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禁止・制限カード(バトスピ)の編集履歴

2022-07-03 17:19:44 バージョン

禁止・制限カード(バトスピ)

きんしせいげんかーどばとすぴ

バトルスピリッツの公式大会でデッキに入れられなかったり枚数制限のあるカード

概要

第十一回改訂までは『伝説・究極カード』と呼ばれていたが、

アルティメットの登場に伴い名称が改められた。


余談だが、バトルスピリッツダブルドライブではアルティメットが禁忌扱いとされており、別世界からやってきたメンバーが驚く一幕があった。


禁止カード一覧

一覧は第31回禁止・制限改定 (施行:2022/5/1~2022/7/31) 適用後のもの。

細字のカードは第32回禁止・制限改定 (施行:2022/8/1~) の施行に伴って禁止となる。

【スピリット】

2013年3月23日に禁止カード入り。

どのようなデッキでも簡単に大量のコアを使いまわせる点などが問題視された。



「ネクサスを配置したら2枚ドローし1枚破棄する」という、青お得意の手札交換能力を持つ。

登場当初こそ「ネクサスを大量に配置しながらも手札リソースの枯渇をケアし、キーカードである海賊龍皇ジークフリード・アビスを自分のスピリットに《煌臨》、配置されているネクサスを煌臨元として下に敷いて多重シンボルで殴り切る」というデザイナーズコンセプトのもと作成されたカードであったが、後に創界神 (グランウォーカー) と呼ばれる新タイプのネクサスが登場してから能力が一変。これらは配置に必要なコストが非常に軽量 (2コストや3コストがほとんど、軽減することで0コスト配置も可能) であることから、なんとドローエンジンとキーパーツ以外はすべて創界神ネクサスで構成、0コストでネクサス配置を繰り返し、デッキを全部ドローし切ってキーパーツを手札に揃える荒業が可能になってしまったのである。結果として、強力な制限<1>カードであろうと難なく手札に持ってきてリーサルする「創界神ワンショット」と呼ばれるデッキタイプが横行してしまい、これを重く見た運営によってスピリットとしては初の一発禁止に指定された。

なお「創界神ワンショット」のドローエンジンとしては、本カード以外にもかの有名なブレイドラも採用されていたため、こいつも罪を背負って制限<1>に指定された。



トラッシュからスピリットカードorブレイヴカードを1枚手札に戻す効果を持つ。

またリバイバル版はこの効果に加え、アクセル (マジック的な効果としても運用できるスピリットカードのこと) によってさらに赤のスピリットカードを回収できる効果が付与された。

環境を席巻していたデッキタイプ「皇獣」を弱体化させるために制限<1>に、その後禁止に指定された。


「相手フィールドのコスト6スピリットを、そのまま自分のフィールドに持ってくる」という、バトルスピリッツでは後にも先にも本カードしか持っていないような非常に特殊な能力を持っている。

問題だったのはこの能力の複雑さであって、実は環境で猛威を振るったということではない。 持ってきたスピリットに乗せられているコアはどうするのか、持ってきたスピリットに《煌臨》はできるのか、フィールドを跨ぐときに「相手によってフィールドを離れるとき」効果は発生するのか……等、新ギミックが開発されるたびに本カードに対する特殊裁定を制定しなければならず、しかもそれを全プレイヤーが把握することなんて到底不可能だろうと判断した運営により、一発で禁止カードに指定された。決して裁定を面倒くさがったなんて言ってはいけない。




相手の手札が、効果によって同時に2枚以上増えたor効果によって6枚以上に増えた時点でバーストとして飛来し、手札・手元・フィールドのカードを合計4枚になるように残してそれ以外を全てデッキの下に叩き込むというまさに「運営オリカ」としか形容しようのない強力なドローメタ効果を持つ。

非常に緩いバースト条件なのに踏んだらほぼ試合終了になってしまうこと、さらにはバースト効果であるため白以外のデッキにも出張できるといった要素が重なってしまい、第24回制限改定 (施行:2019/8/1) で制限<1>に指定される。しかし、その後も枠が余ったデッキに1枚採用される傾向が続き、数多のカードとプレイヤーの気力を同時に沈めてきた結果、第32回制限改定 (施行:2022/8/1) でついに禁止カードとなった。


相手が《煌臨》しただけでそのターンを強制終了させるという、煌臨に対する強力なメタカードとして登場した。

2022年より始まる「契約編」では、初手に1枚確定で持てる契約スピリットを召喚し、そこにキーカードを《煌臨》しながらリーサルまで運ぶ流れが一般的になったのだが、《煌臨》するだけでリーサルが遅れてしまう本カードはもはや「契約編の否定」とまで呼ばれるほど強力なメタカードとして浮上したため、制限を経ずに一発で禁止に指定された。


アタックするだけで、自分のカウント2つにつき相手のライフを1つボイドに送る (ただし、ボイドに送れる数は最大で4つまで) というライフバーン効果を持つ。

2020年の転醒編、続く2021年の真・転醒編では、ゲームがもつれにもつれ込んでようやくカウント6に行くか行かないかというくらいにカウント進行が遅く、それほど採用されているカードではなかった。

しかし、2022年の契約編からカウントがバカスカ増える環境に変革されて評価が一変。ライフ4点破壊が現実のものとして君臨し、赤デッキと対面するプレイヤーにとってライフ4つはもはや即死圏内となってしまった。

さらにたちが悪いのが、このライフバーンがアタック時に発生することである。フラッシュタイミングやバトル終了時に発生するのならばライフ減少を抑制する防御札を打ったり本体を除去したりで対処が可能なのだが、相手にアクションを起こさせる猶予も与えずにライフを消し飛ばす本カードは、カードゲームの醍醐味とも言える読み合いを無視した単なる殺戮兵器として生まれ変わった。

以上の事態を予め危惧していた運営によって契約編開始に先立って制限<1>となることが発表されたものの、赤属性はドローが得意なことからピン刺しの本カードでも難なく手札に引き込めるため、結局次の禁止・制限改定で禁止に格上げされた。


カウントの数だけレベルを上げ、Lv2からは手札・手元の青以外のカードを使用不可に (例えば白青などの複色カードであっても、青以外の色があれば使用不可) 、Lv4では相手のライフを1点リザーブへ置き、さらに相手のスピリットがいれば回復などという頭のおかしい性能をしているスピリット。

カウントの進みが比較的遅かった転醒編や真・転醒編でも青起幻デッキ (転醒をこなしてカウントを貯めていくデッキ) や複色起幻デッキに多く採用され、猛威を振るっていた。

カウントが爆発的に増加する契約編に突入することから予め制限<1>となることが予告されるも、手札交換 (「X枚ドローし、Y枚破棄する」といった縦引き能力のこと) を得意とする青属性であったことも手伝ってか相変わらず数多のプレイヤーを轢き殺し、上記のリバーサルドラゴンと同様に次の禁止制限改定にて禁止指定を受けた。


アタック時にカウントを6つ消費することで次の相手のターンを省略する能力、実質自ターンの追加能力を有する。

登場したのが真・転醒編の最終章、カウントが6まで貯まる前にゲームが決着していた時代のために当初の評価はそこまで高くなく、ハズレXレアやネタカードといった不遇な扱いを受けていた。

が、リバーサルドラゴンと同様にカウントが6がすぐ達成できる契約編環境において評価が激変し、手軽にエクストラターンを確保できるカードとして青デッキに投入されていた。

しかしながら対戦開始から早々にエクストラターンを確保されてはゲームバランスが崩壊すると判断した運営により、第32回制限改定 (施行:2022/8/1) で一発禁止の判断が下された。

[余談]本カードは転醒編と真・転醒編の背景世界におけるラスボス「創界神クロノス」の化神としてデザインされ、「時冠」デッキのフィニッシャーでもあったのだが、そもそも時冠デッキには強力なカードが少ないために「ホントにこいつラスボスか?」などと散々ネタにされ、挙句の果てにはエースすらも新ギミックの巻き添えを食らって消失してしまうという、どこまでも不遇なデッキタイプとして知られている。


【アルティメット】

トリプルアルティメットトリガーのみを持つ、コスト8の大型アルティメット。

アルティメットトリガーとは、相手のデッキを上から1枚トラッシュに置き、そのカードのコストがトリガーを発揮したアルティメットのコストよりも低ければ効果を発揮する、運要素が強めな攻撃手段のことである。

本カードの「トリプルアルティメットトリガー」はこのアルティメットトリガーを同時に3回行い、成功した回数によって効果を追加発揮していく能力であるが、どの能力も非常に強力かつ本カードがコスト8であることから比較的失敗確率が少ないために安定した攻撃性能を持ち、紫デッキではかなりの採用率を誇っていた。

単体性能があまりにも高すぎることから、第20回改定 (施行:2020/4/1) でアルティメットとしては2番目になる制限指定、第28回改定 (施行:2021/4/17) にてついにアルティメット初の禁止指定を食らった。


【ブレイヴ】

ゲーム中に1回、合体中のアタック時効果としてエクストラターンを確保するブレイヴ。また、初の10thXレア (バトスピ10周年を記念するレアリティ) でもある。

本カードはコスト踏み倒しができない、合体条件がコスト9以上と重く設定されているといったことからゲームバランスは崩壊しないと判断されたのだろうが、《煌臨》などによってコスト9以上のスピリットを用意するのは非常に容易く、本カードを召喚しさえすればエクストラターンで巻き返しを図れるためにただのパワーカードとして君臨。第23回禁止制限改定 (施行:2019/4/1) にて制限<1>指定、さらに第26回禁止制限改定 (施行:2020/5/1) にて禁止指定を受けた。


【ネクサス】

自身のデッキを破棄することでネクサスの配置コストを代用でき、Lv2からはネクサスが配置されるたびにコアブーストを行うネクサス。


相手が使用したマジックカードの効果を無効にするネクサス。


フィールドにいるスピリットが3体以下のプレイヤーはアタックできないというロック効果を持つ。

数を並べずに1体2体でケリをつけるような低速・中速デッキが一斉に人権を失ったほか、相手のアタックを完封しながら時間稼ぎをし、機動要塞キャッスル・ゴレム等の召喚時デッキ破棄で一気に勝つという戦術が横行したため、第7回禁止制限改定 (施行:2012/1/1) にて禁止カードに指定された。

制限を経ずに直ちに禁止指定を受けた初のカードである。

【マジック】

ボイドからコアを4個前借りするマジック。

獲得できるアドが (1ターンのみと言えども) 3コスト紫2軽減という使用コストに対してかなり大きいため、第1回禁止制限改定 (施行:2009/5/1) にて制限<1>指定、さらに第3回禁止制限改定 (施行:2010/6/1) にて禁止指定を受けた。


自分のスピリット1体を破壊し、そのスピリットのコスト分だけボイドからコアを追加するマジック。

スピリットのコストを増加させられるカードカテゴリ「ブレイヴ」の追加によっていとも簡単に大量のコアを調達できるようになってしまったため、禁止指定を受けた。


3枚ドローした後に手札2枚を破棄する手札交換マジック。

現在は青のお家芸である手札交換であるが、バトスピの初期の初期は緑に割り振られていた。

使用コストが2コストと非常に軽く、またコアブーストを得意とする緑にドロー要素を大量に追加するのはよろしくないと判断されたため、第2回禁止制限改定 (施行:2010/1/1) にて制限<1>指定、さらに第6回禁止制限改定 (施行:2011/9/1) にて禁止指定を受けた。


発揮者のエンドステップを3回行うまでアタックステップを省略する遅延マジック。

これを打ち破る手段が全くと行っていいほど存在しなく、お互い何もできずに盤面を整理する最強最悪の遅延マジックとして使用された。それに加え、下のハンドタイフーンと組み合わせて「バトルしないスピリッツ」と揶揄される事態を引き起こしたため、禁止カードとなった。


自分のトラッシュにあるカードを5枚選び、好きな順番でデッキの下に戻すマジック。

ループパーツとして様々なデッキに悪用されたため、ループデッキを好まない運営によって一発で禁止指定を食らった。


お互い手札を全て破棄し、デッキから新たに4枚ドローさせる効果を持つ。

「これを延々繰り返したら実質デッキ破棄じゃね?」と気づいた天才たちにより、上のルナティックシール道化姫トリックスターが組み込まれた、起動したら止まらないループデッキが構成されたことにより、禁止の判断が下された。


使用したターンの間、相手のバニラ以外のスピリットのアタック・ブロック、さらには黄色以外の手札カードの使用を禁止するマジック。

この非情なまでのロック効果を防ぐためにはバニラスピリットを採用するorこちらもウィッグバインドを使用するといった対処法しか存在せず、それによってデッキの拡張性を著しく制限してきたため、一旦制限<1>を経て禁止カードに指定された。


スピリット1体を指定し、使用したターンの間そのスピリットをアンブロッカブルにする能力。

そのコストの軽さや、簡単に多重シンボルを生成するブレイヴの登場によって劇的な強化がなされたため、禁止に指定された。


お互いそれぞれのスピリット/ネクサスからコア4個をボイドに戻させるマジック。

プレイヤー1人に対して1個しか使えない特別なコアである「ソウルコア」の特性 (ボイドに戻せない) を利用して相手のみにデメリットを押し付けることが可能になったため、一発で禁止に指定された。


自分のトラッシュにあるコア全てを、【覚醒】を持つスピリット1体に置くというマジック。

プレイヤー1人に対して1個しか使えない特別なコア「ソウルコア」の使いまわしを防ぐために一発禁止となった。


自分のトラッシュにあるコア全てを、自分のスピリット1体に置くというマジック。

上記のグレーとリンク同様、ソウルコアの使い回しを防ぐために一発禁止とされた。


自分のトラッシュにある、コスト6以下のスピリットカード1枚を手札に戻す回収マジック。

重要なのは「トラッシュにあるこのカードは、自分のスピリットが相手によって破壊されたとき、手札に戻せる」という自身を回収できる効果も付随していることであり、これによって色を問わず多数のデッキで採用されていた。

また多くのデッキにはその回収力を鑑みて1枚のみしか採用されていなかったこともあり、制限<1>の意味が薄いと判断されて一発禁止を食らった。



制限カード<1> (デッキに1枚までしか入れられない) 一覧

一覧は第31回禁止・制限改定 (2022/5/1~) 適用後のもの。

第32回禁止・制限改定 (施行:2022/8/1~) で制限に指定されたカードはない。

【スピリット】


【アルティメット】


【ブレイヴ】

【ネクサス】


【マジック】


制限カード<2> (デッキに2枚までしか入れられない) 一覧

設定はされているが、現在登録されているカードは無い。


制限カード<20> (デッキに20枚までしか入れられない) 一覧



余談

制限が解除されたカード一覧

第10回改定 (2012/9/1) より制限指定 → 第14回改定 (2015/10/17) より制限解除


第12回改定 (2013/9/1) より制限指定 → 第15回改定 (2016/4/1) より制限解除


第12回改定 (2013/9/1) より制限指定 → 第16回改定 (2016/11/1) より制限解除


第12回改定 (2013/9/1) より制限指定 → 第20回改定 (2018/4/1) より制限解除


第11回改定 (2013/3/23) より制限指定 → 第20回改定 (2018/4/1) より制限解除


第12回改定 (2013/9/1) より制限指定 → 第25回改定 (2019/11/1) より制限解除


第6回改定 (2011/9/1) より制限指定 → 第31回改定 (2022/5/1) より制限解除


第10回改定 (2012/9/1) より制限指定 → 第31回改定 (2022/5/1) より制限解除


第12回改定 (2013/9/1) より制限指定 → 第31回改定 (2022/5/1) より制限解除




禁止が解除されたカード一覧

第1回改定 (2009/5/1) より制限指定

→ 第2回改定 (2010/1/1) より禁止指定

→ 第31回改定 (2022/5/1) より禁止解除、制限<1>へ




一発で禁止となったカード一覧

  • 巨人港 … 第7回改定 (施行:2012/1/1) にて一発禁止







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