概要
「俺よけるの天才なんだよね、だから一方的に殴るよん」
「あんまり調子に乗んなよ…… テメエに見せた暗器はほんの一部なんだよ」
巨大半グレ組織「羅威刃」の幹部。
驚異的な回避能力と敏捷性を持ち、紅林と正面から殺りあい互角に渡り合った猛者(過去に紅林と対峙した羅威刃幹部の菊川は、彼に一撃も当てられなかった)。
人物
容姿
ピンク色のジャケットを羽織っており、金髪で前髪が飛び出しているというかなり派手な容姿をしている。
性格
一言で表すならチャラ男。戦闘も遊び感覚で行う。
また他の羅威刃のメンバー同様、汚いシノギを平気で行う腐れ外道であり、他人を傷つける事を積極的に行う人間のクズ。
能力
紅林すらまともに反応できないスピードから繰り出される拳には暗器が握られている。
暗器の扱いもジェイク同様達人レベルで握り拳に隠れる刃や爪先のナイフと言った多種多様な暗器を駆使し紅林を圧倒した(紅林曰く、ジェイクとの戦闘経験がなければ暗器での攻撃は見抜けなかったとのこと)。
また久我を超える回避能力を持ち、紅林のパンチをいとも容易く回避し、覚醒状態の紅林が放ったパンチすら、頭突きで威力を相殺してクリーンヒットを避けるほどである。
但し、後に交戦した守若曰く、「足の裏は意外と止まっている」との事で、上半身を動かして回避する事には長けているが、武術の必須スキルである体捌きや足捌きを用いた回避はできない模様。おそらく戦闘スタイルはスピードと先読みに物を言わせた我流の喧嘩殺法と思われる。ちなみに他の幹部の東雲、小湊は剣術、設楽と間宮は従軍経験の持ち主。
その他、先読みの技術も相当で、相手の動きの数手先を読んで的確に回避、及び攻撃を繰り出す。
活躍
紅林の知人である雛子が悪質なホストに騙され、それに対してキレた紅林が店にカチコミをかけ、店長を含めホストの顔面を陥没させたところに現れ戦闘を開始した。
暗器の連撃とたぐいまれなる回避能力で紅林追い詰めたが怒りにより覚醒した紅林のスピード全振りのジャブが放たれ反応が追い付かずもろに受けた…と思われたが額で受けたことによって立ちあがった。
その後パトカーのサイレンが聞こえたことで撤退。追いかけた来た紅林に靴の仕込み刀で牽制し逃走した。
羅威刃の暗器使いvs京極組の伝説の男の手下
「おいおい、誰が来るかと思えば三下かよ。京極ガチャ外れじゃん」
京極組が誇る伝説の男・佐古がシマの巡回をしていた頃、京極組に守代を払っている店を荒らしていた。
駆けつけた佐古と戦闘になるが、両者の戦闘力の差は歴然であり、自慢のスピードと暗器によりあっという間に瀕死に追い込む。
神原
「グッバイ、来世はもっとマシな死に方できるといいなぁ」
佐古
「ぐこここここ……」
そして、抵抗できない佐古にトドメを刺そうと飛び掛かっていくが…
守若
「誰だお前。俺のオモ……いや、舎弟を返せえ」
そこへ、佐古のスマートフォンにGPSを仕込んでいた刺身包丁の守若が現れる。気配もなく現れた守若に警戒しつつも、すぐさま体勢を立て直して守若に飛び掛かる。
神原
「ウォーミングアップは十分だ。お前は最短で殺す」
守若
「うわぁ、速いなあああ…… ってお前、何握ってんのぉ?」
守若は拳に握った暗器を見抜いており、攻撃を次々と躱されてしまうが、拳以外にも身体の各所に隠した暗器を次々と繰り出してそのまま紙一重の攻防を続ける。
守若
「君、上半身はよく動くけど……足の裏は意外と止まってるね」
「包丁の開きがダメなら外道のたたきだ」
神原
「ゴォォォッ!?」
しかし、下半身は上半身ほど大きく動いていないことを守若に見抜かれ、足を踏まれて動きを止められた隙に強烈なボディブローを貰って壁に叩きつけられてしまう。
咄嗟に後ろへ自ら飛んで威力を殺したものの、守若は徐々に距離を詰めていく。そのまま襲い掛かる守若に再び攻撃を仕掛けるが、再び足を踏まれて動きを止められてしまい、再び拳の一撃を貰いそうになる。
守若
「空も飛べるぞぉ。守若パーンチだ」
神原
(なんという反応速度だ! 躱しようがない!)
(だがな、それは読み通りなんだよ……)
実は爪先にも暗器を仕込んでおり、そのまま守若の足を抉ろうとする。更にはそれを躱した守若の動きも読んでおり、すぐさま軌道を変えて喉元に刃を突きつける。
神原
「死ねええええええ!」
守若
「うがあああああ! ……バア! なんちゃって…… 惜しかったねえ」
しかし、守若はそれすらも見抜いており、蹴りをキャッチされて靴を取り上げられてしまう。
万策尽きたかに思われたが…
神原
「へへへ…… すげえよお前。マジでバケモンだ」
「だがなぁ……それも読み通りなんだよ。」
守若
「なんだぁ……」
次の瞬間、守若の顔面で爆発が起こる。
実は奥の手として脚に爆弾を仕込んでおり、それを爆発させた。自身の脚も吹き飛んで重傷を負ったものの、吹き飛ばされた守若は壁に叩きつけられてしまう。
そして、動かなくなった守若をよそに佐古へトドメを刺そうとするが……
神原
「おいおい……嘘だろ……」
守若
「危ねぇなぁ、俺じゃなかったら死んでたぞ」
「今のが最終手段だったみたいだねぇ。じゃあもう死んでも悔いはないよねえ!」
神原
「グウウウウウ! 直前で間に手を入れたのかぁ!」
守若は爆発の瞬間に右手を顔の前に添えており、右手を犠牲に爆発の威力を殺していた。
片脚を犠牲にするという最後の切り札も使ってしまい、それでも仕留めきれずに距離を詰めてくる守若を止める術はもうなかった。
そして遂に……
守若
「オープン・ザ・腹アアア!!」
神原
「クソッタレエエエエ!?」
最期は守若に完膚なきまでに腹を掻っ捌かれる末路を迎えた。
守若
「伝説の男・佐古の大勝利! これは凄い手柄だ〜」
佐古
「……いや、マジで何もしてないっス」
遂に羅威刃幹部の一角を落とすことに成功した京極組だが、神原は幹部の中でも末席の実力であるらしく、それにも関わらず守若を苦戦させたため、同時に羅威刃が誇る幹部達の戦闘力の高さが暗示される結果となった。
8月10日付の動画の後日談。部下から「神原と連絡がつかない」という報告を受けた城ヶ崎は心配する素振りを見せないどころか、「死んだんだろ。死んだ奴は肉の塊だ。気にするな。」と述べており、城ヶ崎にとってはたとえ幹部であっても自分の手駒に過ぎない、ということが改めて示された回となった。
余談
前述のとおり彼は羅威刃の幹部では末席の実力だが、京極組爆破現場にいたにもかかわらず京極組の暗殺リストから除外された間宮恭平や募金詐欺の首謀者であった菊川など戦闘力だけで見ると神原より格下と思われる幹部もいる。
このうち真宮に関しては、城ヶ崎から特に信頼されている点、頭脳派としての側面も持ち合わせている点、銃を主体とした戦闘スタイルゆえに雑魚の殲滅であれば神原よりも有利である点、など戦闘力以外の点も考慮すると神原よりも格上扱いであることに一応説明がつく。
ただ菊川に関しては、金属バットを使っていたとはいえ紅林二郎にあっけなく倒されており、天才的な回避と暗器による攻撃で紅林を苦戦させた神原よりも戦闘力は低い、かといって真宮のように戦闘力以外での特筆した加点要素があるわけでもないので、彼が神原より格上という扱いになるのは少々不自然である。
とはいえ神原が幹部の中で末席なのは現在の羅威刃での話であるため、「幹部の中での末席はもともと菊川だったが、募金詐欺の容疑で逮捕されたことで菊川不在となり、その結果、当初下から2番目だった神原が自動的に幹部の末席となってしまった」という背景があるならば実力と立場で生じている矛盾は解消されるだろう。
「イカサマ好き」「ズル賢く残虐」「罠を扱うのが上手い」「最期は身体を裂かれて死んだ」といった特徴から、モデルはブギーと思われる。
関連タグ
奴は四天王の中でも最弱…:京極組最強戦力とマトモに戦えているがこれでも幹部の中では末席、という彼の立場を端的に表現している言葉。
ジョルノ・ジョバァーナ:髪色や髪型が酷似しており一部視聴者にツッコまれている。
殺し屋ジェイク:CODE-EL所属の殺し屋。紅林を苦戦させた点、暗器を得意としている点、高い攻撃回避力を持っている点、戦闘を遊び感覚で行っている点など挙げればきりがないほど共通点が多い人物。