概要
1960年町制。太平洋に面する。
地名はアイヌ語の「アツマト」に由来(湿地に葦の茂る場所という意味)。
町の中央を厚真川が流れ、その上流には厚真ダムがある。米作や畜産などが盛ん。
日高本線や国道235号などが通じる。
面積404.61平方キロメートル(一部境界未定)、人口4432(2020)。
北海道胆振東部地震
2018年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震では、震源地に近かった厚真町は最大震度7の激震に襲われた(そのため被害も厚真町に集中した)。
厚真町では大規模な斜面崩壊が起きるなどの甚大な被害が発生し、36人が犠牲になった。地震による全体の死者数は43人であるから、厚真町での死者数はその8割以上を占めたことになる。
町内にある北海道電力苫東厚真発電所も被災したため、北海道全域で大規模停電(ブラックアウト)が発生した。この大停電は「全道停電」や「北海道大停電」などと呼ばれている。