「誰かのことを呪う暇があったら 大切な人のことを考えていたいの」
CV:早見沙織
概要
伏黒恵の一歳上の義理の姉。
津美紀が小学1年生の時に彼女の母親と恵の父親が再婚するも両親揃って子を置き去りにして蒸発し、それ以降は五条に支えられながら、恵と二人で暮らしていた。
恵曰く「典型的な善人」。「誰かのことを呪う暇があったら大切な人のことを考えていたい」と話すほど、心優しい性格の人物。弟想いであり、中学時代は呪術師になる運命に反発して喧嘩に明け暮れる恵を心配していた。(なお、津美紀は弟が将来、呪術師になることを知らされていない。)
しかし、中学を卒業して間もなく、原因不明の呪いによって倒れ、寝たきりとなってしまう。
疑いようのない善人である姉が呪われた事を契機に、恵は呪術師として「少しでも多くの善人に平等を享受する」ことをポリシーとするようになった。
以下、ネタバレ注意
夏油傑の身体を乗っ取っていた真の黒幕は、自身の目的の達成のために仕組んだ方法を実行するべく、事前に呪いを与えるマーキングを施していた1000人の人間(呪物を取り込ませた者や術式を所持していながら脳の構造が非術師の者)を、呪霊操術で取り込んだ真人の「無為転変」によって脳を呪術師の仕様に整えることで、封印を解いて目覚めさせた。
その際に黒幕は「私の呪力にあてられて寝たきりになった者も出た」と語っており、津美紀もその一人だったと思われ、封印が解かれたことで津美紀も目を覚ました。
それから間もなく恵は姉に会いに来ており、久々に対面。呪術師や死滅回游のことをすでに教えられていた姉に何も心配はいらないと伝えていた。
約1年7か月ほど寝たきりだったので起きた当初は動くのが難しくなっていたが、時間が経つにつれて回復、その後は伊地知達と行動を共にしていた。姉を救うべく追加された「新規泳者を結界外から身代わりとして連れ、100点を消費することで死滅回游から離脱できる」を適用するため、伊地知を身代わり(本人同意済み)にし虎杖達と合流。このままコガネに離脱を伝えて死滅回游から抜け出せる…はずだった。
だが、津美紀はそれを行わず離脱のための100点を「結界を自由に出入りできるようにする」というルールの追加のために消費するというありえない行動に出る。
そして、姉本人なら絶対にしないだろう彼女の邪悪な表情を見てしまった恵は「オマエ…誰だ!?」と津美紀に問う……。
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270話のネタバレ注意
新宿決戦が終わり、死滅回游プレイヤー達のその後の日常が描かれる中、津美紀は結局助からず、家入の協力のもとお墓に埋葬され、冥福を祈る弟の恵に見送られ、あの世へと旅立った。