『────────フフ。また私のおかげで命を拾ったな。』
概要
CV:藤井ゆきよ
辺境の街を活動拠点とする冒険者の女性。階級は第三位『銀等級』。
騎士甲冑と大盾による高い防御を備え、両手剣(ツーハンデッドソード)(※)での鋭い剣撃を放つ麗人。重戦士と一党を組んでおり、彼の窮地を幾度も救ってきたベテラン剣士。
※作者の依るとTRPG的にはバスタードソードだが伝わりやすさを優先して「片手半剣」ではなく「両手剣」を採用したとの事。
なお余談だがD&Dでのバスタードソードは「両手武器だが特技を習得することで片手でもペナルティ無しで使える」という武器なので、つまりはそう言う事なのかもしれない。
一党の壁役(タンク)を担う。至高神を信仰し、彼女もまた奇跡を使うことができる(使用回数は不明だが、イヤーワンの描写からして少なくとも2回は使える模様)。授かっている奇跡は、作中の描写を見る限り《小癒》(ヒール)と《祝福》(ブレス)。なお、本人が熱望しているのにも拘らず、書籍4巻の時点では《聖撃》(ホーリースマイト)は授かっていない模様。
聖騎士(パラディン)を志望しているものの、生来の豪気な性格もあって賭け事などに興じるのもしばしば、酒癖もよろしくない。が、少年斥候や巫術師たちからは“姉ちゃん”“お姉さん”と呼ばれ慕われている。
同業としては銀等級らしからぬゴブリンスレイヤーを疎んじていたが、とある相談事について真摯に接してくれた事を機に良き知人として認識を改めるようになった。
モテない・結婚できない女性冒険者のジンクスに悩む一方で、重戦士の事を好いており、彼と交際するために少しずつアプローチをかけている(迷走してビキニアーマーに手を出しそうになった事も有るが…)。
なお、仲間内での恋愛の拗れで壊滅した冒険者一党をいくつか知っており、ゴブリンスレイヤーにその事をつっこまれた際には『時と場合によるだろう!』と赤面して叫んだ。
ちなみに彼女の残念美人ぶりは、原作者が女神官が憧れる大人の女性として受付嬢と魔女を挙げる中、彼女だけハブられている事を読者に指摘されて「えっ」と首をかしげられてしまうほど。……女騎士さんは泣いていい。
一応フォローすると、どこぞの英雄が出自な必殺半歩ずらしの変態剣法を扱えるお姫様であり辺境最高の一党にふさわしい盾であり剣でもある銀等級の冒険者なのです。いやホントマジだから。
───まあ、その生まれの良さが重戦士との恋の障害になっているところが何ともなのだが……
余談
やる夫スレ版でのAAはアグリアスが当てられている他、残念な美人としての側面は世界樹の迷宮シリーズの初回特典におけるオマケ漫画で描かれていた女性パラディンがモデルとなっている事が作者より示唆されている。
12巻で彼女の語る先祖の話は、おそらくやる夫スレで展開されていた『従妹連れ狼』(未完)。なおこの話に出てくる「従兄の冒険者」は白金冒険者ではない(ハズである)。