マーク・オワイラン
まーくおわいらん
プロフィール
アニメ版には「キャプテン翼J」の終盤に少しだけだが登場している。
解説
ワールドユース大会のアジア予選となる「アジアユース選手権」にて対戦した、サウジアラビアユース代表チームのキャプテン。
端正な顔立ちと、頭に巻いているターバンが特徴。
ちなみにターバンはメイン画像とは少し異なり、こんな感じで頭に巻いている。
チームメイトの他、サウジアラビアの隠し玉選手であるFW「魔神・バルカン」を脇侍のように従えている。
その様はまるで「アラジンと魔法のランプ」のよう。
というかまんまや。
ポジションはDFであるがリベロであるため、攻撃にも積極的に参加する。
大空翼と岬太郎の「黄金コンビ」パスプレーのボールを奪い、早田誠や三杉淳の守備を華麗なボール捌きで抜き去り、若林源三がパンチングで弾いたボールのコースを読み、オーバーヘッドで先取点を決めるなど、その積極的なプレーは日本ユース代表を苦しめる事になる。
しかしその圧倒的な実力を持つが故に、個人技によるワンマンプレーになってしまいがちであり、日本ユース代表のチームプレーに対応できなくなってしまう。
サッカーは、一人ではできない
仲間を信頼しあってこそ成り立つスポーツ
それは充分わかっていたのに
マーク・オワイランは、サウジアラビアの王家の血を引くオワイラン家の出身。
つまりは「本物の王子様」。
そのため「砂漠の王子」という異名を持つ。
しかし、それが故に、幼い頃は一緒に遊ぶ同い年の友だちがおらず、寂しい幼少時代を送っていた。
ところが、たまたま道で知りあった人たちに教えてもらったのが「サッカー」。
身分も何も関係なく、一つのボールの下では全てが平等になる「サッカー」という競技に惹かれ、導かれるようになる。
そしてチームメイトたちが日本ユース代表からボールを奪い、オワイランに託す。
ボクは最後までチームメイトを、仲間を信頼する
だってそれがサッカーだから
日本ユース代表には敗れこそしたが、全力を尽くして戦った大空翼へ、頭にあった家に代々伝わるターバンを託した。
そしてこれが一つの縁を結ぶ。
後に「GOLDEN-23」のオリンピックアジア予選にて再登場。
再び日本代表と対戦する。
この時は敗れ、オリンピック本戦出場を逃したが、
日本五輪代表キャプテンである岬太郎に約束する。
自らの誇りと名誉のために、次のオーストラリア戦でも全力で戦う
それがたとえ消化試合であってでも
斯くしてサウジアラビア代表は、オーストラリア代表と引き分ける。
そしてそれが結果として、日本五輪代表のオリンピック出場への望みを繋ぐ事になった。