※読み方について、そのまま読むと「げご」。しかし濁音続きで発音しづらいことから「なつご」と読む者も一定数おり、7月25日は七(な)2(ツー)五(ご)=「なつごのひ」と称してお祝いするファンもいる。
※この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含む場合があります。 |
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概要
『呪術廻戦』の夏油傑(げとう すぐる)×五条悟(ごじょう さとる)のカップリング。
日本にたった4人しか存在しない特級の名を冠する術者であり、夏油は最悪の呪詛師、五条は最強の呪術師と呼ばれる。
呪術高専東京校に在籍していた頃の同級生であり、唯一無二の親友。
夏油傑「私達は 最強なんだ」
五条悟「俺たち 最強だし」
✱✱以下の項目は全てネタバレを含む✱✱
まだ原作を未読の方は、ぜひそちらを読破後、ここから先の項目を拝読してほしい。
プロフィール
名前 | 夏油傑 | 五条悟 |
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年齢 | 享年27歳 | 28歳 |
生年月日 | 1990年2月3日(水瓶座) | 1989年12月7日(いて座) |
身長 | 185cm〜後半 | 191cm程 |
等級 | 特級呪術師 | 特級呪術師 |
高専入学方法 | スカウト | 家系 |
術式 | 呪霊操術 | 無下限呪術 |
一人称 | 「私」 | 「俺」「僕」「私」 |
好きな食べ物 | 蕎麦(ざる) | 甘いもの |
嫌いな食べ物 | 無し | アルコール |
趣味・特技 | 格闘技 | 無し(大体何でも出来る為) |
ストレス | 呪霊を取り込む事 | 上層部絡み |
イメージソング |
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CV | 櫻井孝宏 | 中村悠一 |
百鬼夜行編(0巻収録)
0巻とは、呪術廻戦の連載前に「東京都立呪術高等専門学校」というタイトル名でジャンプGIGAにて掲載されていた、全4話の読み切り作品である。
舞台は本編の1年前、2017年。
本作の主人公は特級過呪怨霊祈本里香に取り憑かれた少年・乙骨憂太。完全秘匿で死刑執行対象となるはずだった乙骨の保護に東京呪術高等専門学校で教師を務める五条悟が名乗り出る。自身のせいで周りの人が傷つく事を恐れた乙骨は生きることに否定的だったが、五条は乙骨を説得し、学校への編入を促した。乙骨は五条、禪院真希、狗巻棘、パンダと共に、呪術高等専門学校で呪いを学ぶこととなる。そんな乙骨に、ある一人の男が目を付けていた。その男こそ4人の特級が一人であり、かつて五条悟と肩を並べた親友にして最悪の呪詛師・夏油傑であった。乙骨憂太に取り憑く特級過呪怨霊・祈本里香を取り込む画策を企てた夏油は呪術高専を訪れ宣戦布告。12月24日、新宿・京都を標的にして大規模呪霊テロ「百鬼夜行」を起こすというものであった。
12月24日、宣言通り新宿と京都に千の呪霊が放たれ大規模呪霊テロ百鬼夜行が決行される。呪術師たちが新宿と京都に集結するのを尻目に単身で高専に乗り込んだ夏油は、高専で待機を命じられていた真希と会敵。真希を敗り、新宿から駆けつけた狗巻とパンダをも敗る。仲間を傷付けられ、激しい怒りを抱いた乙骨は里香を従え、夏油に応戦。激しい戦闘を繰り広げる。この場で夏油を殺すと告げた乙骨は、自身が持てる限りの最大級の攻撃を夏油に放った。重症を負い、逃亡を図る夏油だが、そんな彼の前にかつての旧友、五条が立ち塞がった。裏切ったことに恨み言を言わず、10年以上の時を超えてもなお己を信頼していたという友人に、夏油は笑いを零す。短い会話を交わし、そうして最後に告げられた五条の言葉に、一瞬呆気にとられる夏油。「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と屈託なく笑った夏油は、2017年12月24日、五条の手によって処刑された。
時は少し進み、騒動が落ち着いたある冬の日。
夏油の件は乙骨に非はない、乙骨がいなくてもアイツは必ず高専に来たと乙骨に諭す五条は、夏油が拾って持っていた乙骨の学生証を本人へ返す。五条が拾ってくれのかと思った乙骨に対し、五条は、「いや、僕じゃない」、「僕の親友だよ たった一人のね」と告げるのだった。
百鬼夜行編蛇足
傑の残穢
第3話P114の「僕が傑の呪力の残穢を間違えるわけないでしょ」と言うセリフは、単行本では『残穢』と修正されているが、連載時には『残り香』と記載されていた。
最期の言葉
最終話P189で最期に五条が夏油に語りかけた言葉について、明言はされていないが、作者曰く「0巻の中で既に出ている」とのこと。劇場版呪術廻戦0のノベライズ(北國ばらっど)版では、台詞の前後の文章で答えが推測できるようになっている。
宣戦布告の日
夏油が宣戦布告した日、高専に準一級以上の術師が出そろっていた件について、作者は「誰かの誕生会があった」と発言している。この発言が作者のジョークでないのなら、12月7日生まれの五条の誕生日であった可能性もある。
英訳版0巻
2021年1月5日発売の英語版呪術廻戦0巻において、五条の「僕の親友だよ たった一人のね」が『my best friend did, my one and only』と訳された。
“my one and only”は直訳で
「唯一の存在」
「最愛の人」
「他に変え難いもの」
「ただ1人、かけがえのない人」
「今後もその人を超える人は出てこない」
とされ、海外では愛の言葉としても使われる句である。
懐玉編・玉折編(8.9巻収録)
懐玉編
さらに時は遡り、時代は2006年8月。
東京都立呪術高等専門学校の教室には五条悟と夏油傑の姿があった。“弱者生存”こそが社会のあるべき姿だと語る夏油に、五条は「俺、正論嫌いなんだよね」と反論する。一触即発の空気となったその時、当時の担任であった夜蛾から新たな任務を告げられた。二人に告げられた任務は二つ。『天元様との適合者、“星漿体”である少女の護衛』と『その抹消』。“星漿体”である少女の命を狙う組織は2つあり、呪術界の転覆を目論む呪詛師集団【Q】、そして宗教団体、盤星教【時の器の会】。このふたつの組織から同化の日まで少女を護衛し、天元の元へ送り届けること今回課せられた任務であったが、ふたりの前に立ちはだかった”呪術師殺し”伏黒甚爾の存在によって辛くも任務は失敗に終わる。この任務がきっかけで五条は最強となり、夏油はこれまで掲げていた”弱者(非術師)”生存という信念、術師としての己の在り方に疑念を抱くようになっていく。
玉折編
時は過ぎ、1年後の2007年8月。
伏黒甚爾との戦闘で覚醒し、まごうことなき最強となった五条。一方、それまで五条とともに”俺達/私達は最強”と自認していた夏油は、自分自身と五条との力量差が開いていくのを感じるのと同時に、自分が非術師に嫌悪感を抱いていることにも気付き始めていた。「呪霊を祓って取り込むのは誰のためなのか」と悩み、また「強者としての責任を果たせ」と考えながらも、上述の護衛任務の際に触れた非呪術師達の醜さが脳内から離れず、想いは自然と口から漏れ出していた。「猿め」と。
そんな夏油の元に謎の女性がやって来る。
謎の女性の正体は、特級術師九十九由基であった。術師からは呪霊は生まれない、だから全人類が術師になれば呪いが生まれることもなくなる、と語る九十九の言葉に、夏油は非術師を皆殺しにすればいいのではないかとこぼす。九十九との会話の中、非術師を見下す自分とそれを否定する自分、どちらが本音がわからない、と悩める胸の内を零す夏油。九十九はそんな夏油に、どちらも本音じゃない、まだその段階ではないと諭すが、この直後、夏油は己を慕っていた後輩・灰原雄を亡くすこととなり、更に苦悩を深める。
時は進み、2007年9月。
ある村落内で起きた神隠し・変死事件の原因と思われる呪霊の祓除任務に来ていた夏油。しかしそこにいたのは、村人たちに虐待を受け、檻に閉じこめられた幼い呪術師の少女2人だった。原因の呪霊は自分が祓った、この2人は関係ないと説明するも村人たちは聞く耳を持たない。その後、夏油は100名を超える非呪術師の村人全員を呪殺。非術師の両親をも手にかけ、呪術規定9条に基づき処刑対象となる。夏油が本音を選んだ瞬間であった。
その後、夏油の凶行を夜蛾から聞かされた五条は、夏油と接触した家入から夏油が新宿に居ると聞き急行。夏油の前に立ち塞がり、凶行に及んだ夏油へ「説明しろ」と問う。非術師の皆殺しという非現実的な大義を口にした夏油へ、五条はそんなことは不可能だと声を荒げて反論するが、「君にならできるだろ」と夏油が静かに告げる。「君は五条悟だから最強なのか」「最強だから五条悟なのか」と重ねて問うた夏油の言葉に困惑する五条に、「生き方は決めた」「後は自分にできることを精一杯やるさ」と背を向けた夏油に、五条は術式で攻撃する構えを取るが、雑踏の中に消えていく夏油の背中に攻撃を放つことは終ぞできなかった。
更に時は進み、五条は幼き伏黒恵の元を訪れる。
夏油の離反を経、「強く聡い仲間を育て、呪術界をリセットする」という夢を見つけた五条は、禪院家に売られる筈であった伏黒恵と義姉・伏黒津美紀を自身の庇護下に置く代わりに、呪術高専で呪術師になるよう伏黒に持ちかける。幼い伏黒に、「強くなってよ、僕に置いていかれないくらい」と告げて。
懐玉編・玉折編蛇足
懐玉と玉折
懐玉とは優れた才能を内に秘めていることのたとえであり、玉折とは才能あるものが若死にすることのたとえの言葉である。
懐玉編は五条の才能が開花し最強の呪術師になる過程が描かれ、玉折編は夏油の呪術師が非術師の為に犠牲になる環境への怒りから最悪の呪詛師になる過程が描かれている。
本誌連載時
67話の扉絵の煽り文句は「問題児二人。ただし最強。」
夏油と五条の離別が描かれている77話扉絵は、当時センターカラーとなっており、黒いスーツを着た夏油と五条が漫才の様にマイク前に立つ姿の煽り文句は「もういいわ」(最強コンビ、解散)であった。ブラックジョークが凄い。
夏油が五条に与えた影響
一人称
元々一人称が「俺」であった五条。当時はそれを指摘してくる夏油に反抗していたが、夏油離別後は一人称を「僕」に改め、以降ずっと「僕」を使用している。
しかし後述する事件(渋谷事変)で一度だけ「俺」と言う場面が出てくる。
渋谷事変(11巻収録)
2018年10月31日、敵対する呪霊たちは封印呪具・「獄門疆」を使い、最強呪術師五条悟の封印計画(渋谷事変)が実行に移された。五条封印を目論む特級呪霊4体と渡り合い、大量の呪霊をたった一人で殲滅する五条の前に一人の男が姿を現す。「久しいね」そう言って親しげに五条に語りかけたソレは、五条が一年前、自らの手で殺したはずの親友・夏油傑その人の姿をしていた。
呆気に取られた五条の目の前で獄門疆が開門。封印呪具・獄門疆の封印条件は「獄門疆開門後、半径4m以内に1分間対象を留めること」。最強の術師・五条悟の自由を1分間奪うことなど不可能な筈であったが、夏油との3年間の青い春が溢れ出した五条の脳内では1分などとうに過ぎていた。獄門疆に捕らえられ、「詰み」を悟った五条は、身体を拘束されながらも夏油の姿をしたソレに正体を問う。自分は夏油だと何食わぬ顔で返すソレに、「六眼に映る情報はオマエを夏油傑だと言っている」「だが俺の魂がそれを否定してんだよ」と叫ぶ五条。「キッショ」「なんで分かるんだよ」と嘲笑したソレは、自らの頭蓋を開き、頭部に収まる口の付いた脳を露出させた。
激しい怒りの表情を浮かべる五条へ「おやすみ五条悟、新しい世界でまた会おう」と笑う偽夏油。だが、「いつまで良いようにされてんだ、傑」と言った五条の呼びかけに、偽夏油の右手が反応する。次の瞬間、夏油の腕が偽夏油の意思に反し動き、己の首を強く絞めつける。こんなことは始めてだと愉快そうに笑いながら、偽夏油は獄門疆を閉門。五条は封印された。
無数の骸骨が雄叫びをあげる獄門疆の中で、五条は平然と状況を分析しながら自身の教え子である虎杖・伏黒・野薔薇を思い浮かべ、笑みを浮かべる。最強呪術師は、呪術界の未来を彼らに託した。
渋谷事変蛇足
封印条件
週刊少年ジャンプ2021年29号に掲載された「死滅回游編のすすめ」に以下の記述があった。
獄門彊の封印条件は、本来なら五条相手に満たせるはずがない。だが羂索は夏油の姿を利用し成功。五条封印は、夏油の肉体なくして叶わなかった。
夏油の死体を乗っ取り、計画通り五条封印を成功させた偽夏油。五条の性格と実力を知りつくした夏油の記憶があれば、五条の精神を疲弊させる作戦を練るのは容易なことだったろう。
夏油にとっての五条
青い春
「天内理子の要望は全て応えよ」という天元の命に、悪態をつく五条を宥めていた夏油。だが五条が理子の思い出作りために無理をするようになると、夏油は理子より五条の心配をしている。五条が伏黒甚爾に奇襲され深手を負った際は、思わず護衛対象の理子から離れて五条の元に駆け寄ったり、「五条悟は俺が殺した」と聞いた際は「そうか 死ね」と返し怒りをあらわにしている。
夏油の衣装
五条が最強に成り、全ての任務を単独でこなすようになってから孤独を感じ始める夏油。そして処刑対象となり五条と対峙した時に「私が君に成れるならこの馬鹿げた理想も叶うと思わないか」と発言している。これ以降、夏油は「五条袈裟」と呼ばれる種類の法衣を着用するようになる。本人曰く「はったりは大事だ」とのことだが、五条袈裟は三依の中では位が低く、就寝や作務などの時に着る衣服なので、教祖として立ち振る舞うには少々役不足に思える。ならなぜ夏油は五条袈裟を選んだのだろうか。
教団の掛け軸
教団本部にある三つの掛け軸には「強者に愛を」「弱者に罰を」「愚者に死を」と書かれている。「弱者に罰を」は0巻第三話のタイトルにもなっており真希に視点が当たっていることから呪力を扱えない非術師、「愚者に死を」は教団の信者や術師を迫害する愚かな非術師、「強者に愛を」は呪力を扱う術師に向けた言葉と思われる。そして強者の頂点に立つのは五条悟である。
魂の繋がり
今わの際に「ただこの世界では、私は心の底から笑えなかった」と五条に零した夏油だったが、五条の言葉を聞いて思わず破顔し、この世を去った。
死してなお、五条の呼びかけに右手が即座に反応したことを鑑みても、夏油にとっての青い春もまた、五条と同様にとても大切なモノであったことが察せられる。この夏油の反応は1000年の時を生きてきた偽夏油にとって初めての出来事らしく、現状、夏油の肉体は五条の言葉にしか反応を示していない。
周りの反応
そんな強い絆で結ばれた二人の間柄は周囲も認識している。灰原がお土産のリクエストを尋ねてきた時も「悟も食べるかもしれないから甘いものかな」と自身の好みではなく五条の好みを述べたり、偽夏油の姿を見た冥冥が「五条も共謀しているのではないか」と一瞬五条を疑ったり、七海が五条封印に際して夏油の存在が決め手となったことを瞬時に理解したり等している。
菜々子が「五条悟って何者?」と夏油に聞いた際には「親友だったんだ ケンカしちゃってそれっきり」と互いの関係を過去形で話している。夏油を崇拝し、彼を殺した五条を憎んでいる美々子と菜々子にすら「夏油様が五条悟に殺されるなら、それでもいいと思った」と言わしめている。
ファンブック
善悪の指針
「夏油の判断を善悪の指針にしていた節がある」
これは夏油傑という人間を心から受け入れ、心から信頼していたからこそ成されていた考えであると言える。「呪術界の命運は五条悟の双肩にかかる」と言われるほど、一人の人間には到底担えない重荷を背負い戦う五条。『疲れた』(ファンブックP41「今でも弱者を守るのは疲れるには疲れる(意訳)」より)と感じながらもこの状況を投げ出さず、弱音もなく、悲観や憂いている描写も描かれないのは、青い春に解かれた「強い者は弱い者を守るべき」という夏油の教えを、今も心の基盤にしているからなのかもしれない。
特級お笑いコンビ「祓ったれ本舗」
2020年4月1日午前11時、呪術廻戦の公式Twitterに投稿されたひとつのツイートが波紋を呼んだ。
@呪術廻戦公式Twitter
【出演情報】本日4月1日開催の「春のお笑いまつりin呪術高専」に #祓ったれ本舗 が出演します!2人のキレッキレな漫才をお楽しみください!さらに弊社所属芸人も続々登場予定!お見逃しなく!
プロダクション呪力舎公式サイト→○○://shonenjump.com/j/p-juryokusha/
上記のツイートに添付されていたイラストは、本編77話のセンターカラーで使用されてたイラストであるが、マイクの前に立つスーツ服の2人に「呪いもぶっ飛ぶ爆笑の嵐!!春のお笑い祭り!!開催in呪術高専」「制御不能!お笑い界が誇る特級コンビ!」「祓ったれ本舗の2人がやってくる」という煽り文が追加され、なんとも賑やかでポップな告知ポスターとなってリニューアルされた。
さらに本文に記載されているURLへ飛ぶと、「呪いを祓い 笑いを届ける 呪力舎」という看板タイトルの元プロダクション呪力舎公式サイトに飛ぶことができる。(所属タレント一覧には「葵と悠仁」というどこかで見たことのあるようなコンビも在籍している)
キリ番が踏めたり、ドット文字が左右に行ったりきたり往復していたりと、2000年代のPCサイト全盛期を彷彿とさせる非常に凝った造りとなっている。
だが、同日11:04、信じられないことが起きた。
@呪術廻戦公式Twitter
祓ったれ本舗解散のご報告。
祓ったれ本舗はこの度、方向性の違いにより解散する運びとなりました。
今までのご声援誠にありがとうございました。
尚、五条悟と夏油傑の個人活動につきましては、呪術廻戦0〜10巻及び「少年週間ジャンプ」にてご確認ください。
祓ったれ本舗はコンビを解散し、ホームページは4月1日をもって閉鎖する事となったのである。
この間約4分、伝説となった。
漫道コバヤシで作者が言及した2人
3月18日、漫道コバヤシと作者の雑談にて(未公開トーク)にて夏油と五条2人についての言及があった。
・「悟」と「傑」という名前については、コンビ感があるようにした。
・悟はナチュラルボーン天才、傑は努力型の天才。そのニュアンスの違いが出ればいいと思ってつけた名前である。
・夏油の格好の話題になり「袈裟を調べた時に、間違ってないと思うんですけど、五条袈裟っていうみたいで、繋がってるから、いいんじゃないかということで、作った覚えがあります」と発言している。この「繋がってる」は五条悟を指している思われる。
店長とモニター
2021年4月1日、通販サイト「じゅじゅten」にて、呪霊プロデュースシリーズ第1弾として発売され呪霊部門1位に輝く【獄門疆】の商品を紹介する為の特設ページがオープンした。(現在呪霊による事故多発の為発売停止中)。
夏油が店長として商品を紹介し、愛用者として五条が喜びの声を投稿している。
本誌の展開的に獄門疆に監禁されている状態の五条だが、ここでは獄門疆の閉鎖的空間の利便性を高く評価しているようだ。
高専ジャージ
2021年7月ジャンプGIGAにて2人のサイズを模した高専ジャージが発売されたが、サイズ表の数値に関しては「編集部監修のオリジナルサイズとなります」との説明文もあり、原作者監修では無いことを踏まえ、このグッズに記載されている数値はあくまでグッズ展開の一端の話であり、そこに原作者の意思は介入していないという事はしっかり理解しておこう。
『呪術廻戦』劇場版公開/18巻発売記念スペシャルPV
12月20日、公式から夏油(のガワを着た羂索)と五条が対峙し、封印完了までの過程が描かれたPVが発表された。動画の途中にはif I came to your place tonight would you let me in?というフレーズが繰り返し入っている。直訳するともし私が今夜あなたのところに来たら、私を中に入れてくれる?となる。挿入されたのはyellow clawの「alone tonight 」という曲で、女性シンガーが切なげな声でI don’t wanna be alone tonight(今夜一人になりたくないの)I don’t wanna be the only one(私は一人になりたくないの)と繰り返し歌っている。
映画公開後のラジオ
12月27日に公開されたオールナイトニッポンGOLD~劇場版 呪術廻戦0 SP~ │ NBCラジオにて、映画収録の裏話が行われた。
夏油声優は「悟ー!!久しいねー!!」という台詞がお気に入りらしく、五条声優の演技を参考にして収録したとのこと。加えて「夏油は五条になりたかった」と発言している。
その中、夏油と五条の最後のシーンの話題になり(43分辺りから)「五条が夏油にかけるセリフは、本来は収録されていたが意図的に消して放映された」「そのセリフを聴いた上で夏油の最期の演技が出た」といった事実がリスナーに伝えられた。
夏油役の櫻井孝宏さん曰く「(その台詞を受けて)グッときた」「可愛いなあと思った」「夏油と櫻井が同居して(演技が出来ました)」とのこと。
五条のセリフをうけて収録された夏油の最期がどのようなものだったのか、ぜひ映画をご覧になられる際は耳を傾け頂きたい。
その他
9巻の人物紹介
手形にキャラの顔と名前が表示されるようになっている人物紹介ページであるが、9巻の人物紹介では五条が夏油に手を伸ばしている、または互いに手を伸ばしているかのような作りになっている。なお、そのような構図になっているのは、既刊中(小説を含む)9巻だけである。(令和3年11月28日時点)
夏油の笑い方
夏油は稀に「クックックッ」という笑い方をする。現時点でこの笑い方をしたのは五条と会話中の2回のみで、0巻ノベライズでは「思わず、笑みが漏れた」と描写されている。
五条は「諦観の人」
アニメのコンプリートブックで作者は「五条悟は諦観の人」と発言している。諦観は仏教用語で「私欲や偏見、執着の心なしに物事を正しく見極める」という意味があり、悟りに繋がる言葉である。