真田広之
さなだひろゆき
概要
日本の代表的なアクション俳優。
1960年(昭和35年)10月12日生まれ。東京都品川区大井出身。
堀越高等学校・日本大学藝術学部映画学科卒業。学位は芸術学士。勲位は名誉大英勲章第5位(Honorary Member of the Order of British Empire: MBE)。
本名は下澤廣之(しもさわ ひろゆき)、芸名は師である千葉真一に命名された。
身長170cm。
5歳のころ、同じマンションに住んでいた高田浩吉の息子と遊んでいたところを芸能関係者にスカウトされる。劇団ひまわりに所属し、本名を新字体にした「下沢 広之」の名前で子役として活動した。この子役時代に千葉真一の主演映画に出演したことがきっかけで親交ができたという。
中学入学とともに、千葉の誘いでJACに入団(同時に、母の勧めで日本舞踊を始める)。その後も芸能活動を続けるが、高校入学後に千葉からのアドバイスで一旦芸能活動を引退し、学業に専念することとなった。
18歳の頃、『柳生一族の陰謀』のオーディションに合格したことで本格的に芸能活動を再開する。この時、千葉真一の「真」と、千葉の本名である前田禎穂の「田」を合わせて「真田 広之」という芸名を名付けられ、以降この名前で活動している。
高い身体能力を生かし、忍者や武士の役を数多く演じている。また、千葉に付き添う形で海外デビューを果たし、デューク真田の名前でも知られている。演技力にも定評があり、アクションの絡まない役柄でも存在感を見せている。
アクション俳優としての技量はハリウッドでも認められており、『ラッシュアワー3』で共演したジャッキー・チェンからも認められているほどである。『ウルヴァリン:SAMURAI』や『47RONIN』で共演したヒュー・ジャックマンやキアヌ・リーブスは、アクション指導も行ってもらっていたという。
現在は活動の拠点をロサンゼルスに移し、日本のテレビドラマ・映画に出演する機会がなくなっているが、1980年代には歌手としてデビュー、バラエティ番組に出演するなどアイドル的な扱いを受けることもあった。
元妻は手塚理美。手塚との間に男児が2人おり(いずれも親権は手塚側)、長男の奨之は一時期バンド活動を行なっていた。次男の日南人は会社員として働きながら音楽活動を行い、手塚とともに『徹子の部屋』に出演したことがある。