※この記事にはONE PIECE FILM REDのネタバレ情報を含みます。 |
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概要
2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』に登場するヒロインのウタが、劇中で披露するキャラクターソングをまとめたCDアルバム。
各楽曲は、ウタのボーカルCVを務めるAdoが歌唱している。
各歌の公開前には、ウタ自身が曲の裏話を語るバーチャルYouTuber風の動画「ウタ日記 UTA diary」も配信された。
収録曲
No. | 曲名 | 楽曲提供 | MV配信日 | ウタ日記 |
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1 | 新時代 | 中田ヤスタカ | 6月15日 | #1 |
2 | 私は最強 | Mrs. GREEN APPLE | 6月22日 | #2 |
3 | 逆光 | Vaundy | 7月6日 | #3 |
4 | ウタカタララバイ | FAKETYPE. | 8月6日(映画公開日) | #4 |
5 | Tot Musica | 澤野弘之 | 8月17日 | - |
6 | 世界のつづき | 折坂悠太 | 8月10日 | #5 |
7 | 風のゆくえ | 秦基博 | 8月24日 | #6 |
※実際に劇中で使われた上記の他に、隠しボーナストラックとして「ビンクスの酒」が8番目に収録されている。
人気
映画公開前からずっと「世界の歌姫」や「世界一の歌姫」としてハードルを有り得ないくらいぶち上げられていたウタだが、何と映画公開と同時にApple Musicにおいて新時代が世界的に有名(人気も相当)なアーティストたちを差し置いてアプリ内ランキング世界1位となり、さらに8月16日には全7楽曲全てが同アプリ内ランキングにおいてTOP7を独占。
本当に正真正銘の“世界一の歌姫”に輝いた。
公開3週間弱で映画自体の興行収入が100億を突破したことで、100億の男ならぬ「100億の歌姫」という呼び名も生まれている。
余談
- ウタのモチーフ
彼女のモチーフは、本プロジェクトにも楽曲を提供しているFAKETYPE.の楽曲「Princess♂」とのこと。
- アニメ出演
Ado女史は初のアニメ出演。劇中の歌唱順でMVが配信され、本アルバムにもこの順で収録されている。
なお原作者・尾田栄一郎の苗字をひっくり返すとOda→Adoとなる(これは勿論偶然)が、尾田先生はAdo氏の楽曲をよく聴いていたという。
またキャスト発表の直前に原作者の尾田先生がジャンプ休載を発表した際、ウタのイラスト付きで「尾田さん、休載やめなよ」という自虐が盛り込まれたが、その隣に「うるせー!!」と添えられており、彼女の代表曲『うっせぇわ』を示唆していたのでは?と一部で話題になった。
- 曲の数
ひとつの映画作品で7曲というのは極めて多い部類になり、主題歌やエンディングなどはフルver.が流れるため、『ONE PIECE』という決して歌がメインではない作品においては、異常なまでの存在感を持っている。
参考までに、例えばアイドルをテーマにした作品である『ラブライブ!』シリーズの劇場版第1作目内の楽曲数は主題歌を含めて8曲(内2曲はメインキャラではない上に各楽曲もそのごく一部のみ or 1番のみ等のショートver.)である。
- ウタ日記
公開のおよそ2ヶ月前にあたる2022年6月8日から公式YouTubeチャンネルで配信された、全6回の動画。
どれも4~5分程度の長さで、内容は「ウタが映像電伝虫を用いて、自身の初ライブ『NEW GENESIS』の販促を全世界に向けて行う」というもの。
要するに映画の販促映像であるわけだが、「販促映像の中で販促を行う」という劇中劇ならぬプロモーション中プロモーションとして注目を浴びた。
ウタが劇場版のゲストキャラでありながら本編外の映像で本編外のセリフを、しかも自身の内面に関する部分まで語っている内容になっており、公開前のファンの考察を大きく捗らせた。
動画内ではウタ1人しか映ることはなく、また映像をONにするところからOFFにするところまでが全てウタの手によるものであることが示されており(第5回のみ、ウタ自身がフレームアウトしている関係上OFFにする手が映っていないが)、このことはウタが住んでいるエレジア王国の現況を示唆する布石となっていた。
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