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FAKETYPE.

ふぇいくたいぷ

FAKE TYPE.とは、ラッパーのトップハムハット狂・トラックメイカーのDYES IWASAKIからなる二人組音楽ユニット。
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概要編集

ラッパーのトップハムハット狂とトラックメイカーのDYES IWASAKIからなる、2013年に結成された二人組音楽ユニット。

日本のエレクトロスウィング界を牽引する存在。

「エレクトロスウィング」というジャンルのごちゃ混ぜ感が、トップハムハット狂のラップにおける「狂」の部分を表すのに最適なのではないかとDYES IWASAKIの提案により結成。


FAKE TYPE.を語る上で外せないジャンルである「エレクトロスウィング」とは、ビンテージミュージックの影響を受けたジャズEDMハウスヒップホップをミックスしたジャンルである。

2010年前後からヨーロッパを中心に流行し、そのムーブメントをいち早くキャッチして自らの音楽性に取り入れたFAKE TYPE.は、メジャー1stアルバム「FAKE SWING」、2ndアルバム「FAKE SWING 2」と2作連続でエレクトロスウィングを追求し続けている。


ポップでありクレイジー、メロディアスでありトリッキーなサウンドの上に走る高速ラップ。「FAKE TYPE. =偽物」と自ら名乗り、シニカルで真を突く表現が特徴。


自らニセモノを名乗る偽者が生み出す偽物は本当に偽物なのだろうか?そこに少しでも本物になろうという意思がある限り本物以上の上昇志向があるのではないだろうか?理念を形にして今、リスナーに問いかける!


メンバー編集

1988年12月24日仙台生まれ。

FAKE TYPE.のMC担当。ラップ紛いの歌うたい。

楽曲によってクレイジーなラップやメロディアスなラップを歌い分ける。

トリッキーで独特なフロウの連続と超高速のラップは、聞き手を翻弄し圧倒させる。


1988年9月20日鹿児島生まれ宮崎育ち。

FAKE TYPE.のトラック担当。鍵盤をかき鳴らして円盤をかき回す。

エレクトロスウィングと別の音楽要素をミックスさせた独創的なトラックが特徴。

幅広い音楽ジャンルを手掛ける他、楽器演奏・スキャット・バックDJも務める。


ユニット名の由来編集

「FAKE TYPE.」というユニット名は、言わずと知れたエレクトロスウィング界の雄、「TAPE FIVE」(テイプ・ファイヴ)を捩ったもの。

ユニット名を決める際、両者が単語をいくつか候補として出し合ったところ、互いに「FAKE」という単語が自分達のイメージにしっくりきた事で決定された。

「TAPE FIVE」というバンド名も5拍子のジャズの名曲「Take Five」(テイク・ファイヴ)の捩りであるため、「FAKE TYPE.」は捩りのそのまた捩りとなる。


主な楽曲編集

DYES IWASAKIが繰り出すド派手でエキゾチックなトラック、トップハムハット狂の高速ラップと快楽的なフロウ、そして楽曲の世界観とストーリー性が重なるアニメーションMV。

代えのきかない唯一無二のAnime Swing Rap。

Ready to Swing?


  • FAKE STYLE


  • FAKE LAND


  • ウタカタララバイ(セルフカバー)


来歴編集

トップハムハット狂とDYES IWASAKIは、学生時代から自作のラップを投稿するインターネット上の掲示板(Underground Theaterz)にそれぞれ作品を投稿しており、そのサイトを通して互いに出会う前から存在は知っていた。DYES IWASAKIがラッパーからトラックメイカーに転向し上京したタイミングとほぼ同時にトップハムハット狂も上京し、初めて直接出会う。

当初は共に楽曲を制作することもなく、各々が好きなように音楽をやっていた。


二人とも音楽で得られる収入が少なく、トップハムハット狂が「さすがにもう音楽の道は諦めて、普通に働こう」と思い地元に帰って就職しようとしていたところ、DYES IWASAKIが「辞めるのはもったいない。音楽を辞める前に試しにユニットを組んで、ちゃんとお金になる動きをしてみよう」と誘った。

2013年に「FAKE TYPE.」を結成


当時はエレクトロスウィングが流行していた事もあり、トップハムハット狂の音楽が映えるのでは?と考えたDYES IWASAKIは見様見真似でエレクトロスウィングを作曲し、FAKE TYPE.として初めての楽曲「FAKE STYLE」を投稿。

自主制作盤の宣伝用にMVを公開したところRambling RECORDSから連絡を受けアルバムをリリースし、自主制作盤から短いスパンでヴィレッジヴァンガードにアルバムを流通させる。

FAKE TYPE.の音楽性は比較的珍しいスタイルだったにも拘らず、YouTubeに投稿した動画の再生数の伸びや、インストアツアーでヴィレヴァンを回るなど、インディーズにおいてユニット結成からまずまず順調に活動。


しかし、無理なペースで楽曲制作を続けたため互いに疲れてしまった事、やりたいものを出し尽くし頭打ち感が出てしまった事から、2017年4月に活動を休止


休止中はそれぞれソロで音楽活動を行っていた。


ユニットが休止中のソロ活動を通して互いにまたFAKE TYPE.をもう一度やりたいと思うようになり、約3年半の活動休止を経て2020年9月に活動を再開


2022年6月にユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー


2021年にリリースした「FAKE LAND」がTikTokを中心にSNSでバズり、2022年8月には映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌として「ウタカタララバイ」を楽曲提供し大きな注目を集めた。


その後もジャパニーズ・エレクトロスウィングを追及し続け、様々なアーティストへの楽曲提供、メジャー1st・2ndアルバムリリースツアーや初の海外公演の成功など、再始動からの活動には精力的な展開が続いている。


リリース編集

2013年12月、1stミニアルバム「FAKE TYPE.」をリリース。

2014年4月、1stフルアルバム「FAKE BOX」をRambling RECORDSよりリリース。

2014年8月、2nd ミニアルバム 「FAKE STYLE II」をリリース。

2014年12月、リミックスアルバム「FAKE JAZZ」をヴィレッジヴァンガード限定でRambling RECORDSより発売。

2015年12月、2ndフルアルバム「FAKE BOOK」をRambling RECORDSよりリリース。

2016年8月、1st EP「ツキ EP」を配信限定でリリース。

2016年9月、3rd フルアルバム「FAKE WORLD」をRambling RECORDSよりリリース。

2021年2月、4thフルアルバム「FAKE LAND」をリリース。

2022年11月、メジャー1stアルバム「FAKE SWING」をリリース。

2023年11月、メジャー2ndアルバム「FAKE SWING2」をリリース。


余談編集

DYES IWASAKIがトップハムハット狂にユニットを組もうと誘った時、トップハムハット狂は既に電気屋への就職先が決まっており、そもそも音楽を辞める意志が固かったためなかなか誘いに応じなかった。それでも身の回りで一緒に音楽をやりたいと思ったのがトップハムハット狂だけだったDYES IWASAKIは1カ月程誘い続けた。

ユニット結成前、DYES IWASAKIが楽曲提供用に作っていたトラックを気に入ったトップハムハット狂が自分のソロ用にそのトラックを使い、ラップを載せて作った曲をネット上に投稿したところ評判が良かった。互いに相性の良さを感じていた事もあり、トップハムハット狂は「この人とならやってもいいかな」と思いユニットを結成した。


自主制作のアルバムをリリースした時は「ヴィレヴァンでCDを売りたい」と思いつつどうやって流通させるのかも分からない状態だった。

「FAKE BOX」はヴィレッジヴァンガード限定商品にも拘らず2万枚を超える売り上げとなり、活動休止前のアルバムのトータル販売数は5万枚を超えた。


FAKE TYPE.の活動休止中にトップハムハット狂がソロとして2019年にリリースした「Princess♂」は、DYES IWASAKIがトラックを提供しているため実質FAKE TYPE.の楽曲ともいえる。

この楽曲は当初海外を中心にバズり、『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎が『週刊少年ジャンプ』の「最近ハマっているものベスト3」というコーナーでトップに挙げるなど、国内外問わず大きな注目を集めた。

映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌の楽曲提供は尾田栄一郎からのオファーによるもの。「Princess♂」を聴いた尾田がそのキャラクター性の強さとMVにインスパイアされ、「こういう女の子が映画に出たら面白そうだ」と思った事が『ONE PIECE FILM RED』が音楽映画となった前日譚である(『ONE PIECE FILM RED』の公式パンフレットにインタビューが掲載されている)。


FAKE TYPE.が活動休止前のYouTubeの登録者数は約2万人だったが、休止中に登録者数が増え、再開したときは10万人を超えていた。


両者ともに、「活動休止は確実に必要なフェーズだった」と語り、再始動後は無理しない程度のペースで自分たちが楽しむ事を念頭に置きつつ活動を続けている。


メジャーデビュー前は自分たちで衣装を買って用意しアーティスト写真を撮影していたが、メジャーデビュー後はオーダーメイドで作ったものを着用している。

「音楽業界に何の素養もない俺たちが切り込むためには武器が必要だ」とし、アーティスト写真では毎回何らかの武器を携えている

2023年にリリースした楽曲「魔崇華麗奴」がテーマソングとして起用されているリアル脱出ゲーム『夜の仮面(マスカレード)サーカスからの脱出』の開催地であったよみうりランドにて撮影された現在のアーティスト写真では、トップハムハット狂は短刀を、DYES IWASAKIは刀が仕込まれた和傘を持ち、摩訶不思議な世界観に和のテイストも加わっている。

DYES IWASAKIの和傘には「偽型」の文字が模様として描かれ、トップハムハット狂の短刀の鞘には「偽型」と「首位公帽子狂」の文字が刻まれている。


音楽以外の二人の共通の趣味は魚釣りとラーメン。

二郎系ラーメンはラーメン二郎に行かないと食べられないように、FAKE TYPE.も自分たちにしか作れないものを目指して、唯一無二の存在になるのが理想だとしている。


外部リンク編集

YouTube

X(旧Twitter)

Instagram

TikTok

オフィシャルウェブサイト


関連タグ編集

トップハムハット狂 DYES IWASAKI ユニバーサルミュージック ハム男爵 イワサケちゃん

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