胆振
いぶり
北海道中南部にある地域。胆振総合振興局が置かれる。
胆振総合振興局
北海道中南部にある総合振興局。2005年に胆振支庁を引き継いで発足した。振興局所在地は室蘭市。
一般的には石狩管内や後志管内ともに道央に入れられるが、道南とされることもある。東隣の日高振興局とともに「日胆」という括りもある。室蘭市を中心とする西いぶり地域と、苫小牧市を中心とする東いぶり地域に分かれている。
北海道の中では降雪が少なく比較的温暖で、特に西いぶり地域は「北海道の湘南」と言われるほど(登別市の旧大滝村地域など内陸部はその限りではないが)。これは北側が山で遮られていることと、津軽海峡から暖流が流れてくる(津軽暖流)ことが要因。その為、北海道にしては珍しく横型信号機が主流の地域となっている。
夏は涼しく、海沿いは霧がよく出るものの、北海道の中でもとりわけ過ごしやすい地域である。
苫小牧市の自動車部品や化学工業や製紙業、室蘭市の鉄鋼業など工業が盛んで、道内では石狩管内に次ぐ人口密度がある。苫小牧港には本州方面へのフェリーが発着し、千歳や函館と並ぶ北海道の玄関口になっている。