グレース・ケリー

ぐれーすけりー

アメリカ合衆国の女優、モナコ公妃。

概要

グレース・ケリーとは、アメリカ合衆国の女優、その後のモナコ公妃。

フルネームはグレース・パトリシア・ケリー

同時期のハリウッドを代表する女優に、セックスシンボルとして有名なマリリン・モンローがいた。グレースはモンローとは真逆の気品と知性の貞淑な美しさのスターであり、「クール・ビューティー」(cool beauty)とは、彼女を讃えた言葉である。

またエルメスの「ケリーバッグ」という愛称は、彼女がこよなく愛用していたことに由来する。

1949年…ブロードウェイでデビュー。

1951年…映画デビュー。アルフレッド・ヒッチコックのお気に入りで、彼の映画にはいくつも出演した。

1955年…『喝采』でアカデミー賞の主演女優賞を受賞。

1956年…カンヌ国際映画祭で出会ったモナコ大公レーニエ3世と婚約。同年結婚。モナコ公妃となり女優業は引退した。※

1982年…9月13日。モナコへの帰路、ローバー3500を運転中に脳梗塞を発症。ガードレールに激突し、崖を40メートルほど転落して自動車は大破。病院へ搬送されたが、意識が回復しないまま翌日に死亡した。満52歳没。

運転していたのは別人との説もある。

※　女優業の復帰にはヒッチコックの強い希望と彼女自身の葛藤もあったが実現することはなかった。2013年公開映画「グレース・オブ・モナコ公妃の切り札」（ニコール・キッドマン主演）でもその心情が描かれている。