ガイ「杖は骨となり、ハーブが血となり、水銀が肉となりそして!」
レイ「人間は錬金術の力により、永遠の命を手に入れようとした! これがその秘術の究極ぅ!」
概要
かつて中世ヨーロッパで錬金術師達によって研究され、「錬金術師・パラケルススがその製造に成功した」とも言われていた人工生命体。口から発する破壊光線は一撃で山を消し飛ばす。
しかし、怪しげな錬金術としての限界の為なのか、生まれた時から明確な自我を全く持たず、破壊本能のままに滅びるまで暴れ回る怪物となった。
さらにこの生命体の製造にはフラスコの中に人間の体液や馬糞などを入れ、40週間も掛かるとされていた。
しかし、メルクリウスの器に3つのプレシャス(カドゥケウスの杖、賢者のハーブ、パラケルススの水銀)を入れる事で瞬時に誕生させられることが後に判明。
クエスターはオウガに時間稼ぎをさせる傍ら、まずメルクリウスの器を入手。
次に、事前の交渉により他のネガティブシンジケートに集めさせた三種のプレシャスを手に入れると、リュウオーンと戦っていたボウケンレッド・イエロー・ブルーの目の前で合成、ホムンクルスを誕生させた。
その後、ホムンクルスはクエスタージェット・奪が合体することで、クエスターの支配下におかれた。
製造に使われるプレシャス
メルクリウスの器
内部で投入されたものを数十秒で錬成し合成物を作り出せる容器。気象条件によって20年に1度、潮が引いてから数時間しか入る事のできない昆沙門海岸の洞窟に隠されており、オウガをボウケンジャーが迎撃している隙にクエスターが見つけ出した。
カドゥケウスの杖
宝玉とカルシウムやリンから成る柄で出来た杖。宝玉部から光線を放つ事もできる(ガジャが杖を中継点として術を放っただけの可能性もある)。黒鷺の森に設置されておりゴードム由来の術でなければ取り出す事ができなかったためクエスターは現代で唯一術を扱えるガジャに入手させた。
賢者のハーブ
「鉛を金に変え、人間に永遠の命を与える」と言われた賢者の石と掛け合わせて作られた植物で錬成すると液体へと変化する。その強い生命力から玄武山の火口内にあったのが残されており、クエスターは高温に強い耐性を持つジャリュウ一族に入手させた。
パラケルススの水銀
錬金術により加工された小瓶の中に収められた特殊な水銀。変動性がある水銀から筋肉の様に丈夫でありつつ柔軟な物体へと変化する。警備の厳しいケミスト博物館に展示させられていたを、ダークシャドウに盗ませた。
余談
ホムンクルス自体のモチーフはギャラクシーロボであり、顔つきと胸部に面影が見られる。
奪が合体した後のモチーフは、グレートファイブであるが、寄生による形態という面を踏まえれば、キメンドグラーに寄生された際のグレートファイブがモチーフかもしれない。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート クエスター クエスターロボ
ホムンクルス(仮面ライダーウィザード):小説版の『仮面ライダーウィザード』に登場するホムンクルス繋がりの怪人。
本編最後の一般巨大戦力