶん殴り、罠に変えていくのは必見。
これに関連し、鶴丸国永が運んできた時間遡行軍の残骸を使った腹話術コントが日替わりで展開。唯一のツッコミ役である肥前と一緒に、時折笑いを堪えている様子がバックステージ映像で見られる。
戦闘経験はなく練度は最低だが、後半では人ならざる力を振るう岡田以蔵と対峙。決着をつけた肥前に寄り添って涙を静かに拭ってやると、以蔵のみならず土佐勤皇党の志士達が刀剣男士と同じ術式で構築された「朧」であるとし、その本質を見極めようとした。
朧の武市半平太と対峙した時には、それまで常に俯瞰視点にあったのをかなぐり捨て、元主の性格を分析しつつ熱い気持ちを露わにする。そして真剣必殺を披露し、土佐城下町に現出した時間遡行軍を壊滅させた。
その後は放棄された世界に一人残ってあれこれ調査をしていたが「飽きたので迎えに来てほしい」と、これまた一方的に連絡を入れるのだった。
特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~
2022年5月20日公開の劇場版「雪ノ巻」に登場。特命調査によって肥前忠広と共に放棄された世界へと派遣され、花丸本丸の刀剣男士達と合流した。
美しいが何処か尋常ではない高知城下町にて、時間遡行軍の残骸(モザイク入り)を流用した罠を多数制作、設置。複数の大爆発で敵襲と誤解した時間遡行軍が高知城へ逃げ込むよう仕向けた上で、後続を分断する為に堀を炎上させて足止めを行った。
城内の戦闘で負傷するも、白山吉光の治癒能力により回復。陸奥守が敵の首魁を叩くまでに、仲間と力を合わせてその場を守り切った。
その後程なくして本丸に配属。歓迎会では次郎太刀から高知の地酒を振舞われるもお猪口一杯でベロベロになり、肥前が慌て、また呆れながらも介抱する羽目になった。
エンディング曲「夜明けの空」の歌唱は文久土佐の3振による(公開1~2週のみ)。