プロフィール
概要
石田三成の友人であり、彼の率いる部隊にて参謀格を勤める。三成からは「刑部（ぎょうぶ）」と呼ばれ、彼に唯一信用されている。
思慮深くまた抜け目のない狡猾な性格で、常に先々の状況を計算しながらあらゆる手を打つ策士。
「やれ～（さて・やれやれ）」や、「まちとまて～（まぁ、ちょっと待て）」等の独特な話し方をする。
また「沼れ」「鳥る」等の、動詞を名詞に置き換る言い回しも度々ある。
更に台詞が基本五七五の音を取っているのもあり、理解し難いと感じる人も少なくはない。
呪術を得意とし、宙に浮く輿（こし）に乗って移動し、呪術で巨大な数珠を操作して相手を撹乱する。
己の病による不幸を呪い、不幸は万人に等しくあるべきだとする病んだ信条を持つ。ただし、不幸になる事を願っても、殺したい程憎いとまでは思っていないらしい……。
ダークな人格が目立つ一方、三成への友情は正真正銘の本物である。
『3』では…
西軍大将でありながらも、徳川家康への復讐しか見えていない三成を、補佐する西軍の参謀役。西軍の勝利を手堅いものとすべく、毛利元就と結託し、他国の武将との交渉や情報操作に奔走する。
その気質からも毛利とは馬が合う様子で、この2名が『戦国BASARA3』の大筋の黒幕となっている。
三成に対して度々言っている「これも義のため、ぬしのため…」は彼の曇りない本音であり、裏での暗躍も全て三成の為なので、彼の不利益になる策略は全然していない。
特に黒幕の片割れ・毛利元就の青ルートでは、彼自身のルート以上に三成を想い慕う姿が描かれており、人間離れしていると断言できる元就の冷酷さとも相俟って、非常に人間的で義理堅い大谷の内面を垣間見れる。
『4』では……
豊臣秀吉や竹中半兵衛が健在な上に、石田軍には島左近が加わっている。
三成をそれとなく心配して半兵衛に進言したり、左近が三成を慕っているのを見て複雑な気持ちになったり、三成が喜ぶのを見て胸に微熱が……と口にしたりしている。
コイツ「『自分を偽らないから不幸になれ』って想うのは後回しでいいや」みたいな思いも呟いている。
バトルスタイル
背後に浮いた8個の数珠を自在に操る（しかし、武器は数珠ではなく輿である）。
数珠を自身の周囲で操り攻撃できる他、投げつけるように使用し近～遠距離の間合いに万遍なく対応できる性能をもつ。
しかし、常にふわふわと宙に浮いた独特の操作感があり、操作にはやや慣れが必要。
特定の技で敵に「印」を刻められる。「印」を刻んだ相手には追加攻撃を叩き込むのが可能で、より強力な威力となる。
又、ライフゲージを犠牲に攻撃力を上昇させる固有奥義も持ち、広い攻撃範囲、属性の恩恵も手伝って、馴れてしまえばかなりの殲滅力を誇るキャラクターと評価できる。
MIKOSHI
このキャラクターは常に輿に乗ってる為、馬(UMA)に乗れない。
だが、彼の固有奥義『急くな鉾星』によって高速移動が出来る。
どのような技か説明すると、数珠が輿の両脇に車輪状にフォーメーションを変え、車輪になって高速回転して高速移動を可能にする。
その姿は、最早輿に乗った賢将……よりは走り屋である。
学園BASARA
| 国語（古典） | 5 | 理科（生物） | 5 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 5 | 体育 | 3 |
| 英語 | 3 | 家庭 | 3 |
| 社会（日本史） | 5 | 芸術（美術） | 4 |
※あくまで「アンソロ版設定の成績表」であるのを留意されたし。
※（）内は選択科目で何を学んでいるかを記載。
2年4組（アニメ版でも同上）。元生徒会役員。
学園に騒ぎや争いの火種を撒く迷惑な生徒。
容姿は、戦国の時の格好に学ランと学帽を身に着けたような状態である。
学帽には、戦国の兜部分と同じデザインのリボン（？）を、厚手の布地で再現している。
戦国と同様に顔部分に包帯を巻いており、学ランの下は包帯のみである。
現代風の世界観に合わせてか、輿ではなく「座布団」に乗って浮いており、白靴下を履いている。
学業は比較的優秀だが、体育の時に「MIKOSI」ならぬ「ZABUTON」で飛んだり走ったりして参加している為、武田先生は評価に困っている模様。
アニメ版では得意科目は「物理」、苦手科目は「英語」。
余談
『マダオ（マジでダークな大谷の略。2周目ルートでのシナリオと掛けてマジでダチ思いな大谷とも）』とも呼ばれる。
１人で突っ走る三成をいつもフォローしており、三成の保護者のイメージが定着している。
4でも三成の保護者っぷりは健在。
そこに現代っ子でお調子者の左近も加わり、フォローする相手が増えた。
反響
客観的に見た性格・言動があまりにも邪悪過ぎて史実の仁将としての大谷吉継のイメージを著しく破壊しているとして、『日本ハンセン病学会』からの正式な抗議が来てしまった（また謝罪もなしにHPを変更したカプコン側の対応も問題視された）。
実際に、プレイヤー側からも「いくらゲームだからといってこれはやりすぎだ」とする声もある。
しかし、上記の事案の後に作られた劇場版を監督した野村和也監督など制作スタッフは「大谷の誰よりも人間くさい一面を持っているところが好きだ」等、オーディオコメンタリーで発言している。
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大谷吉継（史実）
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