概要
ゴーグルファイブの本拠地が置かれている研究施設。
所長を務める本郷博士が、物語開始から遡ること20年前に後楽園ゆうえんちの地下に、世界中の科学者の協力の下建設したもので、人類の叡智と技術を結集した正義の科学、即ち「未来科学」の研究に日夜当たっている。
施設内部は地下40階建ての構造となっており、後述の司令室を始めコンピュータ室、トレーニングセンター、医療センターなど多種多様なセクションが存在、ゴーグルシーザーのドックも設けられている。設定では約2000人の科学者や技術者、警備員が昼夜を問わず勤務している。その中には本郷博士の助手の山本さゆりと若木みどり、それにゴーグルファイブをサポートするコンボイ(コンピューターボーイズアンドガールズ)も含まれる。
コンボイが操作するコンボイピューターなどが設置された司令室には、地上の遊園地内にある電話ボックスに設けられたスロープ式の地下通路、それにマシンが出入りする秘密の通路のみとなっている。研究所周辺の道路には侵入者を防ぐためのカメラも設置されており、それらのチェックポイントはコンボイによって監視されている。
遊園地に隣接する野球場(後楽園球場)の地下にはゴーグルシーザーの発進台が設けられ、発進の際にはエレベーターによって球場全体がリフトアップ。また球場に「スリーボール・ナッシング」の暗号が表示され、それを受けて「ただいまマイクのテスト中、本日は晴天なり」のアナウンスで警戒シグナルを発令し、秘密任務が開始される。
物語終盤、ゴーグルファイブとデスダークとの間で超エネルギー体「ハイトロン」を巡る攻防が展開される中、そのハイトロンエネルギーを浴びて透明化したマズルカの侵入を許してしまい、司令室の機能を破壊されてしまう。さらに後から乗り込んできたデスギラー将軍から、自らが捨て駒であったと知らされたマズルカは、彼やゴーグルファイブを道連れに研究所を爆破せんと、体内にセットされていた爆弾を起爆。これにより基地全体も壊滅状態に陥った。
幸いにしてゴーグルファイブやコンボイたちは無事であり、直ちに基地機能の修復に着手するも、クマモズーの襲撃を受けて中途に終わり、さらに帰還した本郷博士の案内によって、彼が万が一のために用意していた秘密基地へとゴーグルファイブも移ることとなる。
とある洞窟内に設けられたこの秘密基地は、未来科学研究所に比べると小規模ではあるものの、各種データ分析のための設備やゴーグルシーザーの格納庫も設けられており、デスダークとの最終決戦まで本拠地として運用された。
関連タグ
ビクトリードック:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する基地の一つ。未来科学研究所と同様に、後楽園ゆうえんち(東京ドーム)の地下に建造されている