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キョウチクトウの編集履歴

2022-09-28 11:38:36 バージョン

キョウチクトウ

きょうちくとう

キョウチクトウとはキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木。有毒。

概要

キョウチクトウ(夾竹桃、英:oleander)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木で、夏にを咲かせる花木である。タケに似た葉、モモに似た花を持つことからこの名がついたと言われる。原産地はインド。日本には、18世紀に中国から伝来した。


主な特徴

花は赤から白、黄色があり、八重の品種もある。

具体的に言うと、白と濃いピンクの花がよく見られ、白は一重、ピンクは八重咲きが多い。日本では基本的に挿し木で増やしているため結実することは殆どない。

夾竹桃


木全体に強い毒性を持ち、吐き気やめまいを引き起こす。

西南戦争の際に、政府軍がこの木を削って箸のかわりに使っていたため、中毒した事例がある。

燃やした煙も有毒。加熱すると毒が気化するので火災現場にこの木があると危険度が増える。ローマ軍が遠征の際、肉を焼く串に用いた為に食中毒になったという逸話もある他、グレイプニルでも収集車軍団を一掃する為に夾竹桃の群生地で火災を起こしてマップ兵器として使用するエピソードがある。

また、生えていた周囲の土壌も汚染される。この為、学校周辺に植樹されていたキョウチクトウが撤去されるという動きがあった。しかし、キョウチクトウの枯れ葉や枝を腐らせて作った腐葉土を野菜の栽培に用いても、毒素が野菜に吸収されることはないという報告もある。

一方でキョウチクトウ自身は乾燥や大気汚染に対して強く、都市環境に耐えることから、各地で植えられている。公害で汚染された川崎市では他の樹木が枯れる中キョウチクトウだけはよく育ったとされ、また広島市でも原爆投下後の被爆焦土に最初に咲いた花がキョウチクトウだったと言われている。


花言葉

「危険」「注意」「用心」「油断」とその毒性に由来するであろう物騒な言葉や、「永遠の命」「心の平和」などといった強靭な生命力に由来する言葉が挙げられる(危険と平和は紙一重という事なのであろう)。また、他には「美しき善良」「友情」「恵まれた人」と言った花言葉が挙げられる。


市町村の花・木として


関連タグ

植物  花木


緋弾のアリアAA - 登場人物の一人、夾竹桃の名前は、このキョウチクトウの漢字名に由来するが、毒を駆使したスキルを持つなど、その由来に踏まえた特徴を持つ。


ルパン三世DEAD_OR_ALIVE - ヒロインのオーリエンダー(オーリ)の名前はこのキョウチクトウの英名に由来しており、上述の花言葉に因んだ会話が作中でも登場している。

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