概要
闇の衣を解いた『大魔王バーン』の全盛期の肉体に宿る魔影参謀『ミストバーン』が繰り出す攻防一体の掌撃。
放つ際、余りの速度に空気との摩擦熱が巻き上がり、不死鳥の羽ばたきを彷彿とさせる様相からこの名が付けられた。
あらゆる呪文を跳ね返し、物理攻撃に対しては受け止め、呪文と斬撃の特性を併せ持つ魔法剣『ギガストラッシュ』でさえも呪文の威力を散らして掌で斬撃を防せぎ(傷を負っても超魔力で自己回復可能)、『天地魔闘の構え』にも絡ませられる。
『暗黒闘気』の集合体である『ミスト』が『真バーン』の肉体で繰り出した際はマホカンタの如く、呪文を100%相手に反射させるが、本来の肉体に戻った大魔王は『天地魔闘の構え』を使用後に、時間差攻撃で迎撃された場合、この技に切り替えて移行する際は僅かの時間だけ肉体が硬直し、完璧に相手が放った呪文を打ち返せず弾けない欠点を持つが、強敵であっても大抵の相手は略一撃食らわせば終了するので、『構え』の盲点は突けなかった。
だが、この技を使う際のミストバーンは、言葉を発っさず、闇の衣を解放させた以上に大魔王の許可が必要不可欠…と言うか「絶対に使ってはならぬ!」と厳命されられていた(口調だけでなく、仕草や戦法に両者の共通点を見出だす近親者にさえ悟らさせない措置)。
超金属すら消滅させるメドローアをも跳ね返したが、バーンの許可無くやむを得ずこの技を披露してヒュンケルに技名から大魔王との関係性を「略正解」と答えた上で、アバンに捕捉説明及び正体を暴露され、ポップには上述の通り『天地魔闘の構え』から繰り出された一瞬の隙と必殺の瞬間をダイに見せて、次の攻撃に全てを掛け、此を撃ち破った。
20年版TVシリーズの字幕スーパーでは『天地魔闘の構え』を初めて繰り出した際の台詞では『フェニックスウィング』と誤植していた。