概要
かのちぃとは、ラブライブ!スーパースター!!に登場する澁谷かのんと嵐千砂都のカップリングタグ。
ラブライブ!シリーズにおいては、シリーズ前2作がことほのうみとようちかなんのトリオカプであるのに対して、こちらは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のゆうぽむ(あなぽむ)と同様、2人のカップリングである。
2人の関係
小さい頃からの幼馴染みでありとても仲良しである。
かのんは、千砂都のことをちぃちゃん(ちーちゃん)と呼び、対して千砂都は、かのんに対してかのんちゃんと呼びあっている。
千砂都は、小さい頃からかのんの家の喫茶店に遊びにきており、よくかのんが飼っているコノハズクのマンマル(特にその丸い目)を見ては、心がほっこりするといい、癒されている。かのんという居場所は、彼女にとってかけがえのない大切な時間であるようだ。
かのんも、そんな千砂都に飲み物とかを出しながら、そんな彼女の様子を見ては、小さい頃の思い出を思い出しつつ、暖かい目で見守っている。かのんは、そんな千砂都に対して『マンマルを見ている時のちぃちゃんの目も凄く丸くてキラキラしている』と思っている。
アニメでの絡み
注意:アニメ未視聴の方はネタバレ注意
第1話~第4話
この頃は、「かのんがスクールアイドル活動を始める」ことに焦点が当てられており、歴代幼馴染系としてはそこまで絡みが濃くなかった。
それどころか、第2話で可可が千砂都を誘ったときに(忙しい千砂都を気遣ったとはいえ)本人の意思も聞かずかのんが制止してそれに千砂都が複雑そうな表情を見せていたため、
「過去作のように盛大にこじらせる展開があるのではないか」と今後の展開を心配する声や、「幼馴染最弱」と過去作の幼馴染キャラ(特に直近の過去作かつ衝撃的なムーブをかまし視聴者に絶大なインパクトを残した歩夢)と比較して絡みの薄さを揶揄する声も挙がっていた。
第3話で、真剣にスクールアイドルを目指すかのんに対して生半可な気持ちでスクールアイドルをすることはできない、と千砂都もまたかのんを気遣っていたこと、
『Tiny_Stars』のライブ中に見せた感動と悔しさが入り混じったような複雑な表情から、お互いに気遣い合うあまり、すれ違いが発生していた状態だったと言える。
第5話
Sunny_Passionの二人の来襲により、かのん達は合同練習を開始。
この時、クーカー+すみれがサニパと一緒にランニングへ行く中、スクールアイドル同好会所属でないことを理由にかのんから待機を命じられて悲しそうな表情を浮かべていた。
その後、サニパからクーカーのダンスが千砂都に依存していることを指摘されて何かを決意した千砂都は、一時的に神津島でライブを行うかのんとは別行動をとることを宣言した。
この時、かのんは他のメンバーと比べても明らかに動揺し、その後神津島でも千砂都のことを考えて悩んでいた。
幼い頃、千砂都は「かのんができないことを、できるようになる」ことを宣言し、それを成し遂げるためにダンスを始めた。かのんが千砂都にスクールアイドルをやらせようとしなかったのも、その約束を守るために今はそれぞれのできることをやり遂げるべきと考えていたためだった。
…だが、東京でレッスンを重ねる千砂都のカバンには『退学届』と書かれた書類が入っていた。
この衝撃のラストに、歴代でも最悪の展開を危惧する者、「かのんが理由で退学決意したのであれば、もしかして千砂都もだいぶヤバいのでは?」と幼馴染最弱の評価を撤回する者など、
この時点で『かのちぃ』の勢いは強くなっていた。
第6話
千砂都とかのんの幼少期が詳細に描かれた。
千砂都は、幼いころは弱気で泣き虫なために周りからいじめられ、友達もまともにできない性格だった。
一方、かのんは幼いころは勝気で正義感が強く、いじめられていた千砂都を庇ったり、友達としてお気に入りの景色を教えるなどして千砂都に親身になっていた。
こうした幼少期から、千砂都は「かのんに守られるだけではない強い人間になりたい」という思いを抱えていた。
そんな彼女は、もしも優勝できなかったら退学し、海外へダンス留学をするという大きすぎる決意を抱えてダンス大会に臨もうとしていた。
かのんが歌詞を完成させ、ちょうど千砂都の大好きな満月の夜、二人は電話で久しぶりの会話を交わし、それぞれに控えるライブと大会に向かって励ましあう。
しかし、お互いに言いたいことがあるはずなのに、それをうまく言葉にできないまま電話は終わってしまった。
そして電話を終えたかのんは……
かのん「ごめんね」
かのん「気がつかなくて」
千砂都が不安を抱えているのではないかと察して、悠奈に頼んでダンス大会当日、会場まで連れてきてもらったのだ。
そこでかのんは、かのんにとっての大切な思い出であり心の支えになっていたのが「かのんができないことを、できるようになる」と宣言した千砂都の姿であること、それからの千砂都は尊敬すべき大切な存在であること、そして、「二人が同じ思いなら、二人で支え合おう」という言葉だった。
それらを聞いた千砂都は、いつもの『うぃっす』という掛け声とともに会場へ向かい…
結果、堂々の優勝。
そして、『スクールアイドルに専念したい』という理由の書かれた普通科への転科届も提出し、正式にスクールアイドルのメンバーとして加入した。
神津島で、4人で『常夏☆サンシャイン』を披露し、こちらも見事に成功を飾る。
千砂都の大きすぎる思い、そして電話越しの違和感だけで幼馴染の不安を確信し、船を経由するという決して軽い気持ちで移動できないような場所に迷いなく向かうという究極のイケメンムーブを見せたかのんの姿により、
最悪の展開を危惧する声や『幼馴染最弱』という前評判はこの回により完全に覆された。
第7話~第12話
ここから隙あらばイチャつくようになる。
第9話では、恋をきっかけに科による制服の規定が無くなった話を聞き、かのんと千砂都が「みんなで音楽科の制服を着てみようか」と盛り上がる。
この時、「うぃ~っす♡」と流れるようにさも当然のごとく指キスを披露。
第11話では、かのんのトラウマ克服が主題の話であったため、幼馴染である千砂都も準主役に。
母校の小学校で歌を教えてほしいと頼まれ、小学校の下見をしつつも二人で思い出語りをしていた。
かのんのトラウマを完全に克服させるため、小学校訪問に一人で向かわせかのん一人で歌う状況を作るという過酷な試練を課した際も、
本番際にかのんが千砂都の真意を察してお礼を言い、見事本番で歌い切る。
感激した千砂都は、かのんに駆け寄り母校の全校生徒の前で思いっきり抱きつき、二人で笑い合う。
(※実際には投げ飛ばしてはいません)
アニメ以外での絡み
幼馴染系カップリングとしては珍しく、主人公→幼馴染への感情もかなり大きいものが向けられている。
アニメに限って言えば前述の行動だけでも感情の大きさは十分にわかるが、問題はアニメ以外の媒体。
- リエラジ!第15回
千砂都がたこ焼きを買ってくることを『何となく』で察知したかのんが全員分のお茶を買ってくる
- リエラジ!第33回
定期的に甘えん坊スイッチが入るかのんの生態を千砂都はわかっているようで、普段は千砂都がその処理を手伝っているらしい。
- 常夏☆サンシャイン
本作屈指の問題曲。
放送当初こそ、ひたすらに明るいテンションの曲調や話の展開の方が注目されたため、この時点では歌詞の方に関心を向けていた人は少なかった。
…が、Fullバージョンが解禁されると一転、『かのんが千砂都のことを考えて書いた歌詞』ということを踏まえて見ると極めて重いと評判に。
※厳密に言えばかのんが部のメンバーである可可とすみれ、そしていつも助けてくれる千砂都のことを書いた歌詞なので千砂都だけのことを考えて書いたわけではない……のだが、ないはずなのだが
どう聴いても二人の曲に聴こえてしまうのはなぜなのだろう。
以下、一部歌詞抜粋
「太陽も嫉妬しちゃうパッションなYou&Me」
「うまく言えないけど運命とか信じたいのさ」
「つまりキミがいなきゃ夢の続き見れないよ」
…他の歌詞部分も結構ヤバいので各自検索されたし。
編集者として一つ言わせてもらうなら、これNHKで流したアニメですよね?
PVも大変仲睦まじい二人の姿が見られるので必見である。
(※これ以外にもG'sマガジン、BDブックレット等の資料があります。所持している方や詳しい内容のわかる方がいらっしゃいましたら追記お願いします。)
別名・表記ゆれ
※かのちさ、ちさかのは、バンドリと被るため、区別するためにかのちぃちぃかのにしています。ラブライブのときはこちらを使用してください。