「進化の権利を行使できるのは、選ばれし者のみ…それが私だ!」
概要
CvS2において、隠しボスとして登場。
ミリオネアファイティング2001決勝戦直後、大阪城の天守閣で豪鬼と雌雄を決したルガールが、豪鬼を破り、さらにその際に豪鬼の持つ『殺意の波動』の力を吸収。
『暗黒パワー』そして『殺意の波動』の両方を手に入れ、驚異的なパワーを得たことでこの姿となった。ただし、『殺意の波動』に呑まれているような節も見受けられる。(逆に豪鬼が勝つと、豪鬼が神人豪鬼【しんごうき】となる)
通称Gルガール・Gルガ。海外版ではゴッド表記に問題があるのか、アルティメット・ルガールとなっている。
タキシードの肩巾やワイシャツに破れが見られ、画面奥側の片手は血に染まっている。
髪は白、肌が赤褐色に変色。
目も殺意の波動によって真紅に発光しているのだが、元々隻眼である筈なのにこの形態の彼は両目とも同様に紅く光っている。
この体となった際にゲーニッツ奪われた右眼球が再生されたのだろうか。
あるいは、「全てが見える。原子の理さえも」と勝利台詞で発言している事からも、最早健在の左眼球すら必要無い様な、肉体的ではない仕組みの『視覚』を両眼窩に獲得している可能性もある。
ラウンド開始時の登場パターンとして、敗北した豪鬼の体を片手で放り投げるCPU専用の演出も存在。勝利ラウンドでタキシードのワイシャツを破る演出もあるが、この際に彼の胸に豪鬼の象徴である【天】の文字が浮かび上がる。
性能
KOFシリーズでのボスとしての登場時と同様に、その脅威的な戦闘力は健在。
通常版ルガールと比べると、歩行速度が異常に早く、飛び込みの高さも低い。
素早い突進投げのルガールエクスキュージョンが使用可能になっており、ジェノサイドカッターに無敵が付く、カイザーウェイブの溜め時間が短くなるなどパワーアップ。
さらに豪鬼の『阿修羅閃空』や『瞬獄殺』までも完全にコピーし、己の技として体得。(技名は『ゴッドレーン』と『ラストジャッジメント』に変更)
ラストジャッジメントでKOした際には、画面に「天」の文字が浮かび上がると共にマッスルポーズを決める。
また専用ゲージ全消費超必殺技として、相手を胴に貫き手を突き入れたまま頭上高く掲げ、そこに上向きのエネルギーの奔流(ぶっちゃけオロチ勢に壁や地面に叩きつけられた時とかに出る、ドクロがコンニチハしてくるアレ)をブチ上げまくる『G・エンド』という見た目も威力もエグい技も編み出しており、その際の「君の死に場所はここだ…!」は「勝利など容易い」と並んでゴッド・ルガールの代名詞的な台詞ともいえる。
対戦でプレイヤーキャラとしても使えるが、その際にはステータス全体が大きくグレードダウン。CPU特有の異常な攻撃力補正が無くなり、体力も通常版ルガールの6割ほどしかない。
余談
パワーアップの演出の一環として台詞にエコーが入っている。
……が、この影響で空耳がひどい。
主なものは以下の2つ。
- 「審査員カッター」(ジェノサイドカッター)
- 「送料などが安い」(勝利など容易い)
特に二番目に至っては、ルガールの代名詞の一つである、相手を掴んで壁にぶつける投げ技 (通称:運送技・運送投げ)『ギガンティックプレッシャー』の影響もあってルガール運送という一大ジャンルを確立してしまった。
ただしルガールから見れば許しがたい存在らしく、対戦でルガールが勝った場合はこの勝利台詞が用意されている。
「あいにく許してはおらんのだよ。無粋極まるニセモノの登場など!!」
関連タグ
pixiv内ではルガール・ルガール・バーンシュタインとして描かれていることが多い。
結末(ネタバレ注意)
プレイヤー側に敗北しても結局それすら本気ではなかったのかすぐに立ち上がり、渾身のパワーによる一撃(カイザーウェイブか同系統のものと思われる)で全てを終わらせようとするが、そこでパワーを完全に掌握していた筈の肉体の内側より声が…
「…タリヌ…」
「…ソノ器デハ、タリヌ…」
「キサマノ自我ノミデハ、タリヌ!」
制御出来ていた筈の力が突如として体内より噴き出してルガールを包み込み、それが晴れた時には…
…その肉体は打ち倒され死亡した筈の豪鬼(あるいは豪鬼に瓜二つの何か)にとって替わられていた。
その人物は「我…何者にもあらず…境地、彼岸にも此岸にもあらず…」という言葉を残しながらそのまま二度目の炎上を迎えた大阪城の炎の向こうへと歩み去って行った…
どういう意味なのか今をもって尚詳細が語られていないこの演出であるが、考えてみればオメガルガールの姿になっても尚御する事に失敗して消滅する羽目になった暗黒パワーに加えてあのリュウですら制御しきれず暴走させてられてしまう殺意の波動という『格ゲー界2大制御激ムズパワー』とも言える2つを、ナンボ肉体が人外に格上げされているからといって生身で2個持ちするなんて事自体が土台ムチャ過ぎる話であり、どんな結末になろうかなんてわかったものじゃなかったと言える。