「いつまでも私を頼ってはいけない。素晴らしい明日を作るのは君達自身なんだよ」(第2話)
「デスダークは滅んだが、暗黒科学は人間の心の中に芽生えるもんだ。二度と科学を悪用することがないよう、君達が21世紀を迎える時には、素晴らしい未来科学の時代を作り上げようじゃないか」(最終話)
概要
未来科学研究所の最高責任者。本編開始の20年前からデスダークの動向を調査していた。
フルネームは「本郷秀樹」。
下記の4話にしか登場せず、(彼にとって畑違いの筈の)ゴーグルファイブの装備を作る優秀な科学者を集めて未来科学研究所を創設するまでの経緯や科学者を束ねて動かすカリスマは描かれなかった。
足跡
第1話でドイツの狼城で紳士の屍に出くわし、マダラマンに襲われていたところを赤間健一に救われ、帰国後に彼をゴーグルレッドに任命。コンピューターボーイズ&ガールズ(コンボイ)も他の4人(赤間含め、スーパーコンピュータが算出して選んだ)を訪ね、ゴーグルファイブを結成する。
なお、襲われた時に折れたのか研究所では腕に包帯を巻いており、怪我をしていない方の手でゴーグルファイブとなった5人に各々古代文明を象徴している旨を明かした。
第2話で暗黒科学の歴史を語る。ゴーグルファイブとコンボイの結束を促し、彼等がトリモズー&ヒカリコングに勝った後、上記の1番目の台詞を残して未来科学研究所を去る。
この時彼の心境は「獅子が愛する我が子を千尋の谷に落とすような気持ち」だったらしい。
第49話でマズルカの自爆で基地を失った一同の前に姿を表し、第二の基地に案内する。
第50話(最終話)で総統タブーが倒されて戦いが終わると、ゴーグルファイブの5人とコンボイが別れて散る前に上記の2番目のコンボイが次世代のゴーグルファイブにならずに済むのを願うと思わせる台詞を口にした。
余談
演じた仲谷氏は地位の高い役どころが多い。「スパイダーマン」でインターポールの秘密情報部の間宮重三を演じていた。3年後に「巨獣特捜ジャスピオン」で宇宙仙人エジンを演じた。
本郷博士が口にした「デスダークは滅んだが、暗黒科学は人間の心の中に芽生えるもんだ」は、次の世代へと向けた警鐘と言えるが、皮肉にも後の戦隊シリーズで第二第三のデスダークと呼べる人間が現れる事となる…。