概要
クエスターの2人がステルス戦闘機を参考に開発した漆黒のジェット戦闘機。
あらゆるレーダーに捕捉されないステルス機能を備えており、最新式光学迷彩システムによって視認する事も不可能。その為、一度呼べばガイ達の元に突然現れたかの様に出撃する。
本来の設計思想としてはボウケンジャーや他のネガティブシンジケートを出し抜き、世界中のプレシャスを強奪して独占する事が目的であり、それに基づいて開発されていた。
だが、劇中ではホムンクルスの存在を受け、更なる改造が施される事となる。それはホムンクルスの頭部に変形合体すると同時に、電磁パルスによってその意志を奪うと言う物であり、2人の目論見は見事に成功し、ホムンクルスはクエスターの操り人形と化した。
活躍
メルクリウスの器でホムンクルスを誕生させた直後、奪(オーバー)を呼び寄せ合体することでホムンクルスをコントロール下に置くことに成功する。
ボウケンジャーも負けじとアルティメットダイボウケンで応戦するが、ホムンクルスの凄まじいパワーによって押し込まれる。
ならばと空からの攻撃を試みるボウケンジャーだが、奪はなんとアルティメットブラスターの直撃を無傷で突破。
お返しとばかりに胸部から三連ビームを叩き込み、トドメに口からの破壊光線を放ってアルティメットダイボウケンを機能停止に追い込んだ。
ボウケンジャーは続けてダイボイジャーで戦闘を続行するが、奪はゴーゴーボイジャーの一斉掃射をものともせず、ダイボイジャーともパワーで張り合い、さらには大剣人ズバーンが加わって二対一となっても圧倒的優勢を維持。
ズバーンを戦闘不能に陥れると、アドベンチャーダブルスクリューを真っ向から受け止め、そのままダイボイジャーを投げ飛ばして合体解除に追い込んだ挙句、ボウケンジャー全員に重傷を負わせるという完全勝利を遂げた。
その後、巨大戦力を倒したことで余裕を得たクエスターにより、東京の真ん中に出現して大暴れを始める。
そこに、ボウケンレッドの駆るサイレンビルダーが出現し戦闘になるが、ビーム攻撃をジャッキアップを駆使したしゃがみ&ジャンプで回避され膠着。
それでも性能差は圧倒的であり、撃ち合いを制しつつも山間部に移動させられる。
実は明石の狙いは、サイレンビルダーのネオパラレルエンジンの全リミッターを解除し、エンジンを臨界させることで奪とホムンクルスもろとも自爆することにあった。後を追って来た4人のゴーゴービークルによって自爆は防がれ、そこから5人の総攻撃を受ける。
そしてダイボウケン、ダイタンケン、サイレンビルダーの三大ロボとの激突に発展。
無茶苦茶なパワーと防御力にものを言わせてまたしても優位に立つが、ケイの導きによりオウガの術を破った映司がゴーゴーボイジャーで戦線に復帰したのを機に一気に形勢が逆転。
必殺技を立て続けに撃ち込まれて転倒し、起き上がったところにズバーンを手にしたボイジャーダイボウケンが放った「スーパーライディングアドベンチャードライブ」を受けてホムンクルスもろとも粉砕された。
クエスターの二人は脱出したものの、追撃して来たボウケンジャーとの総力戦の末に敗北。
ガイはシルバーによって魂滅され、レイも初期メンバー5人によって破壊されたことで、クエスターは壊滅することとなった。
余談
モチーフについては明言されていないが、奪が合体した際のホムンクルスのモチーフがグレートファイブと考えれば、マスキーファイターがモチーフかもしれない。
あるいは、ステルス戦闘機繫がりでタイムシャドウか。