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禁千弐百拾壱式・八稚女の編集履歴

2022-09-14 04:18:04 バージョン

禁千弐百拾壱式・八稚女

きんせんにひゃくじゅういちしきやをとめ

『KOF』シリーズに登場する、八神流古武術の奥義たる超必殺技。

「遊びは終わりだっ! 泣けっ! 叫べっ! そして死ねえっ!」


概要

通常版、MAX版ともに様々な動作があるが、基本的には、メイン画像のような構えを取った後、低い姿勢で滑るように相手に突進、複数回引き裂き、その後青い炎を使って爆発を与える。


龍虎乱舞鳳凰脚とともに、SNK格ゲー定番の乱舞技。


通常版

独特の構えを取ったあと、低い姿勢で相手に突進、爪で八度切り裂いた後、交差した両手で相手の肩(鎖骨の辺り)を掴み爆発させる。


攻撃の動作は型が決まっており、

突進<甲・蛇避※>

左右の下突き<参式→四式>

アッパー<九式>

鉤突き<百八式・闇払いの動作>

引っ掻き→裏拳<外式・夢弾1段目→ 外式・夢弾2段目>

引っ掻き<裏九式>

と、初登場から一貫して同じ動作をする。

この後、相手の襟もとを掴んで爆破する「燧杵」(暴走庵の通常投げで、名称が世に出たのは八稚女よりかなり後)で止めを刺す。

※『'95』におけるダッシュの技名(なんと当時はダッシュにも技名があったのである)。『'96』以降は前方緊急回避の動作になっている。


八神の力を奪われ、炎が使えない時期は、切り裂いた後、掴んだ相手を持ち上げ、爪で首を引き裂く(3重のX字の軌跡が出る)。


暴走庵は、作品によっては、切り裂きた後、片手で顔を地面に叩きつけ爆発させる(琴月 陰の動作)。

これは『カプエス』シリーズでの、Lv2の八稚女と同じ流れ。


MAX版

こちらは概要こそ踏襲してるものの、かなり動作が異なる物がある。

  • 『'95』
    • 切り裂く段階でも手に青い炎を纏い、相手を燃焼させながら乱舞を行う。

  • 『'96』~『'98』、『2002』、『NW』他
    • 突進後、相手を地面に引き倒し、数回引き裂いた後、両拳槌を叩きつけ爆発を起こす。
    • 動作は、視聴者側に背を向けしゃがみ込んだ状態で行われ(途中で一度庵が振り向く)、攻撃も、庵の背で直接見えないが、何が行われているかは明白で、その分より残酷なシーンに見えるという演出になっている。
    • 「MAX八稚女」と言えばコレというくらい印象的で、庵の暴走を象徴する動作。その一方で暴走庵でもMAX版でないとこの攻撃をしないのは同じ。
    • 元ネタは、TV版エヴァンゲリオンの、エヴァ初号機のゼルエル戦と言われている。
  • 『'99』、『2000』、『XIII』
    • 切り裂きまでは通常版と同じ動作で、首を掴んでから何度も執拗に爆発させる。
    • オロチから脱脚し暴走から離れた、ネスツ編での演出。
  • カプエス
    • 画面後ろへと投げ倒し(上述の暴走MAX版と流れは似ているが、片手で振り払うようにする)、両掌を重ねて掌底を叩き込みつつ炎を浴びせ、止めに爆破する。
    • 上述した暴走版MAX八稚女をリスペクトしつつと思われるカプコン独自のアレンジ。ちなみに暴走庵でも変わらない。
  • 『2001』
    • 裏参百拾六式・豺華が初登場。
    • 特にシリーズ中『2001』では豺華のダメージが高く、豺華まで繋いでMAX版相当のような扱いになっている。
    • 脱暴走その2。以降のシリーズでも多く登場するが、ダメージが減らされ、とてもMAX版相当とは言えなくなってしまった。
  • 『XIV』
    • 切り裂きに炎が付き、フィニッシュで何度も爆破するという、上述の2つを組み合わせたバージョン。
    • 『'95』と違い、切り裂きにしか炎が付かず、キチンと乱舞1〜2撃目のパンチ部分では炎は付かず打撃演出になっている。

設定

先祖の手にしたオロチの力により完成した技。そのため「禁」を冠している。


ゲーニッツは同じ八稚女の名を持つ超必殺技「真八稚女・みずち(真八稚女・МИЗУЧИ)」と「真八稚女・じっそうこく(真八稚女・ЖИССОКОКУ)」を使用する。

設定上は、この技を八神一族がアレンジした物が八稚女となっている。


名前の由来はヤマタノオロチの生贄に捧げられた八人の姉妹(生き残った末妹がクシナダ姫)から。

同じ「八」の字を持つ八酒杯(やさかづき)や八醞(やしおり)がオロチを酔わせて封じた酒から取られたのとは対照的に、オロチへの供物に由来する名称となっている。


サムライスピリッツ天下一剣客伝』では黒子がパロディ技の「黒子八稚女」を使用している(こちらには追加技に「黒子豺華」もある)。

台詞

八稚女と言えば、台詞も特徴で強い印象を残す。

独特の構えを取りながら「遊びは終わりだ」で発動。

切り裂きながら「泣け!叫べ!」、フィニッシュで「そして死ね」、という流れが定番である。


また、作品や通常版MAX版によって、切り裂きパートから台詞に変更や追加がある。

  • 「泣け!叫べ!そして死ね!」
    • 『'95』以外の各種作品
    • 基本であり、あらゆる作品でこの台詞を使っている。
    • ちなみに『'95』では「遊びは終わりだ!」だけである。
  • 「泣け!叫べ!そして死ね!ここまでだ」
    • 『2000』のMAX版
    • 初登場は同作から。爆破1発目で「死ね」、最後の爆破で「ここまでだ」の流れ。
  • 「悔いて!詫びろ!貴様の命でな!」
    • 『NBC』の通常版
  • 「もがけ苦しめ、そして、狂い散れ」
    • 『MI2』の通常弱版、『XIV』のMAX版
  • 「泣きな!叫びな!そして、死にな」

関連タグ

KOF 八神庵 超必殺技

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