曖昧さ回避
- 枕を意味する英単語「pillow」の複数形。pixivのタグとしては枕を敷き詰めているイラストなどに使われることがある。
- 日本のオルナタナティブ・ロックバンド「the pillows(ザ・ピロウズ)」の略称。本記事で「the pillows」について解説する。
概要
1989年9月16日に結成され、2019年に30周年を迎えたベテランバンド。
アメリカなど海外のファンも多く、また多くの同業者のアーティスト達からも人気があり、影響を受けている後輩ミュージシャンも多い。
2008年1月にリリースされたシングル「Tokyo Bambi」がバンド史上初めてオリコンTOP10入りを果たすなど、長期活動を続けながら着実に人気を上げているという点で珍しいバンドだと言える。
結成25周年には日本武道館で、結成30周年には横浜アリーナで記念ライブを行った。また30周年には記念企画として映画『王様になれ』が製作された。
リリースしたアルバムは20を超え多くの楽曲を発表してきたが、あえて代表曲を挙げるとすれば「ストレンジカメレオン」「ハイブリッドレインボウ」など。また「Funny Bunny」が複数のアーティストにカバーされている。
メンバー
山中さわお (Vo./Gt.)
ほぼ全ての曲の作詞・作曲を担当している。彼の詞には彼の内面が色濃く反映されており、まさに『ピロウズを好きになるのは、 山中さわおの人格を受け入れるってこと』(増子直純/怒髪天)と言えよう。
the pillows以外にも「THE PREDADORS」「Casablanca」を結成、所属するほか、ソロ名義でのバンド活動も行っている。
浮世絵鑑賞が趣味で、自室にも飾っている。
真鍋吉明 (Gt.)
ほとんどの曲において彼のギター・ソロが挿入されている。レゲエをこよなく愛しており、ソロ活動として「NINE MILES」という名義でレゲエの楽曲の発表もしている。
愛称「Peeちゃん」。
リラックマや、白クマが好き。
佐藤シンイチロウ (Dr.)
非常にユニークな人柄の持ち主で、インタビューやライブ中のMCで数々の名ジョークを残している。
演奏面では出過ぎない、ストイックかつ安定感のあるドラミングが特徴的。
また、「Theピーズ」でもプレイしている。
アニメ・漫画作品との関連
- ガイナックス制作のOVA『フリクリ』のほぼ全てのテーマソング・挿入歌にthe pillowsの楽曲が使用されている。フリクリからpillowsファンになった、という人も(特に海外で)少なくない。
- 続編に当たるプロダクションI.G制作の劇場アニメ『フリクリ オルタナ』『フリクリ プログレ』では、2作品の主題歌をthe pillowsが担当したほか、挿入歌として過去の楽曲が再録されアルバムも発売されている。また、新作の『フリクリ グランジ』『フリクリ シューゲイザー』では引き続きthe pillowsが主題歌を担当するほか、劇中曲を山中さわおが担当すると発表がされた。
- ハロルド作石原作のアニメ『BECK』の最終回でthe pillowsの曲「LAST DINASOUR」「Advice」がキャラクターによって演奏されるシーンがあった。またわずかながら山中さわおが声優としても出演している。
- 篠原健太作の漫画『SKET DANCE』の作中でthe pillowsの曲「Funny Bunny」が演奏されるシーンがある。またアニメ化の際にはthe pillowsが新曲の「Comic Sonic」を提供、その後もアニメ内の企画グループ「SKET×Sketch」に山中さわおが書き下ろし楽曲「世界は屋上で見渡せた」を提供している。
- かきふらい作の漫画及びそのアニメ化作品『けいおん!』のキャラクターの名前がthe pillowsのメンバーに似ていることから、元ネタなのではないかと言われている。が、真偽のほどは定かではない(山中さわ子⇒山中さわお、真鍋和⇒真鍋吉明、鈴木純⇒鈴木淳〈サポートメンバーで、ベーシスト〉)。
- 日向武史作の漫画『あひるの空』の作中にthe pillowsの曲名やグッズが登場している。アニメ化の際はOPをthe pillowsが担当し新曲の「Happy Go Ducky!」が提供された。また『Happy Go Ducky!初回限定盤』の特典ライブ映像の選曲は日向武史が担当しており、アニメ公式サイトでは山中さわおと日向武史の対談が掲載されている。