ラッキー・ルウ
らっきーるう
「海賊は楽しいぜェ」
「さあ話は終わりだ 飲もう!!」
「いやっほォ!!!野郎共ォ!!!戦闘だァ~~~!!!!」
「どうすんだ お頭」
概要
ずんぐりとした巨大な体型が特徴的で、緑と白のストライプ模様の服装と赤いレンズのゴーグルを身に着けている。また現在は黄色いマントを羽織っている。
いつでも骨つき肉を離さない大食らいで、海賊団のムードメーカー的存在でもある。海賊団での役職はコック。
プロフィール
人物
陽気な性格で、シャンクスの事は「お頭」と呼びタメ口で話す。
口角がほぼ常に上を向いており、驚いた時や焦った時も笑みを浮かべた様な表情になる。
登場する度に右手に骨付き肉を持っており、それを食している。
この様な明るいイメージの一方で、敵に対しては容赦がなく、シャンクスにヒグマの部下が銃を向けて脅した際は躊躇なく射殺した。人を殺しながら笑みを浮かべ肉を貪る姿は海賊としての冷徹さを窺わせた。
なかなかに好戦的なタイプで、戦闘の気配を感じると一番に反応し、宴でも始めるかのようにテンションを上げる。
実力も高く、海軍からはベン・ベックマン・ヤソップなど同じ幹部達と共に高額な懸賞金がかけられており、赤髪海賊団は四皇で最もバランスがいい鉄壁の海賊団と評されている。
ベックマンやヤソップと異なり現在の容姿は過去とあまり変わっていないものの身長は1話の時点では199cmのシャンクスより頭一つ程小さかったが、現在はシャンクスより40cm以上高い241cmと設定されている。これは1話の頃まだ設定が固まっていなかったのか、はたまた大食らいが影響し成長し続けたかは不明だが、アニメで新規作画で一話の回想シーンを放送する際はシャンクスより大きく描かれる事もある。
戦闘能力
愛用の武器はマスケット銃。上述のように敵対者に対しては一切容赦が無く、明らかな隙を見せれば問答無用に射殺する。
武装色の覇気も体得しており、覇気を纏いつつ転がりながら敵を薙ぎ倒すといった豪快な肉弾戦も得意。
また、設定によると自らの巨体で体当たりする攻撃も行う模様。ただしこれは現状披露されていない。
活躍
本作の第1話でルフィの憧れの海賊団の1人として登場。
ヒグマがマキノの酒場に乗り込んで来て、シャンクスがビール瓶で殴られた際には爆笑していたが、その後彼等と対立しシャンクスがヒグマの部下に銃を突き付けられた際には即座に射殺し、それを阻止した。
以降は、シリーズの節目で何度か出てくるものの、これといった活躍は現状無い。ただ、登場シーンの多くでルフィに対して反応しており、シャンクスに「会わないのか」と問うなどルフィと赤髪海賊団の絆を感じさせている。
マリンフォード頂上戦争では海賊団総出で戦場に乗り込み、戦争を終結に導いた。
アニメで赤髪海賊団と黒ひげ海賊団の幹部同士が対立するカットインの演出が流れた際にはルウはLEVEL6の脱獄囚「大酒のバスコ・ショット」と対立している。
終戦後は仲間達と共に白ひげとエースの墓を訪れ、そこでも相変わらず骨付き肉を食していた。
なおシャンクスの懸賞金が明らかになった際、ルウ達幹部も高い懸賞金アベレージを誇ると紹介されている。
余談
ラッキー・ルウは日常的に新鮮な骨つき肉を食べているが、実はこれは海賊という括りで見ればとても贅沢な事なのである。というのもなんでもかんでも揃っているサウザンドサニー号で感覚が麻痺しがちだが、大航海時代辺りがモデルであることを考えるとONEPIECE界の船に冷蔵庫などというものはむしろ無い船の方が多い可能性が高く、肉を食べたい場合は船旅で腐敗してしまうリスクを避けるため、一度塩漬けにしないとまともに食糧に出来なかった。この時代、胡椒はそれが原因で国家間で戦争にさえ発展するほど重宝されていたのは有名な話だが、食糧にする分の肉の保存に欠かせないという事情もあってのものだったのだ。
また、人間以外の種族でも、ましてや年齢的に成長期でも無いだろうに肉を食べるだけで身長が数年で40cm伸びるというのもよくよく考えればおかしな話である。
読切『ROMANCE DAWN』には敵海賊「三日月のギャリー」の手下として登場し、あっけなくルフィに叩きのめされる。
名前の由来は恐らくアメリカの軽巡洋艦セントルイスの異名である「ラッキー・ルー」であると思われる。真珠湾攻撃にて被害を受けなかったことから幸運の渾名を授かった。またその名前の由来からか公式でも「ルウ」と「ルー」で表記揺れが見られる。