ブロギー
ぶろぎー
「我らを信じてまっすぐ進め!!!たとえ何が起ころうともまっすぐにだ!!!」
概要
偉大なる航路前半の島「リトルガーデン」に住む巨人族の戦士。通称"赤鬼のブロギー"。
元々は新世界にある"戦士の村"「エルバフ」出身で、100年以上前に世界中の海を又にかけて大暴れした「巨兵海賊団」のリーダー格でもあった(もう一人は"青鬼のドリー")。
口周りを全部覆うヒゲがトレードマークで、斧「ブルーザーアックス」を使って戦う。
同じくリトルガーデンに住むドリーとは親友にしてライバルというケンカ友達のような間柄になっており、なんと100年間も「決闘」を続けている。
プロフィール
人物
普段は豪気で柔和な性格だが、一度戦闘が始まればその形相は鬼と化す。巨体にそぐわない身軽さで宙を飛び、全体重を乗せた一撃で敵を仕留める。
エルバフの戦士として名誉ある死を望むブロギーは、戦闘で相手の命を奪う事にも、己が命を失うことにも全く躊躇が無い。
故にドリーが負傷を隠して赴いた時も気づいていたが、全力で打ち合って切り伏せ、幾つもの感情が入り交ざった涙を流した。
その隙にナミ達と共にMr.3一行に捕らわれるがルフィ達に助けられ事なきを得る。
命を取りとめたドリーと共に戦士の誇りを守ってくれた麦わらの一味に感謝し、その恩に報いるため、再会を約束しリトルガーデン近海に生息する怪物金魚“島食い”を限界を迎えた己らの武器を破壊してまで倒し、彼らの行く手を開いた。
武器を失ってなおドリーとの決闘は続けており、現在ではただの殴り合いである。
「情け容赦ない殺し合いに言い訳などしては名が腐るわ!!!」
「弱っていることを隠してなお戦おうとする戦士に恥をかかせろと…!?」「そうまでして決闘を望む戦士に!!!情けなどかけられるものか!!!」
余談
名前の由来
「ブルーザーアックス」という武器名から、名前の由来はアメリカ出身のプロレスラーブルーザー・ブロディとおもわれる。決闘相手であるドリーも武器の「テリーソード」と合わせ、ザ・ファンクスとして兄弟タッグを組んでいた同じくアメリカのレスラードリー・ファンクJr.と言われている。
戦いのきっかけ
100年以上前のある日、それぞれが小島ほどもある大型海王類を仕留めた二大船長は、その釣果を祝って上機嫌で船員たちと宴を開いていた。互いに「これまでで一番の大物」だと話し喜ぶ二人に、ユキという人間の少女が素朴な疑問を投げかけた。
「それは どっちが大きいの?」
二人はその言葉にハタと気付き、リトルガーデンへ移動して互いの獲った海王類を見せ合って「自分のほうが大きい」と主張して譲らず、意地の張り合いから喧嘩を始め、ついには決闘にまで発展してしまう。船員たちも止めようとしたが二人の死闘は連日続き、仕方なくその場で海賊団は解散することとなったのだった。
以来7万回以上も決闘を続けている二人だが、その理由はとっくに忘れてしまっている。しかし「理由がどうであれ、一度戦いを始めたからには決着をつけなければならない」という彼らの矜持は、いつしか「誇り」をかけた闘いに昇華させた。
上述のプロレスネタと合わせ、このエピソードは漫画『キン肉マン』のゴールドマン、シルバーマン兄弟の「天上兄弟喧嘩」がモチーフとおもわれる。因みに、ブロギーの声を担当する稲田徹氏は後年のゲーム・パチンコ等の各媒体で本当にゴールドマン(およびその後変貌した姿である悪魔将軍)を演じている。