概要
CV. 園部啓一氏
『ドラゴンボール超』の「破壊神シャンパ編」と「“未来”トランクス編」に登場した、どんな事でも知っていると謳われる賢者。ジャコ曰く「会った事の無い者が今履いているパンツの柄まで分かる」との事で、実際に面識の無いブルマのバストサイズを寸分狂わず言い当てている。
外見はジト目をした福助人形そっくりな頭身と服装をした巨体の男で、常に壺のような浮遊物体に乗り上半身だけを覗かせている。
また、来訪者の応対や質疑応答の立ち会い、その他の身の回りの世話を担当する従者を数人従えており、全員が主人のズノー様をそのまま小さくしたような容姿をしている。(通常の人間とほぼ同じサイズ。その他の違いは浮遊物体に搭乗しておらず、声や着ている着物の色がバラバラな点)
第7宇宙の地球からほど近い惑星に住み、アニメ版ではアラレか金平糖が入った一合枡のような形をした惑星で、漫画版では星の全景は描かれなかったが、いずれも和風テイストで神社のような屋敷を構えている点は共通している。ちなみに、アニメ版の惑星には円の中に「▼」を描いた紋章(家紋?)があり、これは漫画版も含め屋敷の各所やズノー様が乗る壺、従者達の帯にも同じものが刻印されている。
何でも知っている物知りな男で、所謂しゃべるウィキペ……「情報屋」のような生業であるが、来訪者の中には善からぬ企みを持つ者も少なからず存在し、それ故にトラブルに見舞われる事もあるようだ。
名前の由来は恐らく“頭脳(ずのう)”からと思われる。
質疑応答の流れ
アニメ版では多忙のためかズノー様との面会には事前予約が必要(ブルマ達が訪れた際は予約が7年待ち状態)で、漫画版は予約が不要であるが、代わりに一度面会・質問を終えると一年間は再度の質問が出来なくなる制約がある。
ズノー様と質問者の質疑応答には従者の立ち会いの下に行なわれ、質問者は質問する前に必ず「貢ぎ」としてズノー様の顔にキスをしなくてはならない(漫画版では「プレゼント」と称しているが条件自体は同様)。この時に可能な質問回数がズノー様から言い渡されるが、判定基準は質問者の性別・年齢・容姿など(ジャコは男故に1回、ブルマは女だが好みでなくアラフォー故に3回となった)で、ズノー様の好みやさじ加減といった気分次第で決まる模様。良いのかそんな適当で。この指定回数以上の質問をする事は出来ず、次の質問をするためには必ず一年待つ必要がある。
なお、提示された質問可能回数は基本的に立ち会った従者がカウントを行なうのだがこれがかなり厳格で、ブルマのように質問のつもりがなくても会話するだけで質問と判断され可能回数をロスしてしまう事があるなど、なかなかの鬼畜仕様。他にもザマスのようにズノー様への質問内容が大雑把な表現だと、本来知り得たい情報をなかなか聞き出せなかったりする。だからと言って暴力に訴えちゃいけませんが。
劇中での活躍
破壊神シャンパ編
初登場。質問者として訪れたのはブルマとジャコの二人、アニメ版のみ更にゲップマンという銀河パトロールに指名手配されているカエル男の異星人も訪れている。
超ドラゴンボールの情報についてジャコとブルマに一部提供した。
ところが、無駄な質問が多かった(と判断された)ために殆ど有益な情報は獲得出来なかった。
しかし、これにより神の言語で呼び出す事とその語尾に「チョンマゲ」をつける必要があるという事が分かり、終盤に貢献した。
“未来”トランクス編
こちらでは、第10宇宙の北の界王にして見習い界王神のザマスが質問者として来訪……もとい押し入ってきて、質問ならぬ尋問してきた。いきなり従者の一人が暴行を受け気絶し、ズノー様もザマスに脅迫を受けつつ超ドラゴンボールの在処と使用方法、悟空について本来の手順を踏まずに情報を全て提供してしまう。これによりゴクウブラック誕生の原因を作ってしまう事となった。
しかし、ザマスが去った後、ズノー様はこの非常事態を第7宇宙の界王神に報告している。
漫画版ではズノー様も従者も直接暴力を振るわれていないが、脅迫を受けた事に変わりはない。この一連の騒動に加え、ザマスが「超ドラゴンボールで人間と神の体を入れ替える事は可能か否か」の質問をしたため、これによりゴクウブラックの正体を特定される事になる。漫画版とアニメ版共にビルスがザマスを“破壊”した事で、ゴクウブラックが再誕生する事は避けられている。同時に、漫画版で本人も与り知らぬ所で容疑者にされていたキビトの潔白も証明された。
少しだけ救いがあってよかったね。
その後の登場は現時点ではない。
ちなみに、「よかよかダンス」が流れるエンディングでは従者と共にジャコポーズを決めている。