概要
本名:アンナ・マリー(映画ではマリー・ダンキャント)
ミュータント・テロリストのミスティークによって育てられた。最初はミスティークが組織したブラザーフッドのメンバーだったが、スーパーヒロイン:Ms.マーベルとの戦いで、正義と栄光に満ちあふれた記憶に打ちのめされ、正義の道を志すためX-メンに加わった。
ガンビットとは恋仲だが、色々あって付かず離れずを何年も繰り返すという複雑な関係。
キティ・プライドからの指示でカップルカウンセリングを受けたことで徐々に関係が改善されていき、2017年頃にようやく結婚した。
マグニートーは磁力で膜を張ることでローグの能力を無効化できるため、お互いに惹かれあった事もあったが、思想の違いから離れている。
if世界の「エイジ・オブ・アポカリプス」ではマグニートーの子供を産んでいた。
彼女にとって能力を意識せずに付き合えるというのは重要で、生体金属によって能力が効かないコロッサスが気になっていたこともあった。
能力
皮膚から接触した相手の生命エネルギーや、記憶、能力などを奪うことができる。
かつてはコピーされた相手は昏睡状態となるため常に手袋を身につけていたが、後に弱点を克服し無闇に相手を疲弊させることはなくなった。
通常はコピーした能力や記憶は一時的なものだが、なぜかMs.マーベルの能力だけは例外で、かつてはMs.マーベル由来の怪力、超体力、飛行能力を持つパワフルなキャラクターだった。
Ms.マーベルの能力のコピーは当初は永続的と考えられていたが、設定変更により長期的に維持できていただけという事になり、のちに彼女から得た能力は失っている。
能力の制御に成功した現在では記憶した能力を複数組み合わせて発動させるまでになっており、それにより少数での作戦遂行に適したスタイルになっている。
実写版
1作目から登場しており、1作目では事実上のメインヒロインを務めるなど重要な役どころを演じる。
演者はアンナ・パキン。
X-MEN
自分の能力で恋人を傷つけてしまったことにショックを受けて家を飛び出し、各地を放浪しているところを、同じく記憶を失って放浪していたウルヴァリンと出会って行動を共にするようになり、紆余曲折を経てプロフェッサーXの元に預けられることになる。
マグニートーから上記の能力を悪用されそうになるが、X-MENによって救出された。
最初のうちは普通の髪だったが、終盤で原作同様白いメッシュのかかった髪へと変化した。
X-MEN2
アイスマンと恋仲になっており、彼とコンビを組んで行動することが多かった。
今回はX-MENの一員となり、誘拐されたプロフェッサーXの救出と敵の計画の阻止のために奔走する。
X-MEN: ファイナルディシジョン
アイスマンがキティ・プライド(シャドウキャット)と一緒に過ごすことが多くなったことにやきもきするようになり、プロフェッサーXの死後、学校を出て行ってしまう。
その後、事件が解決した後学校に戻ってきたが、体からミュータント能力を消滅させる薬「キュア」を投与したことで、能力は失われてしまっていた。
X-MEN: フューチャー&パスト
開始早々、センチネルによって殺害されてしまい、あっさりと退場してしまう。
しかし、終盤未来が変わったことでこれまでの出来事がリセットされたために復活。学園でアイスマンと共に仲良く歩いている姿が映し出された。
当初は割と重要な役回りになる予定だったが、諸事情により出番が大幅にカットされ、事実上のカメオ出演に留まることとなった。
後にローグの出演シーンを大量に追加した『ローグ・エディション』が発売されている。本編のサイドストーリーの内容でこれを見ると本編が2倍楽しくなると思われるが、レンタルビデオ店では取り扱ってはおらず家電量販店等での購入でしか手に入らない。
格ゲー版
カプコンのマーベルVSシリーズの一作『X-MEN VS.ストリートファイター』に登場。
Ms.マーベルの飛行・身体能力を駆使した肉弾戦法のほか、相手の技をコピーして使えるという非常に貴重なキャラとなった。波動拳・昇龍拳は勿論瞬獄殺まで使えるぜ!
その後『マヴカプ2』にて再登場したが、キャラ数が多すぎるせいか技コピーはできなくなりステータスアップのみに。『エクスト』でコピーできたキャラはそのままとかしてもよかったのに。
なお、最新作として発表されている『MARVEL VS. CAPCOM INFINITE』ではかつてのパワーのコピー元であったミズマーベル改めキャプテン・マーベルが参戦決定している。
このことと現行コミックではもう彼女の能力は使えないことを考えると、もし今後ローグが再参戦したとしてもだいぶ性能の違うキャラになるかもしれない…
声優
94年放送のTVアニメ版では小林優子が担当。
アンナ・パキン演ずる実写版『ファイナルディシジョン』では小島幸子が担当した。(劇場公開版)
2011年に公開されたマッドハウス版では登場せず。
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